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コミュニティプレイスになくてはならないサービスとして:co-ba growing partners パートナーwellday代表牟田さんインタビュー

2022年4月1日にオープンした『HAMMER by co-ba(以下、HAMMER)』は、「あらゆるチャレンジを応援する」をコンセプトに掲げるco-baがプロデュースし、運営も行う、急成長するスタートアップが事業に専念するためのセットアップオフィスです。

本記事では、前回の紹介記事に続いて「co-ba growing partners」として参画いただいている株式会社wellday代表の牟田さんをお呼びして、HAMMER by co-baコミュニティマネジャーの本間がパートナー参画への思いを伺います。(本記事は、co-ba growing partnersのコアパートナー企業へのインタビュー連載記事としてお送りします。)

▶︎co-ba growing partnersの紹介noteはこちら

プロフィール
牟田吉昌(むた・よしまさ)
1993年、京都生まれ。立命館大学時代に語学サービスの会社、フラミンゴを友人と設立。卒業後、リクルートホールディングスに入社。決済サービス「AirPAY」システムの開発ディレクションおよびセールスマーケティングを担当。その後、語学マッチングサービスのフラミンゴに戻り、取締役COOとしてマーケティング、採用、資金調達の責任者に。2019年4月、welldayを創業、代表取締役CEOに就任。

従業員エンゲージメントを可視化し、早く・正しく組織の不調を改善するエンプロイーサクセスプラットフォーム

牟田:僕たちは、「wellday(ウェルデイ)」という従業員のエンゲージメントを最大化するSaasを提供しています。

企業における組織課題は様々ありますが、社員の自己実現を叶える「エンプロイーサクセス」という領域で従業員のパフォーマンスをいかにあげられるか、エンゲージメントを高めてネガティブな離職をいかになくせるかに焦点を当てています。

具体的には、従業員が普段使っているチャットツールのデータからAIを活用しスコアを出します。「ワークエンゲージメント」というやる気や組織への帰属意識に関するものと「ストレスマネジメント」の二つの指標をもとに、従業員の状態を可視化するような製品を提供しています。

可視化に留まらず、結果に基づいたアクション提案やアクションした後にどういう変化があるのかまでが分かります。
一言で言うと"従業員エンゲージメントの可視化から改善提案までワンストップで出来るサービス"だと理解いただければと思います。また、基本的に人を介さず自動で行えることが大きな特徴です。

▲wellday製品写真

本間:今回HAMMERに入居する10名弱〜30名規模のスタートアップが抱える組織課題にはどのようなものがあるのでしょうか?

牟田:welldayがフィットするのは急成長中のスタートアップ企業なのですが、中でも人事の担当者が少なく、CXOが事業にコミットしながら組織拡大にも対応しなければならないフェーズの企業が多いです。

事業成長に対して従業員1人1人のインパクトが大きいこともあり、エンゲージメントを把握し高めたい一方で、データ収集から分析に至るまでに多くのコストがかかり、ベストなやり方が見出せていないという課題感をよく聞きます。welldayとしてはそういった現状に風穴を開けていきたいと考えています。

本間:成長期のスタートアップがwelldayを導入する決め手はなんですか?

牟田:welldayは、事業と組織の両輪を回していきたいスタートアップにとって、ライトな運用でありながら、従業員のエンゲージメントの可視化から改善提案までをワンストップでできると言う点で、選んでいただいています。

ただでさえ急成長中においては数多くの課題を解かないといけないため、エンプロイーサクセスを実現したい想いはあるが、とはいえ手が回らないのが現状なんですよね。

自分自身も、前職も今もスタートアップを経営している身としての所感ですが、スタートアップこそ、エンプロイーサクセスを始めることで結果的に事業が早く伸びると感じています。

本間:具体的なイメージを持つために、導入企業の具体的な活用事例を教えていただけますか?

牟田:10名強の時期から導入をして下さり、現在50名程度の組織になっている企業さんの例でお話しすると、当時、課題感として一番強かったのは、経営者やマネジメント担当者自身が、エンゲージメントを把握するスキルを持っていないことでした。

マネジメント経験を豊富に積んだ上でスタートアップ企業を立ち上げるケースの方が稀有な中で、経験が浅いスタートアップ初期であってもチーム作りに苦戦しないよう、正確にデータを把握し、改善できるベストな方法を探している企業と相性が良いように感じます。
実際にwelldayを活用することで、人数が拡大しても従業員のコンディションを把握し、改善まで着手することができたという声を頂きました。

まとめると、誰が課題を抱えているのか、どういった課題が深刻で、どのような対策をすべきかという、通常は工数かけて考えないといけないものを短時間でピックアップして提案できる、それが今のwelldayの価値になっています。

welldayを入れると企業は成長することを示したかった:co-ba growing partners参画への思い

本間:今回なぜパートナーに参画してくださったのですか?

