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プロ野球沖縄キャンプ、公共交通機関で行ってみた2023

コブ山田です。

ようこそいらっしゃいました。

今回は、プロ野球沖縄キャンプのアクセスについて、記します。

沖縄県には他の県にはあるJR線がありません。JR線だけでなく、一般的な鉄道線はモノレールを除いてありません。公共交通はバスが主役の街です。
そのため、毎年02月に行われているプロ野球沖縄キャンプを観に行く人の多くはレンタカー(カーシェアを含む)を借りて各球場に行き、キャンプを見学します。
実際に私もそうしたことがあります。

確かに沖縄県をドライブするのは非日常味わえて楽しいと私は感じます。ヤシの木も生えていますし、リフレッシュの方法としては有用です。
ただ、デメリットもあります。

まず、レンタカーは少人数だと相対的に割高になる点が挙げられます。
コンパクトカーでも12時間でレンタル料6,000円程度が発生します。慣れない土地での運転ということもあり保険オプションを追加すればさらに金額は上がりますし、ガソリン代も別途払う必要があります。

プライベート空間を確保でき、ドライブできることに価値を感じる人ならレンタカーがおすすめですが、そうでない場合もあります。

また、沖縄滞在最終日にレンタカーを借りると、多くの場合豊見城市の那覇空港店にレンタカーを返却し、最後に送迎バスで空港まで移動することとなります。
飛行機の出発時刻は厳格に定められており、せわしなく動いてしまう人も多いかと感じます。特に渋滞に巻き込まれると焦ってしまいがちです。

そして、そもそもレンタカーは運転免許がないと利用できません。運転免許がないこともこのご時世少なくありません。

そこで、私はレンタカーを借りなくてもプロ野球沖縄キャンプを見に行くことはできることをお伝えしたい。
私が今回行ったのはその中でも比較的近場の中頭郡北谷町(中日)と浦添市(東京ヤクルト)であり、実践しやすいと思います。
他に下旬は那覇市(巨人)もレンタカーなしで見に行けておすすめです。

2023年02月現在の情報です。

Agreスタジアム北谷(中日ドラゴンズ)

中頭郡北谷町でキャンプを実施する中日ドラゴンズ。国道58号線から少し入ったところにAgreスタジアム北谷があり、アクセスはいい方だと思います。

沖縄バス120番(名護西空港線)が便利だと感じました。
那覇空港国内線ターミナル08:28発から始まり、30分に1本ほどの間隔で出ている系統です。

途中の那覇バスターミナル(ゆいレール旭橋駅)にはその約10分後に到着し、さらに50分ほどそのまま乗っていくと美浜アメリカンビレッジ入口バス停があります。
運賃は那覇空港から800円、那覇バスターミナルから740円です。2023年02月05日(日)に行きました。

なお、ひとつ北側にある桑江バス停でも歩ける距離にあります。

と美浜アメリカンビレッジ入口バス停で降りたバスから少々那覇市内に戻る形で歩き、すぐの国道58号美浜交差点を右に曲がるとAgreスタジアム北谷があります。

球場横に駐車場もありレンタカーも有用なのですが、バスだけでも容易に到達できる場所です。那覇空港から往復1,600円で行けるので少人数かつ節約志向が強いならレンタカーよりバスをおすすめします。30分に1本なら都市近郊の鉄道線が少々本数減った程度の感覚でしょうし。
また、屋外球場につきものの降雨も、いざとなれば徒歩圏内にイオン北谷店もあるので心配も少ないです。

ただ、注意点もあります。

まず、(少なくとも乗った120番では)現金を用意しておく必要があるということです。
使用できる決済手段は現金とOKICAのみ。manaca、TOICA、Suicaは使用できません。OKICAを持っていなければ現金でしかバス運賃を払えないのでその点は注意が必要です。バス運賃分は現金で用意しておくことをおすすめします。

また、那覇市内からの往路は比較的スムーズでしたが、復路がそうではありません。
沖縄の背骨と言われる国道58号線で渋滞が発生する可能性が高いです。
プロ野球のキャンプを見に行くとなると土日に行く人が多いと思いますが、土日の夕方は交通量が増えて自然です。

