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広島湾岸トレイルラン 2022 参戦記①

広島湾岸TRAILRUN 2022 HPより


参加に向けて

今回、初開催された広島湾岸TRAILRUN 2022に参加してきました。
今年のレースプランとしては来年のUTMF参加資格を得るためにITRA5ポイントの大会を完走すること。そのためのステップ的にレーススケジュールを組む!だったんですがいろいろと予定変更がありながら
現在までの状況は(ロード含む)
①1月9日 ハイテクハーフマラソン 完走
➁3月6日 東京マラソン 完走
③3月12日~13日 小江戸大江戸 完走
④4月17日 奥武蔵もろやまトレイルラン DNS
⑤4月23日 KAI69 完走
⑥5月21日~22日 第6回トレニックワールドin彩の国 100K  DNF
⑦6月25日 サロマ湖ウルトラマラソン 中止
⑧7月16日~17日 OSJ ONTAKE100 DNS
⑨9月24日~25日 広島湾岸TRAILRUN 2022 完走 ←いまココ
⑩11月13日 つくばマラソン
⑪11月19日~20日 FTR秩父&奥武蔵100K
⑫12月4日 川口マラソン
⑬12月11日 IZU TRAIL Journey 2022

長々と書いちゃいましたが、昨年末からまずは東京マラソンをターゲットにトレーニングしてきましたが1月末に右膝を痛めて完走はしましたが目標のサブ3.5は未達。
翌週の小江戸大江戸は走りたかったのでぼちぼちと。
KAI69も走りたかったのでこちらもぼちぼちと(笑)
(note書き上げないと。。。)
どちらのレースも楽しんだのですが脚には良くなかったかも。
脚が回復しないまま彩の国へ。調子が良くない中でも試走は何回かして臨んだのですが雨のレースで最初のエイド前に早々と木段で転んで肋骨を痛めてガックリ。。ポイントのためにとその後も走っては見たもののサフェースのドロドロにやられて痛みが強くなってきたので40㎞でDNF。怪我も大きかったのですがメンタルがやられたのが大きかった。(この状態でまだまだ走るのか。。。試走しているだけにコースの先が良くわかっちゃってたので)
この後から走る意欲が出ないままトレーニングはほぼウォーキングに。
10年ぐらい走っている中で一番走力的にもマインド的にも底だったですね。
そんな中ではONTAKEは無理とDNS(個人的にはトレイルはまだ始めたばかりでウルトラマラソンがメインだった自分に一番合っていたレースと判断していたのですが)

彩の国をDNFしたときにクラブのメンバーの方が広島湾岸TRAILRUN 2022に招待選手として参加するということでついついエントリーをポチっと。
まあ、マインド的にやられていたので気分転換とお好み焼き食べたいなとマイレージの期限が近いという理由で参加にしたのですがもう少しコースチェックとかすればよかったと走りながら思うことになるのですが。。。

コンディションはというと肋骨は治ったのですが、左足の腓骨筋を痛めて上部の腓骨頭のあたりが曲げると痛い、左足首の感覚があまりないという状態。(こんなので走っちゃいけないのですがね)
プラスとしてはクラブのトレーニングとセミナーにいくつか参加してパワーポジションの位置と屈曲と伸展の感じがつかめてフォームが改善してきたことでロードでの省エネ化とトレイルの練習でも下りが安定したこと。
本来であればFTRに標準を合わせるべきなのですが、性格的にせっかちなので、とりあえず参戦することに。

前日受付

マイレージで行くので東京からはJALで。久しぶりの飛行機はトリップ感があって気持ちはUP!
広島市内スタートゴールの都市型なので宿泊も楽々。ホテルは大浴場があるところを選んでインターゲートに。(結構市内には大浴場あるところが多いのでセレクトは好みです)スタート地点の受付まで約1Km、セブンも隣で繁華街へも近くて利便性も高くて快適でした。
そんなに土地勘はないのですが仕事で出張の時は広島城周辺をジョグしたり、中心部なので観光の際にいろいろと回っていたので懐かしい感じ。空港からリムジンバスでバスセンターへ、そこから受付まで徒歩で向かいます。HIROSHIMAスタジアムパークの工事中の防護壁を進んでいくといきなり河原に。言葉はあれですがほんとにココ?という感じのコンパクトで簡素な受付とゲートが見えてきました。

