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読書会が日本の希望。

近所の中学校の外部評議員というのをやっている。教育の専門家とはほど遠いところにいる私だが、そういう素人の目線、考え方、感じ方も大事で、学校運営にフィードバックさせることに少しは意義があるかと思い努めている。

その中では、私自身にも様々な学びがあり、今後の我が国の教育の指針、学習指導要領が新しくなった、というのを知ったのもこの場でのことだ。

文部科学省が出した新しい学習指導要綱には「生きる力、学びのその先へ」と掲げられ、具体的な学習法として「主体的、対話的で深い学び」=「アクティブラーニング」を用いての授業を求めている。

仰っているのはもっともです、で何をやるの?というのが印象。このところ読書会をやっていて、この場こそ「アクティブラーニング」を具体的に実践している、と思ってきた。

読書会は終わってからが本当の始まりだ。会で話したこと、聞いたこと、知らなかった読み方、考え方に出会い、一人になってからもう一度本に向かい、考えを深める。真の教育は思考をさせる、なら読書会こそ最適な機会。従来の教育、教える=伝える、をはるかに超えている。

これに書く、ということを付け加えることで、読む、対話する、思考する、書いて考えを整理する。という流れが出来る。これをループさせることで、主体的な人格も形成されるのではないか。やや興奮しながらこの文章を書いている。

「読んで書く読書会」は社会人を対象に2月からスタートする。これを中高生向けに行うのを想定している。杉並区の教育委員会に出向き、会の趣旨を説明し、区の後援をもらおうと思っている。しかし、これは全国でやったほうがいいよな。

実践し、やり方を確立したら、こちらでも公開しますので、是非真似をしてやってみてください。もちらん「こんな風にした方がいいのでは」などのご意見もお寄せください。読書会が日本の希望だな。なんか、楽しくなってきました。

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