見出し画像

2024年6月 読み終わった本・読んでいる本

アプリ「記録」

読んだ本や観た映画を簡単に記録できるアプリ『記録|読書も映画も』を、この1月の初めから使い始めました。簡単なので、この一ヶ月間、無理なく、そこそこ楽しく使っています。

記録をつけるのも簡単だし、記録を振り返るのも簡単なので、せっかくだからその記録を生かしたいと思いました。ひと月ごとに、note に記録を起こしてみます。今年のチャレンジにします。順調に続くかしらね。

とりあえず、読んだ本を振り返ってみます。


1月~5月に読み終わった本はこちら


先月末に投稿した「2024年5月 読み終わった本・読んでいる本」の最後に、私はこのように書いていました。

6月に読み終わった本についても、7月早々に投稿したいと思います。本当に投稿できるか、自分自身に自信が無いけれど。引き続きよろしくお願いします。

「7月早々」とかありますが、これを書いている今、7月も終わろうとしている31日です。やれやれ。何を隠そう、夏休みの宿題は8月31日にやっつけるタイプでした。小さいころからの習慣(?)は、そう簡単には治らないものですね。なにはともあれ、6月の記録を振り返りたいと思います。

6月に読み終わった本

2024年6月 読み終わった本

ああ、なんというか、脈絡のない、繋がりを感じられない、ラインナップですね。趣味の本、勉強の本、娯楽の本が並びました。



『エイリアン3』


これはもう、私のオタク趣味全開なので、ちょっと紹介するのが恥ずかしいのですが、語ってみたいこともあるので出してみます。

何を隠そう、私はハリウッドのSF映画やアクション映画を見るのが好きです。そして、映像作品の原作やノベライズを読むのも好きです。映像では分からなった、気づかなかった、表現されていなかったようなことを、本で読むのは楽しいものです。

誰もが知っている(と思われる)エイリアンシリーズも大好きです。今年もシリーズでは7作品目となる新作がリリースされますね。

そういえば、「エイリアン:コヴェナント」がリリースされた2017年に、夏休みにカナダへ渡航するのにエアカナダを利用したのですが、バンクーバーとトロントを結ぶ国内線で、エイリアンシリーズの全作品が機内エンターテインメントにリリースされていました。物凄く嬉しかったのを覚えています。しかも、密かに面白いなと思ったのが、並びで座ったお隣の方も、そのお隣の方も、みんなそれぞれエイリアンシリーズのどれかを視聴していたことです。私も当時は未見だった「プロメテウス」と「エイリアン:コヴェナント」を視聴しました。

えっと、話が逸れました。映画の話になると、ついひとりで盛り上がってしまうので、どうぞ少しでもご興味を持たれた方は、映画のエイリアンシリーズについて、それぞれの Wikipedia をご覧ください。


今回読んだ『エイリアン3』は、映画としてリリースされた「エイリアン3」の原作でもノベライズでもありません。ストーリーがまったく異なります。映画を製作する過程で最終的には採用されなかった脚本が小説化されたものです。いわば、二次創作作品です。ストーリーがどう違うのかについては、映画を見るなり、本を読むなり、ネット情報を追うなりして頂ければと思います。

私がこの本を手に取ったのは、採用されなかった脚本が、採用されなかったにも関わらず長いことファンの間で惜しまれ、ついには小説化されたという経緯に興味を持ったからでした。

映画の「エイリアン」も「エイリアン2」も大好きなのですが、「エイリアン3」に関しては映画館で見た当初、物凄くがっかりしたのを覚えています。独立した映画作品としては、まあ面白くはあったけれど、「エイリアン2」との繋がりが感じられなかったのが残念だったのです。それを言うと、「エイリアン4」も、また別次元の話になっていました。やはり、独立した映画としては、悪くなかったけれど。

「エイリアン3」に関しては、ネットで検索するとすぐに「ウィリアム・ギブスン版の脚本」の話が出てきます。私も長いことその存在を知っていました。英語版をちらっと読んだことすらありました。ウィリアム・ギブスン版の脚本の要は、「2」で生き残ったキャラクターが引き続き「3」でも生かされて、または活かされて物語が展開するところにあります。

それが短くはない年月を経て、小説化までされるなんて驚きました。先ほど、いわば二次創作作品であると書きましたが、また別の言い方をすると、つまり同人作品ですよね。その同人作品が本として出版されるなんて、どれだけファンに愛されているのでしょう。