ゲートを見て気持ちはUP

受付は誓約書と健康診断シートを提出して必携品チェックをして(ライト2個とそれぞれの予備電池、レインウェア、長袖シャツ、エマージェンシーシート)終了。受付のボランティアの方も丁寧でわかりやすかったうえに人もまばらでスムーズでした。
本来はここからクラブの方々とお好み焼きを食べる予定でしたがもともとの時間がギリギリだったのと飛行機の遅延があったのであきらめて福屋の地下でみっちゃんのお好み焼きをテイクアウトして気分だけでもと。

お店で食べたほうがおいしいよね

レース後にちゃんと皆さんが食べに行った大丸堂さんでリベンジしました!

大丸堂さんで やはりお店は美味しい!


⓪START:中央公園基町環境護岸

今回のコースタイムは大会のコースディレクター小田繁行氏のコース解説とブログタイム予測に時間を入れたものにSTRAVAの予測タイムとコースが似ていた彩の国の試走のタイムをブレンドして作成。
結果として日和ったゴールタイム27時間30分が完成!取りあえず完走を目指したい思いで(笑)

コーススペックは広島市内ど真ん中発着の108km累積6,900m。山と市街地を縫うアップダウン、走れるロード、9月という気候という諸条件を考えてもかなりのハードコースだと思います。
コースは市街地から左回りに進み可部の中倉峠(A5)を最北端で折り返してくるラウンドコースです。(コースディレクター小田繁行氏のnoteより)

この概要通りのコースでしたが個人的に頭に入っていなかったのか(コース解説も3回読んだのに)ロードと急登とガレ場が多い!と走りながら何回つぶやいたか(笑)

当日は早く目が覚めたのでホテルを4:30分に出発。会場には4:45頃に到着。今回はホテルも近いので荷物預けはなくドロップバックのみを預けてトイレに行ったらクラブのメンバーの方々が続々と。話をしたり写真を撮ったりしているとスタート前のセレモニーが始まったんですがマイクの音声が割れていてなんだかよく聞こえない(笑)終わったかなと思ったらもうスタート7分前ぐらい。ゲート前で全員で記念写真を撮ってスタート。

スタートは6:00スタートの第1ウェーブスタートと6:10スタート(第2ウェーブスタート方式。参加者が500名程度なので込み合うことなくするっと。

さて、長い道のりの旅に行ってきます!!

スタート前にクラブの皆さんと

①START→A1:上温品北運動広場(約 10km 地点)

予定:7:30 実測:7:28 CPタイム:1:28
スタートしてから川沿いを7㎞ほど走ってトレイルのとりつきへ松笠山374mへ向かいます。ここは様子を見ながら粛々と思っていたんですがトレイルに入ってからもう脚が終わっている感じ。。。カラダは元気ですがこの先どうなるのか不安が頭をよぎります?トレイルを2㎞ほど走るとエイドに到着。
エイドでは水分とジェル+バナナを補給。アクエリアスがあるのはありがたい。
■ここまではスポドリ300㎖、麦茶200㎖、グーエナジー1個の消費。
今回はバーコードでエイド通過を計測するのですがA1はないのにエイドを出てからあれっ?計測は?頭も起きていなかったのかwこういうこともしっかり把握して不安要素を少しでも取り除かないとレースはだめですよね。

➁A1→A2:緑化センター(約 20km 地点)

予定:9:45 実測:9:45 CPタイム:2:25
小さいピークの二ヶ城山と大きいピークの呉娑々宇山の二つを越えてきました。左ひざをかばったのか右の中殿筋あたりがプチっときて上りがきつい。最後の下りでガレと木段でさらにやられます。A1ですでに脚が終わった感じだったので(笑)走りながらリタイヤになるのか?先が長いので大丈夫かなと思いつつ一応タイム表通りなので次に行くことに。
まあ、予測タイムがあまあまなのでこれをこえたらDNFかななんてマインドも守りに(笑)
1時間おきにジェルを取って水分もかなりとったつもりでしたがエイドではあんぱんとバナナとアクエリアスを補給。まだ、体も胃腸も大丈夫。脚はだめですが。
■ここまではスポドリ400㎖、麦茶100㎖、グーエナジー1個、アスリチューン1個の消費。

