見出し画像

「良い意味で型破り」それが尾崎ゼミの真髄|OBインタビュー vol.2

こんにちは。立教大学経営学部で「国際経営論」を専門に学ぶ尾崎ゼミです。今回も世界中で活躍するOB・OGの声をお届けします。ゼミ選びや自分のキャリアについて考えるきっかけになれば幸いです。

第2回はドイツのadidas本社でインターンを経験し、現在はadidas Japanでモノづくりに携わる長瀬健太さんへのインタビューです。ユニークな人柄をライブ感溢れる対談形式でお届けします。ぜひ最後まで読んでください。

画像1

ビジネス用のプロフィール写真らしいです笑

尾崎ゼミを選んだのはなぜですか

ゼミ生「本日はインタビューにご協力いただきありがとうございます。早速本題に入らせていただきます。まずは尾崎ゼミに入ったきっかけや出会いを教えてください!」

長瀬さん「きっかけは、ゼミ説明会でここ以外なら入らなくても良いと思うくらいビビッときたからかな。」

ゼミ生「具体的にビビッときたポイントを教えてください。」

長瀬さん「留学生も交えて英語ベースで国際経営を学べるというところだね。当時それができるのは尾崎ゼミだけだったから、尾崎ゼミ以外ならゼミをやる意味はないと思ってたかな。」

ゼミ生「へ〜、そうなんですか。僕たちの代は最終的に20人以上集まりましたが、オリエンテーションでの存在感はあまりなかったですね笑」

長瀬さん「本当に!?そうなんだ〜。でも確かに尾崎ゼミは当時から存在感はなかったかも笑」

ゼミ生「そうなんですか!?昔はかなりイケイケなゼミだったとOBの方からはよく聞きますが、、、」

長瀬さん「代によるかな。個人的に、イケイケなゼミに入りたくなかったというのもあって。『ヨッシャ!ゼミ入ったぜ〜、はいチーム〜』みたいな雰囲気が嫌で、普通に勉強がしたかったんだよね。」

ゼミ生「なるほど。やはり尾崎ゼミに集まる人って、そういうパーソナリティの方が多いんですね。色が強いというか、自分の考えがあって、しっかり自立した人がOBの方々には多い様に感じます。」

長瀬さん「そうだね。そう言われるとそうかもしれない。」

ゼミで印象の残っていることは何ですか

長瀬さん「一つはやっぱり生のビジネスを良く見させてもらったこと。尾崎先生が沢山コネを持っていて、IBMとかを訪問させてもらったり。そのほかにはやっぱゼミ合宿かな。マレーシアとかシンガポールへ行って、日本企業の海外支社で働いている方に、話を聞いたりして。理論的なことを教室で学びつつ、フィールドワークでリアルを知るっていうのが刺激的だったね。あとはインドネシアの大富豪の家に泊まらせてもらって話を聞いたのも印象に残ってる。そういうことは尾崎ゼミでしかできないことだから。勉強一辺倒じゃないのがよかったね。」

ゼミ生「良い話が多くて少し驚いています笑。ゼミ合宿が学びと遊びの両面で刺激的だったということですね。」

長瀬さん「そうだね〜。でも本当にえげつないんだよね。バリ島に泊まったことがあるんだけど、そこではケーススタディーなんかをやったりするんだけど、そんなのは3・4時間くらいで終わって、あとは全部オフみたいな感じになって遊び呆けるみたいな笑」

ゼミ生「楽しそうですね笑。薄々感じてはいたんですが、尾崎先生って大分パリピですよね?」

長瀬さん「パリピ笑パリピ笑。先生かなりお酒が好きだからね〜、、。しょうがないかもしれない笑」

ゼミ生「前回インタビューした麗さんも、先生ずっとワイン飲んでるよっておっしゃってました。犬とワインが先生の弱点だって笑。」

長瀬さん「あ〜今もそうなんだ!確かに人の心はわからないけど、犬の心はわかるみたいなね!」

ゼミ生「確かにそんな感じはしますね笑(先生怒らないでください)」

長瀬さん「だからやっぱり先生といくゼミ合宿は濃厚で楽しかったなって思い出があるね。」

ゼミ生「自分たちの代はコロナウイルスの関係で授業以外に何もやったことがないので、お話を聞いて凄く楽しみになってきました。来年はできる様になることを願うばかりです。」