そのため、もし沖縄滞在最終日にバスで那覇空港に戻ろうと考えている場合は、渋滞による遅延を織り込んでおく必要があります。
実際に私は美浜アメリカンビレッジ入口バス停17:00発のバスに乗って那覇市内に戻ろうとしました。

撮影したのは17:26とバスは30分弱遅れてやってきました。また、もしそのバスが“牧志経由”ならば、その後も那覇市内で繁華街の国際通りを経由するため、時刻表通りのバスが走らないことも想定しておいた方がいいです。
“久茂地経由”であれば国際通りではなく国道58号線を南下し続けるので、その心配は減ります。

なお、もし帰りに120系統(牧志経由)で那覇空港まで行く方は、途中の安里バス停でバスを降り、安里駅からゆいレールに乗って那覇空港に向かうのも一案です。
美浜アメリカンビレッジ入口→安里バス停の運賃は680円で、安里→那覇空港の運賃は300円かかりバスだけより200円ほど増額になりますが、那覇空港に到着できる時間は読みやすくなって安心感が生まれるので、個人的には復路は安里乗り換えをおすすめします。

中日の北谷キャンプ、沖縄県内でも行くハードルは低い方だと感じました。
私としても、暖かい気候の中で中日の選手の練習を見れるだけでも幸せな時間が流れるものでした。ビシエドがノック受けているシーンはまさにそう。

ANA BALL PARK浦添(東京ヤクルトスワローズ)

同じように、浦添市で実施する東京ヤクルトのキャンプも見に行きました。
東京ヤクルトのキャンプの行きやすさはかなりのものです。

何より、東京ヤクルトは02月上旬から浦添に滞在していており見に行けるチャンスが多い点と、加えてバスも使わなくてもいい点が大きいです。

2019年10月01日(火)、ゆいレールは首里駅からてだこ浦西駅へ延伸開業し、浦添市にもモノレールの駅ができました。
そのひとつ、浦添前田駅から徒歩30分弱でANA BALL PARK浦添にたどり着くことができるようになりました。
那覇空港からモノレールで30分強(運賃370円)、さらに歩いて30分弱なので01時間あれば高確率で到着できるのは大きい。
2023年02月06日(月)に行きました。

浦添前田駅に到着したら自動改札を通り、北口から降りてください。

ツイートの写真の左側にある、消火栓の標識があるところのエントランスが北口です。
降りてそのまままっすぐ歩きます。

途中に中学校がありますかね。さらに進むと、歩道橋もある大きめの交差点が目に入ります。

安波茶交差点です。道路の右側を進んでいるのであれば、交差点も自然と右に折れるように進路を変えます。
さらに進みます。2023年02月現在はコンビニのファミリーマートがあり、その先に交差点が見えます。丁寧に左折すると浦添運動公園0.5kmの看板もあります。
その交差点を左折します。

そのあとは浦添運動公園(ANA BALL PARK浦添)まで真っすぐです。ただ、実際に歩いてみないとわかりませんが坂道になっています。
駅から歩けるとは言え、ローヒールの靴をおすすめします。

到着。浦添前田駅から30分見ておけば着けます。
おすすめなのは沖縄滞在最終日に東京ヤクルトキャンプに行くことです。なぜなら最後に徒歩+モノレールで那覇空港に着けるからです。
東京ヤクルトキャンプだけでいい!という方は、レンタカー借りる必要もないぐらいです。

ゆいレールに注意点があるとすれば、2023年02月現在は1日乗車券を買えるのは現金とOKICAのみで、Suicaが使えないことです。
券売機でSuicaを突っ込んで買おうとしてもできません。
那覇空港~浦添前田は370円で単純往復なら都度自動改札機にSuicaをタッチした方が安く済みますが、他にも降りたい、となった場合は800円の1日乗車券の方が安くなります。

最後に

プロ野球沖縄キャンプを見に行くにあたり、レンタカー必須、というわけではないということが伝われば幸いです。
プロ野球のキャンプにご興味ある方、モノレールやバスでのアクセスもあります。沖縄県にたどり着くことが最も大きなポイントであり、県内の移動は心配いらないと思っています。
モノレール・路線バスでのキャンプ見学も一興です。

ありがとうございました。

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