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僕らが継続を止めるときの頭の中を覗いてみる
こんにちは、コーチの中原です。
今日は「継続を止めるときの頭の中を覗いてみよう」というテーマでお話していきます。
モチベーションが下がった時に、
その下がった要因は何なのか?
それをどう対処したらいいのか?
が分かっていればゴールを取り下げなくて済みます。
モチベーションが低下して何日か休んでも、その後に復活できましたっていうのと、やめてしまうっていうのは全然結果が違います。
何かを継続するのが苦手、やりたいことがあっても継続できないという方は、ぜひ最後までお付き合いください。
音声はこちらから⇩
ではさっそく、継続を止めるときの私たちの頭の中を覗いてみましょう。
今回は継続をやめてしまう時の主な要因を9個ご紹介します。
この9個の要因をあらかじめ知っておくことで、次に何かを始めて継続する時に役立つと思います。
1. 疲れによるモチベーションの低下
言い訳や言い分のテッパンですね。
モチベーションの低下にもいくつかの要因がありますが、主な要因は疲れと疲労感なんですね。
当たり前ですが、この疲れと疲労感が溜まると、やる気が出ないですよね。
疲労やストレスが溜まると、食欲が落ちる人もいるし、性欲も落ちてしまう人もいます。
原始的な欲求でも低下するのですから、未来につながるチャレンジや積み上げは真っ先にその影響を受けます。
疲れてしんどい状態の中、気合いやモチベーションで乗り切ろうというアプローチがいかに役に立たないか分かります。
疲労はその日のうちに早急に取り去り、できるだけ溜めないようにすることが重要です。
私のオススメは睡眠の質を高めることです。
具体的には寝室の窓にアルミホイルを張って完全に遮光する方法などがおすすめです。
十分な休息によって健全な欲求が復活するのと同様に、ゴールへの渇望感も復活します。
2. 時間不足
この時間不足も何かをやめる時の言い訳としてよく上がります。
これはシンプルに優先順位の問題です。
やりたいことをやっている人は基本的に時間が足りません。
例えば子育ては最高に幸せな時間ではありますが、容赦なく仕事の時間まで侵食してきます。
状況が変わった
見通しが甘かった
どう考えても間に合わない
など優先順位を見直しや戦略を練り直すことを迫られるのはよくあることです。
「これだと間に合わない」という状況に圧倒されながらも「ゴールは取り下げず、どう戦略を組み直すか」を淡々と考えます。
3. 不安と自己疑念
自分自身や設定したゴールに自信が持てなくなることもあります。
ゴール達成の邪魔をする人をドリームキラーと言いますが、もっとも厄介なドリームキラーは自分の中にいます。
具体的には「このゴールって本当に自分が望んでいるものなのかな?」とか、「これは自分に合ってるんだろうか?」という感じでゴールを疑い始めてしまうのです。
この根本原因は自分との信頼関係です。
所謂自己肯定感ですね。
自己肯定感を高めるには
自分に向き合う
自分の声を聞く
自分を知る
今の自分に「いいね!」をする
未来に向かう自分を認める
というプロセスが重要になります。
参考記事⇩
自己肯定感を高め、自分をしっかりと認めることが重要です。
ただ、自分のゴールを疑ってしまった時は、まず立ち止まってほしいですね。
立ち止まると頭がクールダウンして冷静に考えられるようになると思います。
4. 目標達成の困難さ
これはさすがに無理なんじゃないかとか、難しいだろう…って考えると、やはり継続することは難しくなります。
この困難を感じるもっとも大きな原因は成果が見えないことへの不安です。
日々の行動が何かしらの成果につながり、それが見えると安心できて、モチベーションが維持できます。
しかし成果が見えない、何も変わらない、誰にも届いてないんじゃないか?というのが、続くと「さすがに難しいかも…」という言葉が頭をよぎります。
この目標達成の困難さが頭に浮かんできた時に考えてほしいのが、いわゆる成長曲線です。
成長を伴うチャレンジ全般にいえることですが、結果や成果はリニアには上がって行きません。
成長曲線を理解し、最初の成果が出ない期間を耐えることが大切です。
ちなみに成果が出ない期間を耐える有効な方法は夢中になることです。
5. 他の優先事項
「他にやらなければならないことができたから、これをやめます」ってよくありますよね。
これに関しては他の選択肢が見えてきたのであれば、そこでストップするのは全然いいと思います。
それは戦略を変えるということですからね。
他にやらなければならないことができた場合、戦略を見直し、ゴールを達成するための計画を再検討しましょう。
ただ注意点として、先述した成長曲線の効果がなかなか出ないから、もしくは手ごたえがまったく無いからという理由で他のことをやろうというアプローチだとしたら、立ち止まって考える必要があります。
なぜなら他のアプローチをしたとしても、その成長曲線の成果の見えない期間は必ずあります。
成長を伴う現状の外のゴールであれば絶対あるはずです。
ですから、その轍にはまらないように気を付ける必要があります。
6. 外部からの圧力と影響
具体的には周りの人が続けるのをやめたからとか、自分一人になっちゃったからやめるということですね。