③A2→A3:上深川(約 28km 地点)

予定:11:30 実測:11:41 CPタイム:1:56
エイドを出てから三本木山を登り木ノ宗山へそこからの下りで足の親指を痛めてしまい急に減速。足指の痛みもあってタイムはオーバー気味。レース用のシューズは悩んだんですがロード区間や林道もあるのでサロモンのウルトラグライドに。ワイズがジャストで横滑りがないと考えていたのですが、ガレの下りを意識しすぎて締めすぎてしまったのも足の指を痛めた原因かも。この後はエイド毎に履き直してみるんですがジャストの締め具合を見失うことに。ウェアはじめきっちりと合わせないとロングレースのストレスは大きくなりますね。(あとザックはUT3だったのですが、荷物が多いとサイドのファスナーポケットにiPhone12ProMaxが入らない!(入りにくい)なのでTNFのFlyweight Speed Shortの前ポケットに入れていたんですがパンツがずり落ちるので時々ずり上げるのもややストレスだったかも。ザックの上ポケットに入れてもよかったかな)

木ノ宗山からの眺望

広島菜むすびと水分を補給して次へ。日差しも強くなってきたので途中でのジェルの補給に合わせて塩ジェルも。いつもはすんなりとれるセブンの安寧芋羊羹を食べたのですが甘さが気になりこの後は補給せず。このエイドは芝生だったので日差しも強くなり休んでいる方が多かったですね。自分もタイムを気にせずに少し休んで頭をいろんな意味でシャキッとさせればよかったのかも。おにぎりとコーラをいただいて出発。
補給でよかったのはGU Enegy LIQUID ENERGY 。甘みも少なくて飲みやすかったです。普段愛用しているアスリチューンもあまりほしくならない感じですでに熱中症気味になっていたのかも。経口補水パウダーを塩分補給用に持っていたのですがタイミングや間隔が長かったかなと後から反省。(自分は直のみするスタイル)
■ここまではスポドリ400㎖、麦茶200㎖、グーエナジー1個、安寧芋羊羹1個、塩ジェル1個の消費。

④A3→WA:白木山(約38km地点)

予定:13:55 実測:14:37 CPタイム:2:25
ここが前半の山場とコースガイドにも書いてあったのですが、ちょっと想定外にやられた感じです(やられるとわかってたうえで)。街中のロードを暑い中走って(歩いて)トレイルのとりつきから鬼が城山そして白木山へ。ここで痛めていた左足の腓骨筋(膝)が木段でやられまくり、さらにA1まででやられた右のお尻が痛くて戦意喪失気味に。この時間帯が一番暑かったので上りの途中で意識的に休憩と補給をしましたが足りていたかな?
タイムは大幅にオーバーしていたんですが不思議とここら辺からリタイヤの感じはなくなったんですよね。まあ、これだけ遅ければですが💦

白木山 山頂にて まだ元気でした

エイドではレモネードをいただいて椅子で一休み。ここまでの補給は手持ちのANDOが役立ちました。(この後のエイドでも補給出来て助かりました)アクエリアスも飲みにくくなってきたので麦茶が欲しかったのですがなかったのでミナト製薬のスポーツ麦茶を水に溶かしてミネラルも補給し、ここら辺から念のためにMAGMAも投入でした。
■ここまではスポドリ400㎖、麦茶200㎖、グーエナジー1個、Ando1個、塩ジェル1個、経口補水パウダー1本、MAGMA1本の消費。

⑤WA→A4:スポーツランド TAMADA(約 46km地点)

予定:15:25 実測:16:00 CPタイム:1:53
エイド出てすぐにかぶり水があると教えていただき頭からかぶると生き返りましたね。暑かったんだと思います。
あと、人より発汗量が多いのでファイントラックのドライレイヤーを重ね着してたんですがこれも熱が逃げなかった原因かも。どうしてもウェアがビショビショで気持ち悪くなるのでトレーニングでは30㎞ぐらいで着替えるんですが今回はレースなので着替えたウェアが荷物として重いと考えてやめたのが失敗だったかも。途中でレイヤリングしてもよかったかな?
ただ、足の指と足首は痛いんですがロードなのでだましだまし下れました。でも、かなりの方に抜かれたので遅かったんだと思いますが、完走モードなのでキロ7くらいを目安にダメージ少なくと。
最後のほうはゆるゆると登って車の音が聞こえてきてお~エイド近いと感じました。
エイドでは稲荷ずしとANDOとぶどうをいただいて水分補給をして、自販機で冷たいレモネードを飲んで少し復活!
■ここまではスポドリ200㎖、麦茶50㎖、グーエナジー1個、経口補水パウダー1本の消費。

