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『引き寄せ』は軌道に乗るまでが一番苦しい。だからこそ、その処方箋を丁寧に届けたい④

はじめに

こんにちは、スピリチュアルライター・Cocoです。タイトルにもある通り、『引き寄せ』や「人の調子」というのは、一度軌道に乗ってしまえば、ある程度、自走してゆけるものだと思うのです。一度、良い波動を身にまとい、波に乗れると、嬉しい出来事も自然と増え、「もっとこうなったら、より最高!」なんて輝かしい理想も軽やかにイメージできたりする。

でも反対に、軌道に乗る前、いわば「調子が悪い」ときって、自分のまとっている波動を塗り替えることは、並大抵のことじゃないんですよね。『引き寄せ』界隈では、叶えたい未来をノートに書いて…なんて方法もよくありますが、そんなことをする気にもなれず、ただひたすらに「今の状況が改善して、平穏な暮らしができればそれでいいのに!」と嘆きたくなるような暗闇の中にいることも。

だからこそ、筆者自身も経験してきた、この最も苦しい時期のことを、そしてこの時期の乗り越え方を、できる限り丁寧にお話したい。そんな想いでお届けしているのが本連載です。

今この瞬間、苦しみの中にいる方へ、わずかでも軽やかな気持ちをお届けすることができれば、筆者の本望に他なりません。

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さて、それでは早速本題に。前回は「他人の些細な言動が気に障ったとき」の対処法として、「自らがその言動をどのように受け取ったのか」を考えてみましょうというお話をしました。

一例として「自分の些細なミスを指摘されて、イラッとしたとき」であれば、「自分はなぜイラっとしたのだろう?」と考えてみる。もちろん、その答えに正解はありませんが「大人であれば普通にできて当然のことを、できない人間だと思われて悔しい」という受け取り方であったり、「なんだか自分がその人よりも下に見られているようで悔しい、情けない、悲しい」という受け取り方をするということも考えられるでしょう。

そして前回は、こうした「相手の言動の受け取り方」を分析する中で、「自分がどう感じたか」よりも、「そもそも相手だって、もっと言葉を選んだ方がいい」だとか、「私の状況を理解しようとしないのもおかしい」といったように、相手の粗探しをしようとしている自分に気がついたなら、それは、自分が相手の言動によって(正しくは、その言動の解釈によって)ついた傷から目をそむけるための防衛反応とも言えるので、注意した方がいい。ということもお伝えしました。

では、どうしたらいいか。

筆者の場合は、自らが行った解釈に対して「それでいいじゃない」と言ってあげるようにしています。

「相手が自分のことを下に見ているようで悲しい」のであれば、「下に見られたっていいじゃない」。「自分の価値を否定されたようで苦しい」のであれば、「自分の価値を否定されたっていいじゃない」と。

もちろんここで、「大丈夫、下になんて見られていないよ」「あなたの価値は否定されていないよ」と自らを肯定してあげるという手段もひとつでしょう。筆者も過去に行っていた時期がありますが、ことあるごとに「私には価値があります」「私は素晴らしい能力があります」というアファメーションを口にし続け、思考を塗り替えてゆくというのも、問題解決の一助となる場合もあると思います。

なのでこの先は、あなたの好みや、気持ちが楽になる方を選択していただきたいのですが、筆者の場合、より気持ちの抵抗が少なく、自然と問題解消に導けるという意味で、こうした「別に〇〇〇でもいいじゃない」と自分に言ってあげる方法を採るようにしています。

というのも、こうした「自分の価値を否定されて(いるように感じて)苦しい)」ような出来事が起きるときというのは、心の奥底に「自分の価値を否定されたくない」という思考が潜んでいる状況であると思うのです。そして、この「否定されたくない」という気持ちを解消しない限り、「否定されているように感じる」出来事は、恐ろしくも延々と引き起こされることも。

だからこそ筆者は、あえて先に「否定されてもいいじゃない」と自分で言ってしまう。そうすることで、取り急ぎ「否定されることの恐怖」を捨ててしまうのです。

こうした、ある意味「あきらめ」とも言える言葉をかけてあげることで、一度緊張がほどけると、実に不思議なもので「あれ?意外と私すごいじゃん。しっかりしているじゃん。〇〇もできるじゃん」なんて、逆に自分の価値を肯定するような出来事が身の回りで起こるようになったりするのです。

ここまで来ると、「調子の悪い状態」から一歩抜け出せたと言っても過言ではないでしょう。きっとその頃には、それまで悩まされ続けていた、自分を苦しめる他人の言動も気にならなくなってきているはずです。
<つづく>

さて、今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました!今回ご紹介した方法、ご興味をお持ちいただければ、ぜひ試してみてくださいね。次回もお楽しみに!


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