牟田:今回の取り組みの構想を聞いたときに、スタートアップの成長期に対して何が出来るのかを真剣に考えていらっしゃるなと感じたんです。

僕自身、スタートアップの成長期には共に成長できるパートナーが必要だと思っています。場も大事ですけど、それ以上の付加価値や経営資源に関わる部分をカバーする枠組みを作りたいという想いを強く感じて、「人」の側面でなんとか僕も力になりたいと思いました。

自分自身過去にco-ba会員だったというのもあるけど、僕らもスタートアップとしてなんとか3年間生き残れたというのがあって、その間の苦労を振り返ると、その過程で我々が得てきた経験を他のスタートアップにもシェアできると感じた点も大きかったです。

▲co-ba ebisu入居時の様子

本間:大胆な入居者向け優待も設定していただいていますよね。

牟田:はい、従業員のエンゲージメントに関して困ってない経営者はいないという認識を持っていますし、皆さん採用や従業員エンゲージメントが大事だと痛感していると思います。

ただ、ベストプラクティスが存在していないので、どの企業も各個人の経験値や勘に頼ってしまっているのが現状かと思います。課題感がある中で何がベストか?を探している企業の方にwelldayを通じてベストプラクティスを提供する挑戦をしていきたいので、出来る限りユーザーフレンドリーな設定にしたいという背景があります。

目指すはHAMMERのようなコミュニティプレイスに「なくてはならない」サービス

本間:今回、HAMMERに入居する企業とwelldayがフィットしそうだと思われた点はどのあたりですか?

牟田:スタートアップが個人から組織に変わるタイミングは10人前後だと思っています。我々も今10人弱のチームなのですが、組織になってきたなと感じます。横一列のフラットな状態がピラミッド的な階層へ移行する瞬間から、組織課題が悪夢のように付き纏います。

そんな組織課題と向き合い始める時期からがwelldayの出番だと感じていて、HAMMERの対象企業は創業期から30人とのことだったので、特に10人を超える瞬間から発生する組織課題への早期対処に寄与できるのではないかと思います。

本間:HAMMERは成長期に事業に専念するための環境を提供するというコンセプトを掲げています。様々な働き方が選択できる世の中ですが、牟田さんにとってスタートアップがオフィスを持つ価値とはなんだと思いますか?

牟田:僕個人の考えですが、スタートアップにとってオフィスは、”不確実性に打ち勝つための発想を増やす場所”ですね。

事業を創造するには新しい発明を生み出すクリエイティビティが必要だと思っていて、構造的に考えて道筋通りにやればいいだけではなく、発明をしていかないと他のサービスに負けてしまう。しかも、計画通りにはほぼ上手くいかない。
だからこそ、いかに新しい課題に対して新しい発明ができるかがスタートアップが生き残る唯一の方法だと考えています。

新しい発明をしていく上では、一人で考えることはほぼないと思っています。そうすると、人と人のぶつかりや対話が必要で、同じ場所にいる必要があると思うんですよね。
対話には発散と集中があって、集中するのはオンラインでもいいけれど、発散は同じ場でアジェンダがない状態で行いたい。そのぶつかりを通じて新しい発明が生まれるのがオフィスの価値かなと思います。

本間:最後に、HAMMER入居検討企業の方々にメッセージをお願いします。

牟田:welldayを導入したいという入居企業の方々には、経営の重要な機能の一つである「人」という経営資源を我々が支えていくことで、100%自社のビジョンを実現していって頂けたらと思っています。

我々も、HAMMERに入居されるスタートアップ企業の成長期になくてはならないサービスとして進化し続けていければと思いますので、ご一緒できることを楽しみにしています!

入居中は利用料90%OFF

HAMMER by co-ba入居中に限り、wellday製品を利用料90%OFFで導入頂けます。詳細はご利用検討の際にスタッフまでご質問ください。

HAMMER by co-ba入居者も募集中です!
内覧会も実施中ですので、HAMMER by co-baウェブサイトよりお問い合わせください。

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co-ba growing partners立上げ・企画に込めた想いと詳細を綴ったnoteも
ぜひご覧ください◎


HAMMER by co-ba
HAMMER by co-baはシード・アーリーステージのスタートアップをターゲットにしたセットアップオフィスです。
シード・アーリーステージのスタートアップのニーズに合う機能、設備、入居プランを用意し、その急成長を支えます。
https://co-ba.net/hammer/

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