周りの人が続けるのをやめた場合、自分も影響を受けることがあります。
ですが、今まで続けてきたことの先に自分のゴールがある場合は「周りは関係ない」というスタンスを取るべきです。
基本的にゴールはオリジナルです。
周りの人がやめたからといって、それに自分が影響されるようであれば、今一度そのゴールの見直しが必要です。
本当にオリジナルのゴールか
自分が望んだものか
本当に自分がそうなりたいのか
そこに行きたいと思っているのか
というのを、今一度確認する必要があります。
ゴールが本当に自分のものであるかを確認しましょう。
7. 興味の喪失
最初は面白かったけれど、途中で興味がなくなることもあります。
私はこれが結構強いですね。
最初は本当に面白いし、楽しいです。
何かを立ち上げるのは得意だし、ロケットスタートを切るのは結構得意な方なんです。
一方で、立ち上げて安定してくると突然興味が低下することがよくあります。
その理由はシンプルで、ゴール達成の見通しが立ったからです。
「もう大丈夫!できる!!」と思った瞬間に情熱を失います。
全然ゴールは達成してないんだけど、「これってもう大丈夫だな」というのが見えた瞬間に冷めちゃうんですよね。
この解決策もまたシンプルで、ゴールの更新です。
私はまさにこの冷めやすいタイプです。
こういう人は早々にゴールを更新することですね。
このゴール達成は間違いない。
だから次はこれをやろう、次のこれをやるためにこのゴールをきっちり結果を出して次に行こうという感じで更新してやるということですね。
ゴールを更新し、新たな目標を設定することでモチベーションを維持しましょう。
8. 計画の変更
これはもっといい方法が見つかったから今のやり方をやめるっていうやつですね。戦略の変更、計画の変更ですけども、これもよくあることですね。
ただ注意しないといけないのは、ある程度自分が行動を継続した上で、他のいい方法が見つかったなら全然いいのです。
自分が行動して見えるようになった情報によって、こちらの方がいいということが見えてきた。
それはその方向に向かうべきだと思います。
ただ、自分が動いてない、アクションしてないにもかかわらず、「こっちの方がいいんじゃないかな」という戦略変更はオススメしません。
なぜなら、それって楽をしたい、コスパ的な理由での変更の可能性が高いからです。
効率やコスパはもちろん重要ですが、結局求めているのは”いかに行動しなくて成果の出る方法”になっていないかということです。
自分が動いた結果、新しい戦略やアプローチ方法が見えるようになってきましたというのであれば、それは計画の変更に値すると思います。
そうではなくて、「もっと行動量の少ない方法ないかな…」という動機でリサーチした結果、見つかった方法だとしたら、疑った方がいいかと思います。
もっと良い方法が見つかった場合、戦略を見直すこともありますが、自分が行動して得た情報による変更であることが重要です。
9. 目標の変化
目的が変わった結果、継続する意味が無くなったというのはよくありますよね。
今回の中で唯一、継続を止める正当性を持っているといえます。
目的がなくなったのに継続していたら、その方が怖いですよね。
8番目と重複しますが、その場で設定した時の自分とまったく変わってないのに、つまり自分を変えるとか成長させるみたいなアプローチを全く取ってないのに、「いやなんかこのゴールよりもこっちのゴールの方が良さそうだと思ったのでこれにします」というのは疑問を感じます。
もちろんどんなゴールを設定しても、本人の自由なわけですが、いろんなクライアントさんを見てきた、プロコーチとしての僕の視点から言うと、何かしらのアクションをした後の方がいいんじゃないですかって思うんですよね。
なぜなら「リサーチして観ただけだと分からないのでは?」と思ってしまいます。
「これが何よりも今の自分にとって重要なゴールだ!」というのを一度決めたら、達成までとは言わないですが、今の自分の現在地から結構動いたなっていう実感を得るまでは、他の新しいゴールのインプットはオススメしません。
ゴールは出会いです。
出会ったら、人にもゴールにも本気で向き合ってみないと楽しめないし、成長もできません。
実はそのゴール達成において今僕らが使える奇跡の力があります。
それは情熱を持ってそれに熱中することなんですよ。
夢中になることなんですよ。
そこに夢中になるから奇跡が起こるんですよね。
ありえないような成長が起きるわけです。
でも夢中になる前に、「新しいゴールをやっぱりこっちにしよう」みたいな形で採用してしまうと、結局その夢中になるチャンスを逃してしまいます。
その結果、いろんなゴール設定したけど、なんか成長した気がしないなとか、いろんな情報や目新しい情報入ってきたんだけど、なんか楽しめていないことに気がつきます。
ですから、今回お伝えしたようなことを注意して実践して、自分のゴールに落とし込んで扱っていただけたらなと思います。
継続を止めるときの頭の中を覗いてみようというテーマで解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
ぜひ、自分のゴールに置き換えて実践してみてください。
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