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心理的安全性の構築に必要なマインドセット

岡田監督のインタビューは大好きなんです。最近の記事より。

【阪神】岡田監督が不調の野手陣に“正直になれ指令”「ウソ言うたらあかんわなあ」(日刊スポーツ)

若手選手が何打席もヒットが出ないのに、調子を尋ねると「調子いいです」って言うのは不思議。
誰が見ても調子は悪いと思うねんけどなあ。
他の人に調子が悪いと言うのは嫌なんだろうけど、正直に言ってくれた方がいいのに。

という記事です。


チームの勝利を考える球団と、自分の立場が大事な選手、
一見最終のゴールが違うので、起こりそうな事案です。
(最終的には、どちらも同じ目的のために必要なものなんですけどね)

これを解決するために、単純に考えると心理的安全性の話題になりそうなものです。

調子悪いと言うとスタメンを外れたりするのが怖い選手と
力になりたいから(書いてはいないけど)正直に言ってほしい監督
この溝を埋めるために心理的安全性を高めましょう、というのが
教科書的な解説です。
この記事自体も、その一役を担うかもしれません。


ただ、ちょっと想像してみてほしいです。
これ、いくら監督や球団側があれこれ努めたとしても
(努めておられるとしても:きっと岡田監督は努めておられると思うのです)
全員が正直に不調を伝えると思いますか?
限度がありそうな気がしませんか?

心理的安全性を高めることについては、会社や上司にタスクを求めがちですが
会社と社員も、個人同士でも、関係の構築は一方的にはできません。
片方が与えて整えるだけでは、いい関係にはならないのです。

何が必要かというと、部下の側のマインドセットです。
この阪神タイガースの例は、選手の側にここが欠けているのかもしれないなと思わされます。

部下の側が持ちたいマインドセット、
それは「いい関係を構築しよう」というものです。
その際に邪魔になるものは、自分の身を守る、つまり
恐怖心に基づいた判断、行動です。

恐怖に勝つマインドってなんでしょう。自信? 余裕? なんだと思いますか?

もし、
自分がいないとチームは成り立たないぜ、というような自信
一時的に2軍に行っても大丈夫さ、というような余裕
これらを持っていたら、「調子が悪い」って言えそうじゃない?

他に必要なマインド、ありそうなら教えてね。




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