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「意味がある」とは「影響を与える」である説

「役に立つ」から「意味がある」にシフト

尊敬する山口周さんのツイートにもあるように、ビジネスが「役に立つ」から「意味がある」にシフトしています。

「意味がある」とは?

「意味がある」とは何かを考えてみると、意味って人それぞれじゃない?という経営の役に立たなさそうなアホな答えに行き着いてしまいました。

これじゃどうにもならないので、価値の構成要素を使ってもう一歩踏み込んで考えてみました。価値の構成要素については、以前「価値の構成要素とは?」というnoteを書いています。

価値の構成要素から得たヒント

この価値の構成要素にある、01. saves time(時間の節約)や08. reduces effort(苦労の減少)は、「役に立つ」の典型的なパターンで、これらはFunctional(機能的)というカテゴリーに分類されています。

そして、このFunctional(機能的)以外のカテゴリーが、Emotional(感情的)、Life changing(人生を変える)、social impact(社会的影響)で、なんとも意味がありそうな感じです。

ここで私が注目したのはimpact(影響)です。

「何かに影響を与える」とは?

影響を与えるということは、その対象があるはずです。それは、自分なのかもしれないし、他者なのかもしれない。個人かもしれないし、集団かもしれない。

そして、影響を与えることで得られる価値もちがいます。それは、自己実現なのかもしれないし、何かに所属している感覚なのかもしれない。

こうした考えをまとめたのが次のイメージになります。

影響を与える

影響を与える対象
 1. 今も含む将来の自分
 2. 今も含む将来の他者
 3. 自分を含む集団
 4. 自分を含まない集団
 5. 地球や未来
影響を与えることで得られる価値
 1. ご褒美(16)、自己実現(26)、モチベーション(27)
 2. ポジティブな感情(22)、価値観の共有(19)
 3. 所属(29)
 4. 希望の提供(25)
 5. 自己超越(30)

価値の構成要素で、最初に「自己超越」を見たときは、「自己超越ってなんや!?」と思ったのですが、自分を超えた存在への影響として理解すると、私の中では腹落ち感がありました。

まとめ

「意味がある」とは「影響を与える」であると理解しました。そして、どの価値を顧客に提供するのかを考えて、商品(製品やサービス)やビジネスモデルを設計していくことが、これからは重要になっていくと思います。

まだまだ荒削りな感じなので、今後も「意味があるとは影響を与えるである説」を深めていきたいと思います。

さいごに

冒頭で引用した山口周さんのツイートに「経営学の論考の多くも役に立たなくなる」とあります。ちなみに、私はMBAを勉強中です。苦笑 

確かに、経営学で強調される「有効性」や「効率性」は、「役に立つ」ものを提供するビジネスで大いに力を発揮するものです。そんな中、「役に立つ」から「意味がある」へのシフト。

ただ、「有効性」や「効率性」が不要となった訳ではなく、これらを前提にさらなる価値が求められる時代に突入しているという風に山口周さんのツイートを解釈しています。あと、純粋に経営学、おもしろいです!

ということで、TwitterでもMBAの学び、ミラノ生活、国際結婚生活や子育てなどについて発信していますので、フォローして頂けると嬉しいです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!



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