11月07日(日)千葉ロッテマリーンズ背番号66

コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。

今回は、プロ野球千葉ロッテマリーンズで背番号66を着用した選手について、記します。

今日は2021年11月07日(日)。2010年以来の曜日配列です。
その2010年11月07日と言えば、ナゴヤドームで千葉ロッテマリーンズ戦がありました。
結果は、延長12回表に岡田幸文が浅尾拓也からスリーベースヒットを放ち、これが決勝点となり千葉ロッテが勝利。
これで日本シリーズの4勝目となり、千葉ロッテ西村監督は胴上げされました。

私は自宅で悔しさに打ちひしがれていました。またダメだった。中日ドラゴンズセ・リーグ優勝→日本一の胴上げができない。
ただ、その一方で、岡田幸文の活躍に、よかったと思う感情もありました。

岡田は1984年度生まれ。栃木県の作新学院高校で主将を務め、日本大学に進学します。
ところがけがをしてしまい、硬式野球部を退部したのみならず大学も退学することとなってしまいました。

その後故郷栃木の全足利クラブで野球のプレーを再開。2008年の育成ドラフト6位で千葉ロッテマリーンズから指名を受けます。
晴れてプロ野球選手…かと思いきや簡単には事は運びませんでした。
妻の由美子さんが育成選手でのプロ入りに大反対。共働きとは言え、年俸300万円で家族を養わないといけません。

お願いだから02年だけ野球をさせてほしいと岡田も強い決意で単身プロの世界へ飛び込みます。
01年目に支配下登録され、02年目の2010年06月にプロ初出場を果たします。荻野貴司の故障による1軍登録でした。

日本シリーズにもベンチ入りメンバーとなり、大松尚逸の負傷による代役でスタメン出場が始まり、この第7戦で決勝スリーベースヒットをかっとばしたというわけです。

その後、2018年に引退します。中日の浅尾と同じタイミングとなりました。
2021年シーズンは、東北楽天のコーチを務めています。

岡田の背番号は育成選手時代は132でしたが、支配下登録に際しちょうど半分の66番を着用することとなりました。
2009年~2018年が岡田幸文。

では、その2021年11月07日(日)に着用していたのは誰かというと、加藤匠馬です。
クライマックスシリーズファーストステージでのスタメンキャッチャーです。

加藤匠馬は2021年06月にトレードで中日から千葉ロッテに入団。
中日時代の登場曲は『HUNGRY DAYS』でしたが、千葉ロッテでは別の曲を選択します。
湘南乃風『黄金魂』です。

この曲は中日で木下雄介が流していました。悲しいことに故人になってしまいまして、加藤匠馬はこの曲をZOZOマリンスタジアムで流してバッターボックスに向かうこととしたのでした。敵に塩を送る行為ではありません。多くの中日ファンがこの行動に感銘を受けていました。

その木下雄介は大学中退で独立リーグから育成選手でプロ入りし、支配下登録になりました。
そう、岡田幸文と似た経緯でプロ野球選手になっているのです。

加藤匠馬本人は大学卒業して支配下でのドラフト指名であり、加えて岡田と面識があるかは不明です。
岡田の登場曲が『黄金魂』だったこともありません。
ただ、加藤匠馬も決して順調なキャリアではありません。悔しい思いを多くしています。自身も強い気持ちで駆け上がり、プロ野球選手として活躍したい。私が勝手にこじつけた面もあるとは思いますが、そう感じました。

ありがとうございました。

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