長瀬さん「来年はできると良いね!」

卒論のテーマを教えてください

長瀬さん「卒論は、日本とドイツとアメリカのインターンシップ制度の違いと、それに伴った会社の制度についてだね。」

ゼミ生「まさに尾崎先生の専門である、ダイバーシティマネジメントについてですね。具体的にはどんな違いがあったんですか?」

長瀬さん「そこにちょっと寄せていった感はあるよね笑。 内容でいうと日本のカルチャーは一斉就活で、お試し期間がないもの。それによって仕事と人材に対する不確実性が高くなるわけで、それが生産性を上げるのか否かみたいな。逆にドイツだったらインターンシップをめちゃくちゃやるから、仕事と人材日する確実性が高くなって、実際に仕事をする様になった後もベネフィットにつながっているのかみたいな。果たしてどっちが良いのかってカンジで研究したかな〜。」

卒業後のキャリアを教えてください

長瀬さん「今はadidasの日本支社で働いています。 インターンシップで半年間ドイツの本社で働いていた時に、たまたま日本の支社で、ドイツの本社で行っているトレーニーシップっていうプログラムを、初めて採用するという話をもらって、それで入ったから少し特殊な入り方をしたんだよね。それが3年前に終わって、今はアパレルのモノづくりの部署で働いています。」

ゼミ生「え!じゃあもしかするとadidasのアパレルを買ったら、長瀬さんがデザインしていたなんてこともありえるんですね!」

長瀬さん「そう、今シーズンちょうど新作を出したんだよ!」

ゼミ生「本当ですか!?どんなやつを出されたんですか?」

長瀬さん「アクレジャー的なやつだね。スポーツカジュアルでスポーティーだけど普段着で着れるみたいな。」

ゼミ生「adidasの代名詞の様な製品じゃないですか!スゴイです!!」

長瀬さん「まあお金は一番大きく動くんだけど、やっぱり花形はサッカーとかのスポーツラインなんだよね。」

ゼミ生「確かにスポーツブランドですもんね。 自分もずっとサッカーをやっていて、スパイクはずっとadidasを使っていたので愛着や信頼はあります。」

長瀬さん「そういうメインの分野は全部ドイツの本社が担当していて、日本ではやってないんだよね。けれどそう言ってくれると、働いている身としては嬉しいね。」

在学中本気で取り組んだことは何ですか

長瀬さん「飲み会とか言ったら殺されるかな?笑」

ゼミ生「いや全然大丈夫です、大学生はみんな飲み会に全力なので(笑)できれば学業面も答えていただきたいとは思っていますが、、。」

長瀬さん「どうだろう。学業面で言うと留学生とのコネクション作りに注力したかな。」

ゼミ生「それは何か団体に所属してというカンジですか?」

長瀬さん「いや団体にはむしろ入らなくて、尾崎ゼミでつながった留学生とかと個人的につながって仲良くなってみたいな。」

ゼミ生「その繋がりは今でも役に立ったりするんですか?」

長瀬さん「いや〜立ちまくりだね。転職にはもう困らないなって笑。」

ゼミ生「やっぱり人脈は大切ですね。」

長瀬さん「僕は立教内だけで人脈を作ってもしょうがないって思った。尾崎ゼミに来る留学生は、とんでもなく頭の良い学校の人だったりするんだよね。そういう人たちと肩を並べて一緒に勉強したりする環境って、凄く貴重で、国籍が違うからこそできたチャンスなんだよね。だからそれを逃す手はないっていうか、、。」

ゼミ生「そんなに優秀な学生が来ていたりするんですね、、。」

長瀬さん「ヨーロッパで5番目に頭のいい学校から来ていた人もいたからね。」

ゼミ生「確かにそんな人と同じ学舎で学べることはチャンスでしかないですね。」

長瀬さん「そうだね。だからそこはかなり気にしながら過ごしていたかな。」

ゼミ生「ヨーロッパというと、長瀬さんはドイツのadidas本社でインターンされていたんですよね。それはどういった経緯で実現したんでしょうか?」

長瀬さん「そうですね、それも尾崎先生のつてです笑。尾崎先生の教え子でベルリンで企業されている方がいて、その方が日本に帰ってきた際に、先生が飲みの場を設けてくださって、そこで紹介して貰いました。何度もしつこくメールしてお願いしましたね。」

ゼミ生「本当にやる気さえあれば、チャンスがいくらでも転がっているゼミなんですね。」

長瀬さん「そうだね〜。むしろやる気がないと何にもならないというか、何も得られない場所ではあるかもしれないね。」

ゼミ生「そこは極端に別れそうなところです。」

長瀬さん「まあサボろうと思えばいくらでもサボれるから、そういう意味では楽とも言えるかもしれないね。」

尾崎ゼミで良かったことは何ですか

長瀬さん「やっぱりキャリアもそうだし、考え方が自由になったっていうところかな〜。説明がちょっと難しいんだけれど、人それぞれあるやりたいことのためにゼミを活用できるみたいな。そのマインドセットが今も自分の中で生きていて、嫌なことはやらないというか、手を抜いても良いみたいなメンタリティを学べたっていうのが良かったことかな。どうしても日本にいると、会社の力が強くなってしまう中で、人材と会社が対等な関係にある目線をゼミで学ぶことができたのは大きいかな。」