⑥A4→A5:中倉峠(約 56km 地点)


予定:18:35 実測:18:26 CPタイム:2:25
中倉峠まで来れれば大丈夫だと勝手に思っていたのでこれて安心しました。時間も帳尻がなぜかあってきたし(笑)
しかし、ここの上りの林道区間はもう走れなくなっていたのでいやー長く感じましたね。なぜか人もまばらになってきて寂しい感じに。あまりにも変化がないのか頭の中でback numberの水平線がリフレインしてました。なぜこの曲かはわかりませんが。道の横をずっと川が流れていてドボンしたい気持ちになりましたが、足首のテーピング取れたら大変と思い断念。ドボンしている人はいませんでしたが、まだまだ、最初は暑かったので河原に降りて水浴びしている人は何人かいました。自分もそれくらいすればよかった。
峠に着く前に暗くなってきたので17:50くらいからヘッドライト装着。峠の下りはなんとなく景色が変わって楽しかった記憶が。これもなぜかしら。
エイドではバナナとおにぎりをいただいて水分補給をしてスタートしましたがここら辺から食べるのがきつくなってきてほぼANDOとジェルでごまかす感じに。食べると気持ち悪くて30分ぐらいはゆっくり歩くの繰り返しになってきました。
■ここまではスポドリ100㎖、麦茶100㎖、Ando1本、アミノバイタルパーフェクトエナジー1個、MAGMA1本、ガシンサン1袋の消費。

⑦A5→A6:南原研修所(約 62km 地点)

予定:19:45 実測:19:30 CPタイム:1:06
暗くなってきて視力が弱いので必然的に巡行速度がさらに落ちます。足首から下は感覚がない感じですが(痛みはあるw)ガレ場でぐぎっと何度かやってしまいましたが、いつもなんですがないナイトランの場合は緩い上りのほうが早いんですよね。多分、視覚情報が少なくなるのでマインド的に嫌な感じがないのかと。峠走嫌いなのに不思議。
ここでは声に出して歌っていませんが曲が変わってSaucy Dogのシンデレラボーイがリフレイン。ゆっくりですがイーブンペースで走れたのか少し貯金が。
暗いトンネルがあると案内にあったのですが、ランナーが多くて怖くなかったです。それに、肝だめし的に来ている若者が入り口で困惑してたのを見て気分がほぐれました。
ここでは頑張って天むすとお味噌汁とバナナをいただいたんですが、お味噌汁はありがたかったですね。一方、天むすは失敗でした。弱っている胃には堪えました。みかんゼリーもいただいて薄める。他のランナーの方とエイドの方とこのゼリーが果汁何パーセントか当てる?問答をしばらくして30%だろうという結論に。どうでもよい話ですが。水分を補給して出発。
■ここまではスポドリ100㎖、麦茶300㎖、Ando1個、経口補水パウダー1本の消費。

⑧A6→A7:柳瀬キャンプ場(約 74km 地点)

