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自己肯定感を上げようとしても上手くいかない理由

こんにちは。コーチの中原です。

今日は自己肯定感を上げようとしてもうまくいかない理由についてお話します。
自己肯定感を上げるというテーマに興味のある方、もしくは自己肯定感を上げたくて、いろいろやってきたのになかなかうまくいかなかったという人は、ぜひ最後までお付き合いください。

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自己肯定感だけを引き上げることは不可能

ということで、本題の自己肯定感を上げようとしてもうまくいかない理由ですが、「今の自分のまま自己肯定感だけを引き上げることは出来ないから」ということです。
例えばコーチングで多いのがアファメーションを使って、「私は自分を肯定できている、そんな自分が心から誇らしい」という風に自己肯定の部分にフォーカスします。
すなわち自己肯定感の高い自分を召喚しようとするアプローチをとります。

なぜこれがうまくいかないかというと、アファメーションで自分を変えるためには

  1. アファメーションする

  2. 実際に行動する

  3. 行動のフィードバックをとる

  4. 褒めながらカイゼンする

というサイクルを回す必要があるからです。

危険なアファメーション

すなわち自己肯定感だけを上げようとすると、今の自分のままで自己肯定感だけ上がればいいよね、上げたいよねというゴールになりやすいのです。
「唱えれば自分を変えられるよね」という完全に間違った方法論でアファメーションを繰り返すことになります。

そうすると、正しい努力やプロセスが見えにくくなり、継続することが難しくなります。

夢中と熱中が奇跡を起こす

正しい努力や継続するプロセスとは何かというと、やっていく中でゲーム性や面白みを見い出し、「楽しいな!」と感じて、夢中になることです。

夢中になることは私たちにとっては当たり前のことですが、集中状態が続き、時間感覚が変わる奇跡のような意識状態です。
自己変革や技術の習得には欠かせないものです。

例えば、スポーツや楽器の演奏、カラオケが上手くなりたいと思うとき、継続的な努力が必要です。
それが続けられると、やがて楽しさやコツがわかり、夢中になります。

一方で自己肯定感を上げたいと思って、自己肯定感だけにロックオンする方法を使っても、自己肯定感だけを引き上げるようなカリキュラムをまとめられません。
そもそも夢中になって取り組むべきものが見えてきません。

自己肯定が欠かせないゴールを置く

ではどうすればいいかというと、自己肯定せざるを得ないようなゴール設定をしてあげることです。
これが今回の結論です。

やり方として有名なのは2つあります。
1つ目は自己肯定感が当たり前なコミュニティに入ることです。
よく言われるのは、成功したかったら成功している人たちのグループに入ることです。

しかし、これはなかなかうまくいかないことが多いです。
なぜなら成功していない人は歓迎されないのです。
仮に成功者のコミュニティに入れても、波長が合わずお互いに居心地が悪く、上手く馴染めないことが多いです。

同様に自己肯定が当たり前の集団に自己否定気味の人が入ると、雰囲気や発言、考え方などあらゆる点で居心地の悪さをお互いに感じてしまいます。

ゴールがあると必然的に自分に向き合う

2つ目はゴール設定です。
これがもっとも現実的で強力な方法です。

ゴール設定することによって、自己肯定というテーマで自分に向き合わざるを得なくなります。
挑戦を繰り返すことで自己理解が深まり、成長が加速します。

例えば、情報発信をしたことがない人にとって最初の投稿は緊張しますが、それを繰り返すことで板についてきます。
これは環境の問題で、その環境に自分を置き続けることによって、自分に向き合うことができます。

ゴールを設定して歩み始めることで、自己対話が進み、成長が加速します。
この成長はまさに自己理解であり、今の自分の良いところも悪いところも見えてきます。
見えた時に、今の自分の実力がこうなんだなと受け入れることができるようになります。
これが自己肯定になるのです。

自己肯定の前に自己理解を意識する

自己肯定感を上げたいなら、まずは自己理解です。
自己理解のためには、今の自分を受け入れることです。

自己理解が欠かせないゴールを設定することで、自己肯定感が自然に上がります。
自己肯定感を上げたいと思ったら、成長を楽しむためのゴールを設定してみてください。

今回の結論としては、

  1. 自己肯定感だけを上げようしない

  2. ゴール設定をして新しい環境に身を置く

  3. 自分と向き合わざるを得ない環境を作る

ということが大切です。

ゴール設定についての詳細は、今後の記事で解説していきますので、ご興味があればフォローをお願いします。

理想の自分は環境とゴールで決まる

まとめると、自己肯定感だけを上げようとは思わないことです。
新しいゴールを設定し、ゴールに向かう中で環境を変えて自己肯定感を上げることをお勧めします。

自己肯定感を上げるということは、自己肯定感の高い自分になるということです。
それはすなわち自分を変えるということです。
自分を変えるというダイナミックな変化を起こすには”夢中になること”が欠かせません。
夢中になって取り組んでいたら「気が付くと〇〇が手に入っていた」ということが起こります。

無意識の力、ホメオスタシスの力ですね。

自己理解が進むことで、それが自己肯定の土台になります。
ホメオスタシスを使って自分を変えることが、もっとも確実な方法です。

今回は自己肯定感を上げようとしてもうまくいかない理由について解説しました。
いかがでしたでしょうか。
自己肯定感を高めたいとおもている人はぜひ、今日ご紹介したゴール設定を試してみてください。

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