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なぜ「天然氷」のかき氷は頭が痛くならないのか

どうも、こんにちは。

かき氷といえば頭がキーンとすることで有名ですよね。

いわゆるアイスクリーム頭痛というやつです。

そんな中、かき氷専門店で出されるかき氷は頭がキーンとしないという話を聞きました。

一体なぜでしょうか。


結合の強さ

家庭用の冷蔵庫で氷を作ると、マイナス18℃という温度で急速に水が冷やされることになります。

すると、空気やミネラルなど不純物が多い、白く濁った氷ができます。

不純物の多い氷は結合が弱く、少し温度が上がっただけでも溶け出してしまいます。

つまり、かなり冷たい状態でないとかき氷としての形を保てないというわけですね。


「天然氷」は自然の池で2週間から3週間かけてゆっくりと氷を作ります。

ゆっくりと凍らせることにより、透明度が高く結合の強い氷が作られます。

結合が強いので、急激に冷やして作った氷に比べて溶けにくいという性質があります。

なので、氷を砕いてかき氷にした後に−4℃程度まで温めることが可能です。


アイスクリーム頭痛は温度が低いほど発生しやすくなるので、僅かな違いですが、天然氷のかき氷の方が頭がキーンとなりにくいのですね。

ただ、冷たいことには変わりないので、天然氷のかき氷でも頭がキーンとなってしまう場合もあります。

あくまで「キーンとなりづらい」かき氷ということを覚えておきましょう。


以上、天然氷のかき氷についてでした。

それでは、また次回お会いしましょう。



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