というわけで、この『エイリアン3』を興味津々好奇心いっぱいで読んでみました。映画を見てがっかりした気持ちを払拭することはできるのだろうかと期待しながら・・・。

まあ、読後の感想としては、ちょっとイメージをするには難解だったというのが一言目に出てきます。SF作品によくあることかも。そして、映像作品としてはもちろん見てみたいけれど、これもまた映画の「エイリアン2」との繋がりを感じにくい物語である、ということも感じました。むしろ、発想としては「エイリアン:コヴェナント」と繋がっています。

でも、映画の「エイリアン3」の冒頭で理不尽にも消されてしまったキャラクターたちが生きて地球の傍に辿り着き、それぞれ活躍する物語を読むのは面白かったです。それが私を始め一部のファンが望んでいた物語だったんですね。

エイリアンシリーズはゲームにもなっていて、そのゲームの物語もまた映画とは異なっていたりします。それぞれ作り手の望む物語が反映されているんですね。やはり、面白いなと思います。



『ナチュラル・リーダーシップの教科書』


次は、コーチングスクールの同期達と続けている読書会の課題本です。

これは、先々月に投稿した「2024年4月 読み終わった本・読んでいる本」の中で紹介した『21世紀の教育 子どもの社会的能力とEQを伸ばす3つの焦点』と合わせて読んだことで、理解が深まりました。

『21世紀の教育』の方は、子ども時代の教育について言及されていますが、こちらの『ナチュラル・リーダーシップの教科書』は、管理職や経営者層を経験されている方がターゲットになります。

そしてどちらも、「自分」または「自分の感覚」が大事である、ということを主張している本です。とにかく、「自分や自分の感覚を大事にすること」が何度も語られています。

さらに「自然の力を借りる」ことのインパクトも語られています。馬と共に過ごす「牧場研修」の事例が何度か登場します。これは字面ではなかなか表面的な理解を超えることができなかったので、ぜひ体験してみたい研修だなと思いました。

またこれは読んだタイミングに繋がることなのですが、既視感を感じることが多く、これまでの振り返りや学び直しをする感覚で読むことができる本でした。




『キュロテ 世界の偉大な15人の女性たち』


次に紹介するのは、図書館でふと目に入り手に取った本です。フェミニズムのコーナーだったか、または多様性のコーナーだったかに置いてありました。原本はフランス語のコミックです。

面白かったです! フランスのコミックなので、要は漫画なのですが、絵の感じや話の間合いに独特なものがあり、じっくり読み進める必要がありました。

15名の女性たちの物語がそれぞれ紹介されています。ある程度は有名な方ばかりなのだと思いますが、私はほとんど存じ上げない方ばかりでした。トーベ・ヤンソンと則天武后を除いて。そうそう、フランスのみならず色々な国の女性が登場します。

印象に残ったのは、次のお二人でした。
・言葉通りの“永遠の愛"を貫いた女性 ヨゼフィーナ・ファン・ホーカム
・アメリカ最古の灯台を守った老女 ジョージナ・リード

ヨゼフィーナさんは、彼女と彼女の夫のお墓参りに行きたいと思いましたし、ジョージナさんは、彼女が守った灯台を見に行きたいと思いました。どちらも今も残っています。詳しくは本をどうぞ。




今現在、読んでいる本、積んでいる本

ちょっと言い回しを変えてみました。これまで、ただ「読んでいる本」としていましたが、もう長らく開いていない本もありますから「積んでいる本」も含まれていることを告白します。

もはや読むことを諦めて、この「記録」からひっそり姿を消してしまった本も実はあります。消してしまう前に紹介しても良かったかな・・・。いつか、「読むことを諦めた本」を主題として note を書いてみてもいいかもしれませんね。




さて、今月もギリギリ投稿できそうです。やれやれです。ちなみに、7月中に読み終わった本は3冊でした。しかも、コミックと絵本を含めて。最近、読書量の低下を感じています。時間はたくさんあるのになあ。そして、いつも本ばかり開いている気がするのに。なぜかなあ。

これで半年分の投稿をしたことになります。後半の半年分、またコツコツ続けて行こうと思います。どうぞ引き続きよろしくお願いします。



ここまでお読みいただいたことに感謝です。毎回生みの苦しみを感じつつ投稿しています。サポートいただけたら嬉しいです!