予定:23:15 実測:22:40 CPタイム:3:08
ドロップバッグがある柳瀬キャンプ場までは入れてあるバームクーヘン食べれるかな?なんて考えながら向かいます。でも、福王寺と螺山(にしやま)を越えて12㎞走らないと。長かった割にあまり記憶がないんですよね。所々で見える市内の夜景がきれいだったことぐらいしか、あと、トレイルのつなぎのロードでロストしたことぐらいしか。街だと安心しちゃうんですかね。(もちろんGARMINにナビは入れてあるんですがね)全体的に気になっていたのは右が崖のトレイルが多いということ。こっちサイドは苦手なうえに左足の親指が一番痛いので負荷がかかつていやだったなぁとか。(左右で苦手なほうがある方は多いんだろうか?)
福王寺では手水かけできるという情報でしたが、もうかなりの夜で残念ながら必要なかった。。。
そうそう、ここまでもほとんど寒く無くてライト装着と同時にアームゲイター付けましたがほとんどまくってました。
足の指がかなり痛くなってきたので救護テントに行って指の手当てをしていただきました。手当てしても多分痛いよ。と言われたのですが確かにその通りでしたが、手当の間の会話と靴下まで全部脱いで履き直したので良い気分転換になりました。シャツを着替えるときに靴下も履き替えればよかったと後で思うのですが。(結構細かな土がシューズの中に入ってしまってじゃりじゃり感があったので)
エイドではうどんをいただいたんですが、揚げ玉とねぎはいらなかったかな?ずっとのどに引っかかってる感じになっちゃいました。
楽しみにしていたドロップバックを受け取って上だけ着替えて必携品のチェックを受けて再スタート。いろいろと食べ物を入れていたんですが、結局どれも食べずに補給食の入れ替えだけでバッグを戻しちゃいました。チョコは食べれたかな?
■ここまではスポドリ100㎖、麦茶400㎖、Ando1個、経口補水パウダー1本、ランチパック半分の消費。(スポドリが飲めなくなってきていたので経口補水パウダーを気持ち多めに摂取していたつもりですが。)

⑨A7→A8:権現山頂広場(約 82km 地点)

予定:2:05 実測:1:29 CPタイム:2:49

阿武山山頂付近?


ついに来ました阿武山登山口!ハイキングコースと書いてあるけどなめちゃいけないと教えていただいたところ。ほんとにナニコレ?という上り。岩の間に足が挟まって痛いし、岩が終わっても急登が続くし果てしない旅的な感じ。なぜか、関係ないんですけどAmazon prime videoでロード・オブ・ザ・リングのシーズン1が始まるというので急遽前のシリーズを見かえしてたんですよ、ホビットのフロドたちが裸足であんな山を。。まあ、自分には「指輪を捨てる」というような使命はないんですがこの山を越えなきゃ!的に。
それにしても上っても登ってもつかないという感じで大変でした。距離的には短いんですがめちゃ時間がかかりましたね。寒い中いろいろなところでマーシャルの方やボランティアの方、スタッフの方に声を掛けていただいたのは力になりました。そしてやっと着いたエイド!ここらへんから本格的に食べれなくなってきてバナナを無理やり押し込んで出発。
■ここまではスポドリ100㎖、麦茶150㎖、Ando1個、経口補水パウダー1本の消費。

⑩A8→A9:鹿谷ふれあい広場(約 89km 地点)

予定:4:25 実測:3:48 CPタイム:2:19
実はこの区間が一番つらかったんですよね。距離的にとか時間的にとかではなくてA9のエイドの位置を自分が完全に間違えていることが原因でして、何を勘違いしたか山を上る手前にエイドがあるものだと思っていたんですよね。トホホ。。。
A8からの出だしは「俺たちのローソン」によってクーリッシュとレッドブル飲んだりして「よ~し!」という感じだったんですが、あれ「成田山?」のぼり?つかない?と疑問符だらけで上り始めても誰もいないし、GARMINのナビはあってるけどロスト?やっとスタッフの方が上から降りてきて確認できることに「エイドまであとどれくらいですか?」と聞いたら「4㎞で450m上りです!」とのこと。このときの絶望感と言ったら。。。マップを見直して何とか気を奮い立てて上り始めましたがまあここも遠いこと!自分の認識とのギャップが大きすぎました~!
ただ、少しランナーの方と行違ったり、山頂で夜景が見れたりと気分転換ができてきたら気持ちが軽くなりました。でも、ここら辺から疲れからザックが重く感じて肩に痛みが。所々で背負い直してごまかしながらの遅い歩みで到着。
疲れた体にここのコンソメスープが染みわたりました。椅子に座って少しのんびり。お腹はすいていたんですが食べた後の胃腸障害の悪化が怖くてスルーでした。レンバスがあったら食べれたかも。。。
■ここまではスポドリ0㎖、麦茶150㎖、Ando1個、経口補水パウダー1本、MAGMA1本、カフェインカプセル3個の消費

武田山 山頂付近


⑪A9→A10:⻯王公園(約 98km 地点)

