見出し画像

「どうして夢が叶うのはこわいのか? 欲しいものを手にいれる抵抗感とは?」第3回コア学ゼミ(2019年11月)


この記事は

毎月開催されるコア学研究所の講義を書き起こししたテキスト(有料記事)となります。

コア学研究所はこちら

ダイジェスト動画はこちら



はじめに


今回は欲しいものを手に入れるとか、夢が叶うその抵抗感とは何なのか?その現象解剖学をしていきます。
今回の最大のポイントは「抵抗感」です。抵抗感とはどういうもので、どういう風にしてできあがっているかを解いていきます。

望みが現実化することへの「“潜在的”抵抗感」

まず最初に、誰しもが持っている「望みの現実化への“潜在的”抵抗感」があります。


本当に叶えたい、本当に望んでいることが形になってしまうことに対する無意識の抵抗感や潜在的な抵抗感があります。
基本的には「無意識の抵抗感を持っていると、余計な悩みを生む」と考えてください。


抵抗感を持っていると望みが叶わない理由を無意識に作ってしまいます。お金がない、時間がない、子どもがいる、親がどうとか、住んでる家が…とか。いろんな条件を抵抗感が作っていると思ってほしいんです。


コア学の考え方で言うと、本当に向き合うべき悩みとか課題ってほぼありません。私たちのコアな部分は、常に自分がなすべきことを知ってるし、向かっていく方向を知ってるし、壁とか障害物とかないってことをすごく理解しています。

だけど、コアではない部分が信頼を持ってなかったりとか、そんなことできないと思ってたりすると抵抗感が生まれやすいのです。


ここでいったん基本をおさらいします。「抵抗感を無意識に持っていると、余計な悩みを生む」ということです。だから、ちょこちょこ生まれてくる障害物とか障壁は根本的にはどうでもよくて、大ボスはこの抵抗感なんだと知っておいてください。

日々嫌なことが様々あるし、あれもしなきゃこれもしなきゃ…って出てきますが、根本にある潜在的な抵抗感を見つけることができて、さらにその抵抗感から新しい発見をすることができたとき、自分の人生に障害物がなくなります。

実はみんな、障害物がない人生ってこわいんです。障害物のない人生に対する抵抗感があります。そういったところから、今回のテーマを扱っていきます。

抵抗感が生まれる3つのケース

抵抗感が生まれるのは、以下の3つのケースがほとんどです。

①「誰か」に対する罪悪感
②変化に対する恐れ
③幸せ・喜びへの免疫力の弱さ


①「誰か」に対する罪悪感


なんの障害も努力もなく、トントン拍子に自分のあらゆる望みが叶ったら、なんだか申し訳ないって思うことありませんか。
あの人はめっちゃ頑張ってるのに、あの人はすごく苦しんでるのに、自分だけうまくいっていいのだろうか…とか。すごくうまくいってることが怖いというところに潜んでいるのは、誰かに対する罪悪感です。


②変化に対する恐れ

基本的に人間の脳みそって、変化をすごく嫌います。これにはいくつか理由があるのですが、特に重要なポイントは、変化することで自分が変わってしまったり、自分のある部分が消えてなくなったり、言い換えると「精神的な死」というものが強くあります。変化するということは、いままでの自分じゃなくなるということが、ポイントです。
職場が変わるにしても、人間づきあいが変わるにしても、仕事が変わるにしても、何かが変わるということは、いままで作り上げてきた自分、ある種の人格みたいなものが消えるということです。これは精神的な死と言えます。
この変化が大きければ大きい程、いままで見せたくない、出したくないと思っていた本当の自分、あるがままの自分が出てきてしまいます。いままで取り繕ってきた自分が消えてしまうので、変化に対する恐れも出てきます。

③幸せ・喜びへの免疫力の弱さ

これは感覚的な話で、幸せ~♡嬉しい~♪楽しい~★といった感覚とか感情に対する免疫力がなかったり、弱かったりするケースです。
いますよね、喜び方がわからないとか、嬉しいことを素直に嬉しいと感じることが怖いとか、幸せの受け取り方がわからなくなってしまったとか。こういったケースも、実は抵抗感につながっています。
自分がどのケースに当てはまるか考えてもらうとわかりやすいと思いますが、だいたい全部持ってたりします。基本的に全部当てはまりますので、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。


①「誰か」に対する罪悪感


「誰か」に対する罪悪感のベースは両親にあります。両親からスタートして、他人に罪悪感を抱くという習慣が生まれてしまいます。
他人に罪悪感を抱くというベースが作られたあとに、〇〇さん、△△さんって人が増えていきますが、根本は両親ということが多いです。
罪悪感には、〇〇より大きく、〇〇よりもっと、〇〇より多く、〇〇より先に…してはいけないというものがあります。


たとえば、両親が商売をやってたら、両親がやっている商売より多く稼いではいけない。両親がやってる商売より大きい規模になってはいけない。お父さんお母さんが持ってるお金よりもっと持ってはいけない。とか。


中でも結構多いのが「〇〇より先に」です。〇〇より先に幸せになっちゃいけない。〇〇より先に夢を叶えちゃいけない。これはすべてが待ちの状態になってしまいます。遠慮の状態です。〇〇は人によって違います。家族とか子どもの場合も多いと思います。子どもより先にはダメとか、旦那より先にはダメとか。

ここから先は

9,819字

¥ 1,800

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?