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コワーキングスペースの次の選択肢に:HAMMER by co-baが目指す急成長のためのオフィス

2022年4月1日にオープンを控える『HAMMER by co-ba(以下、HAMMER)』は、「あらゆるチャレンジを応援する」をコンセプトに掲げるco-baがプロデュースし、運営も行う、急成長するスタートアップが事業に専念するためのセットアップオフィスです。

本記事では、HAMMER立ち上げに携わる事業企画グループの荻野(oggy)、設計グループの福井(yuumi)、井垣(igaki)をお呼びし、企画と空間デザインに込めた意図についてご紹介します。

左からoggy、igaki、yuumi:co-ba ebisuにて撮影

“コワーキングスペースの次の選択肢”をつくる

――まずHAMMERを立ち上げるきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。

yuumi「大きくはふたつです。ひとつはco-baがチャレンジする人、そのなかでも成長する企業を応援してきて見えた新しいオフィスのあり方。もうひとつは投資家でもあるHAMMERのオーナーからお声がけ頂いたことでした。」

oggy「co-baは、2011年にco-ba shibuyaを開設して以来、個人から数人のチームの会員さんを中心にお手伝いしてきて、つねに新しいニーズと出会ってきました。2018年オープンのco-ba jinnan、2020年のco-ba ebisu(以下、ebisu)へと、そのニーズにどう答えるかを考えてきましたし、HAMMERにつながる新しいオフィスのあり方を感じていたんです。」

yuumi「オーナーご自身が持つ“スタートアップを応援したい”という想いと出会うことで、今回のプロジェクトが始まりましたね。」

ーーHAMMERにつながる新しいオフィスのあり方とは、どのようなものだったんでしょうか。

yuumi「まず、企業が成長する=変化がある、ということです。シード期では、2〜3人の増員ですら大きな変化になります。インターンや業務委託などの一時的なメンバーも珍しくないため、オフィスのフレキシビリティはとても重要です。」

oggy「そこでebisuではカスタマイズ個室に可動式の窓を設けました。開ければ外のテーブル分を拡張でき、3席増やせます。定員が3~6席だから1.5倍以上ですね。業務で使ったり、他の会員さんと話したりと、入居者の方々の使いこなしに手ごたえを感じています。」

カスタマイズ個室の利用風景:入居者の許可のもと掲載

oggy「一方で人数の変化が大きな影響を持つフェーズは20~30人ほどになったシード期まで続くと思うんです。オフィス移転は大きな投資。卒業する会員さんが、オフィス物件を借りるか、シェアオフィスやセットアップオフィスに入居するか、で悩む姿をみて、そこにニーズがあると気付きました。」

igaki「それが今回目指している、コワーキングスペースの次の選択肢になるフレキシビリティのあるオフィスですね。」

業務とコミュニケーションを促進する専有オープンスペース

ーーHAMMERにおけるフレキシビリティは、どのようなものなのでしょうか。

oggy「それはHAMMERの特徴である専有オープンスペースが担っています。これは各個室の外に設けていて、業務だけではなくコミュニケーションにおいても利用しやすい空間を目指しています。もちろん社外の方とのライトな打ち合わせにも使えますね。」

yuumi「専有オープンスペースは開けた空間になっているため、6人程度の企業を対象にした1階は“デッキ”、20~30人ほどの企業を対象にした2階は“テラス”と呼んでいます。」

igaki「そこでのコミュニケーションは、1階のデッキは会員同士の接点になることを狙う一方、2階のテラスは個室からしか出入りできないようにし、社内コミュニケーションに焦点を当てました。なぜなら社内に異なる職種のメンバーが増え、企業文化を作ることの重要性が高まるフェーズだからです。」

――なるほど、企業フェーズに合わせたコミュニケーションを促す意図がある、と。

oggy「他者と場を共にする価値は、これまで会員さんの言葉から実感してきました。たとえば少人数のチームはどうしても考え方が偏りやすいんですが、異なる業界や職種の方と雑談したら視野が広がった、と嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。」

igaki「同じフェーズの会員さんがいることが、モチベーションになるという話もありましたね。」

oggy「あの人が頑張ってるから、俺もやろうって。場所を塾の自習室に置き換えてみると、その気持ちはよく分かります。そんな風にフェーズごとに必要なコミュニケーションがあって、それをサポートするのがHAMMERの専有オープンスペースなんです。」

