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世界一幸せな北欧のライフスタイル   Part 1. ヒュッゲ (Hygge)

鉄オです!
北欧から帰国してから4年程経ちます。
中学校から社会人になるまで約10年間、北欧で育ちました。

世界の幸せな国ランキング上位3位はすべて北欧諸国。TOP10には北欧5か国が含まれており世界一幸せな地域と言えるでしょう。
北欧は自由度も高く、のんびりとした生活を送っている人が多いイメージだと思います。

ではなぜ、北欧の幸福度は高いのでしょう?

文化・歴史的な点でみるとデンマーク、スウェーデン、ノルウェーなどの間には特に大きな違いがありません。

数年前から日本でもよく耳にするようになったデンマーク語の「ヒュッゲ」は北欧のライフスタイルとも言え、国民の幸福度に繋がっているのではないかと思います。

「ヒュッゲ」とは
他の言語ではヒュッゲにあたる単語は存在していないため、
日本語では「自宅での人と人との触れ合いから生まれる、温かく居心地の良い雰囲気」や「ゆったりとした居心地の良い時間や空間」といった訳をあてると理解しやすいと思います。

IKEAもスウェーデンの会社で、インテリアを大切にしている家庭が多いです。個人的な印象ですが、北欧の過程で使われている家具の7割はIKEAの物なんですよ。

インテリアを整えて、心地良く、くつろげる空間にすることも「ヒュッゲ」に入り、スローな時間を満喫し、そのための環境を整えたりすることはとても北欧らしいです。

私の北欧側の家族も「家庭」を意識し、人と人の触れ合いの場を大切にしています。
友人や、知人の家に遊びに行っても、インテリアは独自の個性をだしており、人を招いてより心地良い時間を過ごすために努力をしている方ばかりです。

日本では友人や仲間で集まるといえば、ホームパーティーや自宅でお茶などを想像する人が多いでしょう。でも気を遣う場でもあり、ちょっと疲れてしまいませんか? 

北欧では気楽に仲間を招待し「ヒュッゲ」の空間を築きます。家にある普段とは変わらないものを出すだけのカジュアルさも「ヒュッゲ」です。
特に気を使わず、自然体でありのままを大事にし心地よい関係を築くこと。これがまさに北欧流のライフスタイルです。

北欧ではミニマリストが多く、物が少なくシンプルな暮らしをしているからこそ、慌てて掃除などもする必要もなく、とても気楽に人付き合いをしています。

スウェーデンには甘いものを食べながらコーヒーやお茶を飲む休憩タイム、ヒューカ (Fika) があります。これも「ヒュッゲ」の一部です。

私の祖母など、近所の友人たちが約束もなく次々と集まりとても温かく庭で会話をしているのを覚えています。

日本でのヒュッゲ
古くから日本の庭園など、四季折々の自然との触れ合いを大切にしていく文化があるように、四季折々の自然を美しく見せる工夫が沢山あると思います。

北欧と比べ、四季折々の自然を楽しめる機会も多いと思うので、自然と触れ合いながら居心地の良い空間を築けば日本独特のヒュッゲが生まれるかも。

花見、梅雨の季節、秋の紅葉や雪景色。自然と触れ合いながら人間関係を深める場は多いはず。

まとめ
気楽に楽しめるヒュッゲ。

日本では自然と接して喜びを感じられるようになると、毎日幸せな気持ちで過ごすことができるはずです。

ヒュッゲを通じて「ここ今」のシンプルな幸せに気付いてはいかがでしょうか。

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