予定7:30 実測6:47 CPタイム:2:58
スタートはほかのランナーの方とルートを確かめながら一緒に進みました。胃腸障害があって補給が追い付いていなかったので70㎞過ぎあたりから空腹感と胃痛を感じてましたがなかなか固形物を食べる勇気がなかったんですが、ここではあまりにもおなかが空いたので登りの途中でザックに入れておいたランチパックの残りをモグモグと。いや~ちゃんと摂取しないとハンガーノック的で力が出ませんよね。反省。
そして、ここで驚いたのは夜景を見ている若いカップル(死語)の方々が多かったこと。お互いに何しているんだろうという空気感でしたが。
ここも自分のコースガイドの読みが甘くて山場は火山までと丸山までの2つの登りと心づもりしていたんですが、火山からの下りがエグイ!足の指が痛い身にとってはさらにつらいw。また、丸山までの楽しはずのトレイルと書かれていたところのアップダウンがつらい!しかし、徐々に夜が明けてきて丸山の山頂付近ではボランティアの方と朝焼けを見ながら会話をすることができて気持ちが穏やかに。
で、最後に「あとエイドまでどんな感じですか?」と聞いたのですが「尾根伝いに気持ちよくいってもらって登り返しの急登りがあります。一番良い時間帯に来たかもですね。もうゴールしたも同然ですね!」とのこと。
さて、これは最後のトレイルを楽しむかと再出発!
そう、ラスボス「鍬投峠」忘れてました!ほんとに木段を一段一段数えながら禅僧のように進みましたよもちろん歩きで。すると突然カメラマンの方が、こういう時は走るのが習性です。しかし、あの映像はどこに使われるのやら?そしてすっかり朝になった時間にエイドについた!と思ったらその手前でウルトラMCのTOMOTさんとセーラームーンさんが出迎えてくれました!お二人とグータッチをしてエイドに。
エイドではフルーツポンチをいただきました!これが美味しかった。
この後からはロードなので椅子に座ってシューズを履きなおして気合を入れなおしてさてと。
■ここまではスポドリ100㎖、麦茶100㎖、Ando1個、ランチパック半切れ、経口補水パウダー1本の消費

丸山山頂付近からの朝焼け


⑫A10→GOAL:中央公園基町環境護岸

予定:9:35 実測:8:33 CPタイム:1:45
さてさて、あとは昨日走ってきた川沿いのロードを戻るだけ。一応、ここを走れるように脚は残してきましたからね。
エイドの皆さんの声援を受けて階段を下りてロードへ。そこから無心でゴールを目指します。川沿いに降りて、あれっ?脚が動かない!いやエイドから2.5㎞で売り切れるという情けない状態。完走とダメージなく笑顔でゴールという目標を再度思い出したことにして歩き通すことに。勇気ある撤退に作戦変更?今まではほとんど抜かれることがなかったんですがどこから来たの?という感じでゴールを目指すランナーの皆様に20人ほど抜かれましたw
最後だけは映像的に走ってゴールしようと思いゴール手前700mからジョグ開始。お~ゴールゲートが見えた!と思ったけどなんか怪しい感じ。
周りのスタッフの方に話を聞くと夜間設営できなかったゴールゲートを9時に合わせて設営の準備しているので少し待ったらとバナナをいただきました。ちょうどおなかも空いていたので10m手前でバナナくわえながら見守るというシュールな感じに。しばらく待ったのですが立ちそうもないので半立ちのゲートを無理やりくぐってゴール!無事完走できました!
ゴール手前2㎞ぐらいでゴン抜きされたメンバーの方にゲートが立った後に写真を撮っていただきました。
■ここまではスポドリ20㎖、麦茶50㎖、Ando1個、手前でバナナ1本の消費

ゴールゲートをバックに 26時間33分でゴール

終わりに というか続く?

いや~長いレポートにお付き合いいただきありがとうございました。ここから反省と課題抽出ということで自己分析しないといけないのですが、次回にSee,Plan,Doは譲ります。(かけるかな?)まあ、とりあえず公開しちゃおう。

最後にリザルトのデータをEXCELに落として解析しようと思っていてとりあえずヒストグラムだけ作ったので参考に貼っておきます!(データは切り上げてます)

ボリュームゾーンでのゴール?

最後にこの大会を開催していただいた関係者の皆様、手厚いサポートをしていただいたボランティアの皆様、一緒に楽しい旅をしたランナーの皆様、そしていろいろとアドバイスをいただいたクラブメンバーの皆様に感謝いたします。応援ありがとうございました!


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