――専有オープンスペースの意図が分かった一方で、他の選択肢とはどう異なるのでしょうか。

oggy「ポイントは個室サイズのバリエーションと、先ほど話したHAMMERで実現するようなフレキシビリティの有無です。もちろんこれはシード・アーリー期の企業にとって、という前提ですね。」

yuumi「コワーキングスペースではフリー席によってフレキシビリティは作りやすい反面、個室の大きさに限界が出てきます。シェアオフィスやセットアップオフィスなら大きな個室も作れますが、個室の前の通路を最小限にするのがセオリーで、フレキシビリティを作りにくい。その間で良いとこ取りしたのがHAMMERだと思っています。」

oggy「他にはオフィス物件を契約する選択肢もありますが、シード・アーリー期だと主にワンルームになるはずです。会員さんの話を聞くと、来客対応が難しかったり、成長することですぐに移転する可能性がネックになっていると分かったんです。」

igaki「専有オープンスペースは契約上の“専有”だけではなく、個室と連続した空間だから一体感が生まれて、人を迎え入れたり、自分たちの場所としてアレンジできます。わずかな差かもしれませんが、それが自由なアクティビティを許容するきっかけになると思うんです。」

oggy「そうそう、ebisuでは自社プロダクトのショールームのように使ってる会員さんがいて、素敵な使い方だと思ったんですよね。」

集中とコミュニケーションをサポートする工夫:HAMMERの空間デザイン

――具体的にはどのようなデザインを行ったのでしょうか。

igaki「まずは1階から。共用部と一体になった“デッキ”は、企業ごとの場所を明確には区切らないようにしました。ふとした会話が生まれやすいように、妨げになるような要素はできるだけ作らないようにしています。」

画像奥に個室、フローリング部分がデッキ

yuumi「区切らない代わりに、床の高さやフローリングの貼り方の違いが目印になる工夫をしています。」

igaki「あとは企業ロゴが入る看板。天井から吊ることでその場所のアイコンにもなるようにしました。自社オフィスを持つって嬉しいというか、テンションが上がることだと思うんです。入居してロゴを入れることを象徴的に感じてもらえると嬉しいですね。」

oggy「僕はキッチンの考え方が好きです。キッチンと言えば、入居者同士が交流するイメージがあるけど、企業内のメンバーで集まってご飯を食べたりする場所としても使ってもらいたいと聞いて、納得感を覚えたんです。」

1階エントランスにあるキッチンスペース

oggy「また、このキッチンは出勤時のコミュニティマネージャーが居る場所で、施設内のコミュニケーションを加速させるような運営拠点にできたらと考えています。」

――2階についてもお聞かせください。

yuumi「2階の入居者はシード期のスタートアップで、急激な事業拡大に備えた組織づくりや人事制度、複数の職種の採用に取り組んでいる想定です。」

igaki「テラスは開放感がある建物の外側に面するように配置し、気分を切り替えてコミュニケーションを取ってもらえる環境になっています。」

2階のテラス。画像左側に個室、右側のブラインドを開ければ一面ガラス張りの開放的な空間に

oggy「一方で室内は事業に集中するための空間に。会員さんへのヒアリングで出た意見、『デスクを出来るだけたくさん配置してほしい』『椅子は自分たちで選びたい』『ホワイトボードが欲しい』などに応えて、必要なものだけを備え付けました。」

igaki「事業の成長のために僕らができること、やらないほうがいいこと、を整理して空間デザインに落とし込めたように感じますね。」

――最後に、HAMMERがどのような場になって欲しいか、一言ずつお願いします。

yuumi「いい切磋琢磨が生まれ、多くの企業が早く卒業していく場になれば嬉しいです。」

igaki「機能面だけでなく、空間としてもカッコいいモノになったと思います。それをどう受け取ってもらえるか、そしてデッキとテラスをどう使いこなしてもらえるかが楽しみです。」

oggy「僕も似た意見を持っていて、いい感じに空間をハックしてほしいと思っています。事業の成長に関わることならできる限りポジティブに捉えて、場を一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。」

co-ba ebisuのカスタマイズ個室前にて


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HAMMER by co-ba
HAMMER by co-baはシード・アーリーステージのスタートアップをターゲットにしたセットアップオフィスです。
シード・アーリーステージのスタートアップのニーズに合う機能、設備、入居プランを用意し、その急成長を支えます。
https://co-ba.net/hammer/

▼3月26日(土)から内覧会を開催します
HAMMER by co-baでは、入居検討者向け内覧会を3月26日から開催します。ご興味がある方はぜひお越しください!開催概要・詳細は下記リリースをご覧ください。
https://tsukuruba.com/news/post-2420

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