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ゴールデンカムイが熱いッ!!

こんにちは。ねむるこです。
最近ゴールデンカムイにハマったので語らせてください。
作品は完結していますが、ネタバレを避けて語りたいと思います。
当然のことながら展開が分からずに物語に飛び込んで行った方が面白いからです。

では早速いきましょう!

①ジェットコースターなストーリー

『ゴールデンカムイ』とは、週間ヤングジャンプに掲載されていた野田サトルさんの漫画のことです。

簡単なあらすじは以下の通り。

舞台は日露戦争後の日本。
北海道に眠る金塊を求め、アイヌの少女「アシリパ」と日露戦争に従軍した元軍人、「不死身の杉本」の異名で知られる「杉本佐一」が手を組む。
金塊のありかを示した刺青を入れた囚人達、陸軍、金塊に興味を示した悪党達などなど……様々な人の思惑、利害関係が入り乱れ金塊争奪戦が始まる。

最近は山崎賢人さん主演で実写映画化され話題になっています。
私も映画化で話題になったのをきっかけにはアニメを視聴しはじめたのがゴールデンカムイにハマったきっかけです。その後に続きが気になりすぎて漫画を全巻購入しました。

まだ映画は観てません。早く観に行きたいです!

ゴールデンカムイという漫画は一言で言い表すのならば……ジェットコースターです。
なんなら普通のジェットコースターじゃない。富士急ハイランドにあるジェットコースターでしょう。

勢いや疾走感がありながら興奮や恐怖がある。終わった後の清々しい気持ちまでアトラクションを乗っている時の感情と一致するような気がします。

アイヌの風習勉強になるなー……と思った後に下ネタ・ギャグパート。
主人公やキャラクターの過去に触れて涙……の後に下ネタ・ギャグパート。
の後に息飲む熱い戦闘描写……の後に下ネタ・ギャグパート。

というように感情が安定する時がないのです。
下ネタや奇人変人の過激な描写が多く始めて読まれる方は驚くかもしれません。
……が、それ以上に物語やキャラクターに惹き込まれるのです。

とにかく下ネタ、ギャグ、歴史ロマン、アイヌの風習、ヒューマンドラマ、ミステリーのバランスが絶妙で癖になります。

お宝争奪戦ということで敵味方が話を追うごとに変わっていくのも面白いところ。

この前敵だった陣営と今回は味方?
この前味方だったのにもう敵?
アシリパさんと杉本が離れ離れに?

チーム戦を楽しむだけでなく、個人の思惑も入り混じって争奪戦が予測不能の事態へ。
読者は物語の展開から目を離すことができません。

②個性的過ぎるキャラクター

とにかくキャラクターが個性的すぎる!
登場するキャラクターのビジュアルもさながら一度観たら忘れられないキャラクターが多いように思いました。
目元と眉毛だけ見ればどのキャラ分かりますよ笑
ゴールデンカムイは眉毛に注目すると面白いかもしれません。

登場人物には囚人が多く、悪事を働いてるわけですがこれがなかなか憎めない。

軍人の中にも悪事(本人は悪とは思ってない)を働くキャラがいますが、なんとなく悪い道へ走ってしまった理由が分からなくはないんです。

その人が体験した衝撃的な出来事や生い立ち。戦争という経験が人を変えてしまう。もちろん中には理解できないものもあります。
理解できるからと言って彼らの悪事を肯定することはできませんが、そういうところも含めて脆いところがあるのも人間らしくていいなと思うのです。

メインキャラクターである白石由竹も憎めないキャラのひとり。
物語を読み進めるうちに白石がいい人過ぎて囚人であることを忘れます。笑

杉本に喝を入れるのが実はお調子者の白石なのです。戦闘能力が低く、周りからは「役立たず」と言われていますが実はゴールデンカムイには欠かすことのできないキャラなのではと思います。

他にもたくさん個性的なキャラが登場するのですが個人的には月島軍曹が好きです。
奇人変人だらけの陸軍第7師団で唯一の常識人。ロシア語で通訳するシーンを見た時、カッコいい!と思いましたね。

周りが個性的過ぎて常識的な人がすごく目立つ。笑
年下上官の鯉登少尉との絡みも面白いので注目してみてください。

本作のラスボスとも言える鶴見中尉もまた一言では語り尽くせない魅力を持ったキャラです。
最初は頭のぶっ飛んだ人(戦争で負傷し本当に脳みそが欠けてる)、何をしでかすか分からない狂人という印象だったのですが、読み進めるうちに大きく印象が変わっていきます。

映画を観て怖い、ヤバい奴だと思った方、是非漫画で鶴見中尉の真の姿を確認してください。
鶴見中尉に惚れて信奉する人が多い理由が分かることでしょう。

また、史実の土方歳三が好きな方もゴールデンカムイを読むことをオススメします。
この物語に何故、死んだとされる土方歳三が登場するのか……。
漫画を最後まで読み終えた時、「ああこの時、この瞬間のためだったのか」と鳥肌が立つこと間違いなしです。

③北海道が大好きになる

私は北海道に行ったことがありません。
ゴールデンカムイを観て北海道に行きたくなりました!笑
なんて単純な思考回路!笑

というのも金塊争奪戦にあたり、主人公達は北海道のあちこちを移動するのです。
漫画ではその土地の風土や特産品なども紹介され、北海道に興味を持つことができます。
なんなら北海道地域の位置関係も分かるようになりました。

土地柄だけではなく、アイヌの文化について学べるのもこの漫画の好きなところ。アイヌというのは北海道に住んでいた先住民族のことです。

子供の頃、アイヌ文化に興味を持っていたので懐かしく感じました。アイヌの衣装に施された波打つような紋様が好きなんです。
漫画の中でもいろんな紋様のデザインが見られますよ!

アイヌ文化で素敵だと思ったものが、男性がお椀の食べ物を半分だけ食べて残りを女性に食べてもらうという求婚方法。

他にもいろんな風習や儀式を漫画で知ることができます。
それらがどんな意味を持って行われているのか。アイヌ文化を知ることで自然と共に生きてきたかつての人の在り方に思いを馳せてしまいます。
アシリパさんが丁寧に解説してくれるから助かる笑

北海道の自然や動物についても詳しく解説されているので更に北海道の知識が深まります。特にクマの脅威がよく描かれています。
近年、クマ被害について多く耳にしてきたので思うところがありました。

あらゆる知識が増えてくると自然と愛着が湧いてくるもので。ゴールデンカムイを読んだら北海道に思いを馳せてしまうことでしょう。

以上、ゴールデンカムイを語らせて頂きました。
アニメも最終章を製作中とのことで……今後の展開が楽しみです。

最後までお読みくださりありがとうございました。

100円均一で買ったクリアカード門倉部長でした。
わあああ〜!

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