未来から過去に向かって流れる時間
少し前に、
『「違うこと」をしないこと』(吉本ばななさん著)という本を読んだ。
その本の中で、時間の流れについて、
時間は、未来から過去に向かって流れている
とあったのが、とても心に残っていて、
じっくり考えてみたくて、今朝もう一度本を手にとった。
＊
改めて引用させていただくと、本では、
時間は未来から過去に向かって流れている
子どものときは未来から時が流れていると感じている
としたうえで、
ところが大人になると、何かを決める時に、未来ではなく、過去の失敗で推し量ろうとする。
過去に起こったことのせいで、今の自分があると思い込んでいる。
過去はもう過ぎてしまったことで変えることはできないのに、それで未来が決まってしまうとしたら、生きている意味がしぼんでいく感じがしませんか？
とあるんだけど、
ほんとそうだなぁ、
と思って。
ここでのお話は、
未来からの予感をキャッチすることで今の自分をつくる=流れにのる
という文脈(と解釈した)なので、
そういう話じゃないよねとはおもいつつ、
ちょうど、自分の目標設定について改めて考えていたこともあって、勝手にそれにあてはめて考えたときに、自分的にしっくり＆モヤモヤしたことについて（なにそれ笑）、今日は書こうと思う。
＊
まず考えたのは、
目標設定って、
未来を設定する（未来を決める）ことなわけで、
目標をセットして、
逆算して今の行動を決めていく、ということでは、
未来から今をつくっているといえるよね、ということだったんですけど。
でも、あれ？と思って。
そこだけ切りとると、
“未来から時間が流れている”ように思える。
だけど、
自分のこれまでの目標設定を振り返っても
周りの目標の話を聞いていても、
そもそもその目標をセットするときに、
過去をベースに考えていることって多かったよね、と。
例えば、
これまでやってきた仕事、
これまで学んできたこと、
得てきた資格、とかもそうかもしれない、
そういったこれまでの過去の経験、過去得てきたものをベースに、「こうなりたい」「こうしたい」という目標を考えてきたケースが多かったんじゃない？って思ったのです。
といっても、
そうやって設定した目標が必ずしも「違う」というわけではないし、
もちろん経験は活かせるにこしたことはない。
でも、自分に問いて考えたほうがいいと思ったのは
○○してきたのだから、○○になる、とか
○○のためにがんばってきたのだから○○を目指す
を、当たり前に考えていないか、
ということ。
人は変化を恐れるものだし、
これまでやってきたことや信じてきたことを
切り離すってこわいから、
これまでをベースに未来を考えるほうが
楽、というか、安心ですからね。。
でも、そうやって設定した場合、
結局ベースは過去にあって、
『過ぎてしまった、変えることのできない過去』で未来を制限してしまっている、ともいえる。
本のことばでいうなら『生きている意味がしぼんでいく感じ』もするから、できればそうしたくないなぁと思う。
だから、
これまで目指してきたところ（今目指そうとしてるところ）は、ほんとうに進みたい先なのか、
過去を手放すことの不安が、ほんとうに進みたい未来を設定することを妨げていないか
っていうのを、自分に訊いて、
そもそもの設定を見直すことが必要だよね、
と改めて思ったわけです。
で、そうして立ちどまって考えた結果、
今まで目指していた先が、ほんとうに、心から、自分がやりたいこと、向かいたいところであるのなら、そのまま軽やかに進んでいけばいいだろうし、というか、進んでいけるだろうし、
そうじゃないという場合も、
じゃあ、これまでやってきたことゼロになるのか、とか、過去は関係ないのか、というと、そういう話ではなくて。
自分にとってほんとうにしっくりくる、
自分のほんとうにやりたいこと、叶えたい目標をセットできた場合、
これまで生きてくる中で起こったことも、
実はそこにつながって思えたり、
伏線だったんだね、って思えたりして、
なんだったらこれまでのほうが無理矢理感があって、そこに向かうのが必然だったように思えたりするのかもしれないし、
そこ（未来）に向かって、より自然に、
今がつくられていくってことなのかもしれないなぁと思った。
（目標にむかってやろう、と決めることも、
苦なく、継続して実行できる可能性もより高まるしね）
＊
ということで、
いろいろふむふむ、と思いつつ、
さて、わたしの時間は未来から流れているのだろうか、を考えつつモヤモヤしていたわけですが。笑
うーん。
わたしは今、
・未来はつくっていける
・過去や今の自分をベースに考えることなく、未来をつくっていい、描いていい。
ということを、
前よりずっと信じられるようになったし、
「こうじゃなきゃいけない」
「こう思われなければいけない」
というような鎧でガチガチに固めていたあの頃に比べてその内側にいた自分と仲良くなれて、自分の心の声に届くようになれたようになったのはほんとうで、
結果、方向性には迷いはなくなった。
でも、
なんというか、
もっともっと自由になれる気もしているんですよね。。
ということは、
あぁまだこわいと思ってる自分がいるんだね、
そのこわさ（不安）があるがゆえに、
わたしはまだ、“内側の自分に言わせないようにしていること”があるのかもね、と思って、
モヤモヤしていたわけです。
それが自分の中ですっきりしたときに、
ありたい未来から、今の自分がつくられている、
ということが、
「現実的」にしっくりくるようになるんだろうな、
と思うし、そうしたいなと思う。
ということで、
引き続き、自分を整えて、
といっても待ってるだけじゃなく、
必要だと思うことを軽やかに行動してみながら
自分の声を聞いて、気づいていきたいなぁと思っているところです＾＾
あぁ、、また長くなっちゃったなぁ。うまいことまとまらなくて想定外に長くなってしまうのをなんとかしたい！涙
それではまた＾＾
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