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スケジュール②(具体例)

はじめに。。。
この記事は、以前公開していた「シーズンインまでのスケジュール(練習計画」という記事を①、②に分割した記事になります。「スケジュール①」の続きとしてお読みください。すでに以前の「シーズンインまでのスケジュール(練習計画)」を読んだ方には、2度手間になってしまい申し訳ありません。

こんにちは!吉永です。

前回はスケジュールについての説明で終わったので、今回は具体例をあげながら、もう少しだけ理解を深めていただこうと思います。

練習計画 例

僕は昨年の夏まで大学でヘッドコーチをしていたので、その時のものを使って最初の大会までの練習計画の例をあげます。参考にしていただけたらと思います。

まずは最初の大会(全関西)までに落とし込むオフェンスとディフェンスのリストを作ります。

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オフェンスリスト
上段=コールプレーです。僕にとって最低限必要なプレーです。
下段左=アウトオブバウンズプレーです。サイド、ベースライン、コーナーからのプレーです。
下段右上=モーションプレーです。モーションとはコールプレーのようにデザインされたものではなく、決まったルールの中で自由にプレーすることです。モーションの中でも僕が最も大事にしているルールを書いています。
下段右中=ファストブレイクです。僕はシステムブレイクというものを取り入れており、このシステムブレイクこそが僕にとって最も重要なオフェンスシステムです。
下段右下=ゾーンオフェンスです。

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ディフェンスリスト
1段目=マンツーマンディフェンスです。
2段目=フルコートマンツーマンディフェンスです。
3段目=ゾーンディフェンスです。
4段目=フルコートゾーンプレスです。
5段目=ファストブレイクディフェンスです。
3、4段目のゾーンは時間があればやろうかな?ぐらいなので、三角の印をつけています。

次に最初の大会までの練習計画です。
4月21日から始まる全関西に向けて、3月6日から練習を始めます。

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左から日付、オフェンス、ディフェンスを書いています。内容はその日に落とし込むシステムです。赤丸で示しているのは、最も重要なポイント(計画時に印をつける)。緑丸で示しているのは、その日にうまくできなかったポイントですね(練習実施後に印をつける)。W=ウエイトトレーニング、H=ハイインテンシティインターバルトレーニングです。

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試合や遠征もしっかり書き込みます。
青文字は追加で行なった内容です。
22日〜29日まで空白になっているのは、初めての試合や遠征で発見した改善点に取り組む時期です。

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(実際は4枚あるのですが、4月1日〜18日までを記載した写真は他と変わらないので省きます。)
最後に練習回数、練習時間、練習試合の数、Hの回数、Wの回数を記載しています。自分たちにどれだけの時間があるかを知ることは、とても重要だと思います。

最後に日々の練習計画です。

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3月6日(練習初日)〜8日までの3日分だけ乗せておきます。
ポイントとして見て欲しいのは
①分単位で練習を管理していること
②選手に説明すること、もしくは注目ポイント(同じメニューでも日によって変わる)を赤字で書いていること
③一番最初に落とし込むシステムは、僕が最も大事にしているシステムブレイクだということ
④システム、プレーの説明が3〜6分以内で終わらせること
⑤初日から5on5をやること
以上の5点です。

ここに挙げた例は、あくまでも僕に合ったやり方なので、参考程度に見てもらえたらと思います。

あとがき

スケジュール①②の記事で理解を少しでも深めていただけたら嬉しいです。

僕は日々の練習を考えるときに、メニューの順番やコメントが重要だと考えています。順番を変えるだけで、いつもよりハードワークしてくれます。コメントを整理しておくだけで、練習の見るポイントが絞られます。効率よく進めるにはとても重要な要素だと思います。

僕は日々の練習を書いた紙を、大学でコーチを始めた初日から最後の練習まで(約7年半)全て、今も手元に残しています。あの時どんな練習してたかな?どんなことに注目してたかな?どんなコメントをしたかな?など、思い出すのにはとても役立っています。そこから新しいひらめきもあったりして面白いですよ。

今日も最後までお付き合いくださりありがとうございます。
次回は。。。まだ何について書くか決めていません😅
今回の記事でご質問等ありましたら、コメントもしくはFacebookに直接ご連絡いただけたら嬉しいです。
それではまた次回お会いしましょー!

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*このnoteに書いている内容は、僕のバスケットの考えなので、バンビシャス奈良のバスケットとは一切関係ありません。

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