企ての乱反射、要するにコダテルは八幡浜のプリズムってお話。





【企てる】
 計画を立てる、計画を試みる。
 または実行しようとする意。




「愛媛県でワーキング!コダテル“企て”体験モニター募集」
きっかけは友人のTwitterだった。

まだ未開の地であった愛媛県というワードと、ところでこの「企て」とは?と、うずく好奇心の向くままオンライン説明会へと参加した。


「コダテル」とはどうやら愛媛県八幡浜市というところにあるコワーキングスペース(兼ゲストハウス)らしい。
港町で、近くには魚市場もあり、施設の目の前は瀬戸内海。そして、さすが愛媛県、みかんの名産地で農園も数あるとか。

自家製果実酒の提供やイベント出店を軸にフリーランスとして始めたわたしにとって、地域地産の果実を現地で仕入れられることや、地域交流もふまえながら出店出来るかもしれないなんて、それはもう願ったり叶ったりだ。

すぐに、これまで何度もいっしょにイベントを開いてくれた、魚料理といえば!な「とと食堂」のはるちゃんとぺんくんに連絡した。
新鮮な魚!旬の柑橘!コダテルでいっしょにパーティーを開こう!

コダテルでのイベント出店。
それがわたしの企てだった。


しかし、まあ、時期が時期(2021年3月)ということもありそう容易く話は進まず。

会食宴会NGです!

悲しくもわたしのイベント出店(アルコール提供)はむずかしくなってしまったのである。はー。

「あれ、じゃあわたしはコダテルになにを企てに行くんだ?」「わざわざ愛媛県まで行く意味とは?」わくわくが強かっただけに、正直めちゃくちゃしょげた。

そんないじけたわたしの心に光を差したのが、今回のコダテル行きに備えて行われた、オンライン説明会や交流会でお会いしたコダテル会員の皆さんだ。

コダテルには会員制度が存在するという。入会の条件は、その人に“企て”があること。

そんな企て精鋭部隊の皆さんが、自身の企てのこれまでやこれからのストーリー、八幡浜市、コダテルへの想いを各々力強くお話してくださったのである。

好きなものやコトを「伝えたい!」「もっと知ってほしい!」って話してるときのひとって、本当に声や言葉が弾むように楽しそうできらきらしてる。

合わせて。なによりすごいと感じたのは、オンライン通話でお会いした会員の皆さんのほとんどが「頼まれたから仕方なく参加している」って感じが微塵もしなかったこと。
じぶんがそれを良いと思うから、コダテルのことが好きだから、損得なしに「わたしにとって素敵だと信じられるもの」。

それをあんなにも語れるひと達を、そしてそんな皆さんに愛されるコダテルという場所も、純粋に好奇心がたぎった。

もっと、コダテル会員の皆さんの企てのお話が聞いてみたい。会ってみたい。そしてそんな皆さんの大好きなコダテルや八幡浜に行ってみたい。

イベント出店は難しくなっちゃったけど…
今回はもう「企てを企てに行く」って感じでいっか!行ったら行ったでなんとかなるよね!


そうして、わたしのコダテル“企て”体験ツアーがはじまったのである。

**

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?