ゼミ生「きっと尾崎先生の経歴や経験がゼミのベースにある中で、それを当たり前のものとしている留学生が入ってきて、彼らと一緒に過ごすことで、より身近なものとしてそれを感じることができるのかもしれないですね。」

長瀬さん「そうかもしれないね。僕も運動部だったからわかるんだけど、辛いことも妥協しちゃいけない、甘えは許さないみたいな雰囲気があるじゃん。自分の権利を主張できないというか。それを理論的かつ客観的に分析していたゼミなんだよね。人の気持ちとか、弱い所を客観的に分析できるゼミだから、それを理論で武装できるところが今はすごく助かってるかな。」

尾崎ゼミの1番の魅力は何ですか

長瀬さん「やっぱり今までずっと出てきているけど、『多様性』かな。 個性を消さずにグループとしてあれだけのことを勉強できるのは滅多にない環境だと思う。 ゼミだけちゃんと勉強してれば良いくらい笑。」

ゼミ生「確かに理論と実践のハイブリット的な色が強いなと、まだ半年間しか学んでいないですが実感として感じています。」

尾崎ゼミを一言で表すと

長瀬さん「難しいね笑。 え〜、『自由』じゃないかな。」

ゼミ生「なるほど。 確かにお話を聞いているとその答えに辿り着く気がします。 もう少し具体的にすると、『やるも自由、やらないも自由』みたいなニュアンスが含まれているみたいな。」

長瀬さん「そうだね。やる人には最高だけど、やらない人に救いの手は勝手に降りてこないかもしれないね。」

ゼミ生「ある意味残酷ですね。 自走できない学生には、ただの楽なゼミでしかないということですね。」

長瀬さん「それもきっと先生のゼミに対するスタンスが、ゼミをやることが楽しいってわけじゃなくて、ゼミを使って生徒から意見を聞いて自分の刺激にしたいっていうものだからだと思うんだよね。半分自分のためにゼミやってるみたいなカンジだと思うよ笑。」

ゼミ生「なるほど。僕たちは逆に利用されているかもしれないわけですね。」

長瀬さん「かもしれないね笑。でも教授ってやっぱり学校の先生じゃないから、そこは教授としての立場のままいてくれる人の方がいいなと僕は思うかな。」

ゼミ選びのアドバイスをお願いします

長瀬さん「直感だね!フィーリング!」

ゼミ生「やっぱり直感は裏切らなかったですか?」

長瀬さん「そうだね。個人的には行きたいところに落ちたら、ゼミに入る必要はないと思ってるかな。興味があるのが2つあるとかなら話は別だけど、あんまりゼミに入ることが大事だとは思っていないね。」

ゼミ生「すごい貴重な意見だと思います。」

長瀬さん「もちろん希望したゼミに入れればそれはベストだし、ゼミに入れば横も縦も繋がりはできるけどね。本当に無理して入る必要はないと思う。」

ゼミ生「1年生にはきっと新鮮にうつる考えですね!」

大学生活で大切だと思うことは何ですか

長瀬さん「自分の好きなことと、好きじゃないことを見極めて、好きな事に特化すること!本当に、好きなことが一番大切で、それが仕事になれば最高でしょ?だからあんまり頭でっかちに理論とか、周りの人に流されるより、今自分がやっている勉強と、自分の好きなことをどうつなげるか、みたいなことを考えるのが大切だと思う。」

ゼミ生「なるほど、深いことを聞いた気がします。 まさに遊びと勉強の両立が大切だということですね。」

長瀬さん「そうだね。あとは飲んでも飲まなくてもいいんだけど、本気の話ができる友達を見つけることだね! 大学は一番それができる場所だと思うから。」

ゼミ生「グサっと刺さりました今の話。」

長瀬さん「能力の違う友達がいれば、なおいいね。お互いの知らない分野とか知識を補完し合える友人というか、社会人になると本当に信頼できる関係って少なくなるから、大学の友達って大事だと思う。」

1年生にメッセージをお願いします

長瀬さん「カワイイ子大歓迎です!」

ゼミ生「これ本当に記事で使いますよ?笑」

長瀬さん「うわーーーーー!!じゃあやっぱ、誰でも歓迎ってことで!」

文:佐々木颯汰

最後まで目を通していただきありがとうございます。尾崎ゼミでは2021年度から一緒に勉強する仲間を募集中です。昼休みに説明会・相談会を開催するので、お気軽にご参加ください。
9/24: https://bit.ly/3ip7vNW
9/29: https://bit.ly/2GZjZhH
10/8: https://bit.ly/33nzYgT


この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?