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「会社は辞めたいけど、やりたいことはまだない」人の心理

※この記事は、stand.fmにUPした内容をnote用に再編集したものです。


こんにちは。
ライフキャリアコーチMasakiです。

※今日も音声配信した内容を記事にしてみるんですが、この音声自体がnoteで書いた記事のウラ話として配信したものなので、もはや何が本体なのか分かんないですね笑


さて、当時のnoteにはこんなことを書きました。

・転職エージェントのCMが増えた
・「やりたいことはないけど、会社辞めたい」「いいじゃーーん!」
 みたいなCM
・その影響か、CMを打ってなかったうちの会社にも「やりたいことないけど、辞めたい」という相談に来る人が実際に増えた


当時の印象として、

「自分のキャリアに焦っている」
「やりたいことはないけど、何かやらなきゃ」

という風に、何かに急き立てられている人って多いなと感じたので、今日はそこについての考察をお伝えしたいと思います。




「会社は辞めたいけど、やりたいことはない」人の心理


ここについて、まず僕が思うのは「やりたいことがないといけない」という風に思ってるんじゃないか、ということです。



そして、そんな人に僕が問いたいのは、

「あなたにとって、仕事とはなんなのか?」

ということ。



たとえば僕は「やりたいことだけやって生きていく」と言っていますが、それがキャリアのすべてじゃないですよね。


人によって価値観は色々あるので、自分が納得してるんであれば、それが「お金を稼ぐ手段」であってもいいし、「社会と繋がるためのもの」であってもいいわけです。



自分にとって、なにが大切か


実際僕もキャリアアドバイザーをやっていて、転職相談に来る人のなかにはいろんな人がいました。


平日休みの仕事をしている、ある20代の男性がいて、その人に「なぜ転職するんですか?」と聞いたら、彼は「土日に草野球がしたい」と答えたんです。


一般的に考えると「そんな理由で転職していいの?」と思うでしょう。



僕も、さすがにそれで大丈夫か?と思ったので、何度か聞いてみたんです。


だけど彼は、「大丈夫です。仕事はなんでもいいです。経験を活かせるものであれば。」と何度もいうので、僕も「それならば」ということで、土日休みにするという条件を最優先に求人をご紹介しました。



その後彼はすんなり転職を決めて、「土日に野球ができる」という環境を手に入れました。

最後の挨拶をした後、彼はとても嬉しそうに帰っていきました。


そんな後姿を見て、僕は思ったんです。

「この人は自分にとって、なにが大切かを分かってるな」と。



尊敬する経営者が、こんなことを言っていました。

「自分がどんな生き方をしたいかがわからないのに、自分のやりたいことはわからない」


本当にそうだと思います。



今の世の中、特に情報は加速度的に増えてきています。


でも、情報ってなんのために必要なんでしょうか?

本を読んだり、情報を集めたりする行為って、そもそも僕たちが自分の人生を豊かにする手段として行うもののはずです。



この手段が目的になってしまうと、ドツボにハマってしまうわけです。


転職のCMもそう。

英語を勉強するとか留学するとか、最近でいうとプログラミングを学ぼうとか。



これ、マーケティング手法として「不安をあおる」というのがあるんですね。ターゲットに「これをやっておかないと、何か嫌なことが起こる」「自分の未来が不安だ」と思わせる。

そんな風に不安を煽って、申し込みをさせる方法です。

あんまりよくないけど、実際沢山あるんですよね。



英語でいうと、「これからの時代、勉強して当たり前なんだ」と思うと、「やっておかないと」という不安を煽られて申し込もうかなぁーって思っちゃいますよね。



なので、「そこで焦っちゃうかも」って人にお伝えしたいのは、

いろいろな情報を見る前に、自分にとって大切なものを大切にする

という考え方を手に入れる方が、大事なんじゃないかと思うということです。



英語やプログラミングや各種資格等、たしかにやった方がいいことは世の中沢山あります。


「これからどうやってキャリアを築いていこうか」「どうやって社会を生き抜いていこうか」というときに、その手段は山ほどあるわけですよね。


ただ、それをすべてやる時間は僕たちにはないんです。



じゃあ何を基準に選ぶのかというと、これは「自分が自分の人生のなかで大事にしたいことはなんなのか」ということをはっきりさせるしかないんじゃないかと思います。


僕は「1対1で人と向き合うこと」が好きだし、「その人のきっかけになれるような存在」になりたいということが、長年悩んできた中ではっきりした(させた)ものです。


だから、よく言われる「対企業」にとか、「大人数にセミナー」も、ということはあまりやりたいとは思っていません。あくまで1対1の時間を大切にしたいと、今は思っています。

※いつか変わるかもしれないけど!



そういう観点でいうと、僕は「英語は一生勉強しない」ということも決めてます。


英語に限らず、こういうことを決めていないと、自分が不安になった時に「じゃあ英語勉強してみよう」とか「プログラミング覚えてみるか」とか思って、安易な「解決(っぽい)策」に飛びついちゃうんですよね。

そうなると、自分のなかにちゃんと経験が積みあがっていきません。



僕にとっては、「自分が大切なことを大切にできる時間をつくること」が今は一番大切なんです。そしてそれだけできれば、ひとまずこの人生は十分なんだと思っています。


さて、あなたにとって本当に大切なものはなんですか?



「会社を辞めたいけど、やりたいことがまだない」人へ


「会社を辞めたいけど、やりたいことはまだない」という人は、一旦立ち止まって「自分自身が、そもそもやりたいことをやるということを大切に、仕事をしていきたいのか」ということを、まず考えてみましょう。


そのうえで、もしそこが大切なのでなければ、「僕にとって仕事はなんなのか」「私にとって仕事ってどういうものなのか」ということを、じっくり考えてみると、何かヒントが見えてくるんじゃないかと思います。

よかったら参考にしてみてください。



Masaki



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山崎 将吾|ライフキャリア
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