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公邸料理人の幼少期の食に関する思い出 

小さい時は食べることが苦痛だった

広島で生まれて奈良で育った幼少期。両親や祖父母、兄弟とともに仲良く大切に育ててもらったと思います。

生まれた時は平均体重だったし、特に病気などはないけどいつもガリガリ。

理由は食べないからです。栄養の専門ではないので個人的な考えですが、他の子供が食べ過ぎなように思えました。そこまで食べる必要があるか?と。

まあ他の人との比較は置いておいても、とにかく食べたいと思わなかったのです。他に興味のあることがいっぱいだし、はっきり言うと母親の料理が好きでなかった(苦笑)←見ていないことを祈ります。

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祖母も父親も自然食品・健康食品の仕事をしていたので、そこのメーカーの歯磨きガムとか黒糖チョコ、黒蜜ところてん、干し芋をストーブで焼いたの、梅干しさんと言って梅干しを丸めて乾かした健康お菓子が大好きでした。

でも市販のお菓子やファストフードも食べましたが、決まってお腹を壊していました(今でもです)。

好きな食べ物、嫌いな食べ物

 食材はとにかくとうもろこしが大好きで、毎日とうもろこしだけで良いくらい。2番目はじゃがいもで、もう南米に住めばよかったですね。

回転寿司に行ってもマグロが一皿くらいであとは全部コーン巻きという超優良顧客ぶり。

そんなわがままな子なので大半の食事が苦痛でした。まあ食事以外も好き嫌いが激しいので(算数以外の勉強とかマラソンとか)、毎日好きな料理をしている今の仕事は天職ですね。

 もちろん黒糖コッペパンの日以外は小学校の給食も好きではなかったので、いつも吐きそうになりながら給食の時間だけでは食べられず、掃除が始まっても後ろで1時間くらいかけて食べていましたし、家でもいつも遅くて怒られていました。

食べないと大きくなれないよ!と言われて、食べよう!と頑張るのですが全然食べられないのです。一生懸命作ってくれていたことには感謝しますが、今思うとほとんどが美味しく感じなかったからです。なぜなら自分が美味しいと思うとうもろこしやじゃがいもは、めっちゃ早くいっぱい食べるので。

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 それでも毎日毎日、食べなさい!ガリガリじゃないの!と言われていましたが、体調はすこぶる快調だし運動も勉強も平均くらいは出来ていたと思います。ですのであまり気にはしていませんでしたが、子供がいくら頑張って正当性を主張してもなかなか認めてくれないのでストレスいっぱいでしたね。

嫌いな食べ物は、とうもろこしとじゃがいも以外ほとんど!っていう感じで、特に嫌いだったのは海老、ホタテ、牛肉、なす、玉ねぎなどなど。

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 ここから先の理由も幼い私が感じていたことなので、食材や作ってくれていた人、またそれを食べている人を悪く言うつもりはありません。母親は料理人でもないし、限られた食費の中でやりくりしてもらっていたと思いますので感謝しています。こういったことから子どもの好き嫌いのアドバイスも出来るようになったし、家庭料理のレシピも作れるようになりましたので。

・海老→臭いし、何で曲がっているのか理解出来なかったから嫌いでした。まあ一般家庭では普通のことでしょうが安い海老だったのでしょうね、、、。

料理人になってからフランスのオマール海老を食べて海老が好きになりました。

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・ホタテ→たまにジャリッとして、臭くてブニョブニョで味がなく噛みきれなくていつも2時間くらいお風呂に入るまで噛んでいて最後はティッシュに出していました。恐らくヒモ付きの冷凍ホタテだったのでしょう。これものちに新鮮な貝柱をグリルしたものを食べて大好きになりました。でも値段は数倍以上、仕方ないですね。

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・牛肉→とにかく硬い(笑)ホタテの比じゃないくらい硬い!牛肉が晩御飯で出た時は100%お風呂まで噛み噛みコースでした。何が美味しいかさっぱり分かりませんでした。どこ産かは分かりませんが、プロでないのだからうまく調理されていなかったのでしょうね。でもこれに関して言えば今もですが、無理して牛肉食べなくても安くて柔らかい鶏や豚で良いのではないかと思います。今でも牛肉は苦手ですが、トスカーナに行って初めて牛肉が好きになりました。なので超絶高いですが僕のレストランではトスカーナの牛肉を使っています。そして料理教室では牛肉レシピ少なめです。

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なす→我が家では縦半分に切って魚焼きグリルで焼いて鰹節と醤油をかける料理しか出てきませんでして、それがいつもちょっと焼きが甘くて気になって食べられませんでした。

その頃から「もう少し焼いたら美味しくなるのになぁ」と思っていましたがあまり言うと作った人が気を悪くするので言えなかったです。

 今でもプライベートな食事では一切文句は言いません。どうしたら美味しくなるかと聞かれたら答えますが、プロでも言われたら凹むのに聞いてもないプロでない人が言われたら嫌な気になるし、家庭料理は美味しさが全てではなく雰囲気や健康に気を使ったり食費をやりくりすることが大切ですからね。

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玉ねぎ→こちらもいつも焼きが甘く、辛味がずっと口の中に残るので大嫌いでした。特にホットプレートで焼肉の時に出てくる、表面だけしか焼けていない玉ねぎが超絶嫌いで泣き叫んでいました。

小さい時は玉ねぎがなんでこの世に存在しているのか不思議に思っていましたが、料理を始めてから玉ねぎはこの世からなくなったら一番悲しい食材と思います。

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 こうやって長文を書くのは恐らく小学校の夏休みの作文以来かと(笑)

自分でも悲しいくらい苦手で嫌いなので時間かかりすぎですが、少しでも多くの人に料理で喜んでもらう活動の一環として勝手ですがこれからも一方的に発信していきます。

句読点の付ける位置から勉強し直しますので、また良ければ温かいお気持ちで読んでください。


料理のダメ出しは喜んでお受けしますが、文章に関してはど素人ですのでダメ出しは辞退いたします。

1年後には上手くなっているかな。


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