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アルスラーン戦記に学ぶコーチング1

画像元:アルスラーン戦記 第1巻 荒川弘(著)田中芳樹(原著)

今回から自分が読んでいる、
もしくは読んだ本から得た知識を
どう自分のコーチングに生かして
いるのかを書いていこうと思います。

自分はビジネス書や哲学書などを
メインに読んでいるのですが
このアルスラーン戦記は
歴史ファンタジー小説です。

アルスラーン戦記が凄い

先ずはこのアルスラーン戦記への
愛情を語らせてください。
それぐらいは良いでしょう?笑

最初の出会いは”鋼の錬金術師”で
有名な荒川先生が書かれた
漫画版”アルスラーン戦記”でした。

存在は知っていたものの
”もうちょっと巻数が増えてから
一気読みしたい!!”と思い
20巻ぐらいまで待っていましたが。。。。

衝撃でした。
本当に面白い!
中世ペルシャをモデルに
しただけあって、

”あ!これは多分ペルシャの
あの部分!あれは多分
ヨーロッパ!これはモンゴル!”
みたいなのが歴史ファンに
見え隠れするので
本当に面白いです。

また荒川先生の力量も相まって
登場人物が本当に魅力的に
描かれています。

自分はクバートとギーヴ、
そして、ジムサが好きです。

このアルスラーン戦記への
興味があり過ぎて
原作を直ぐに買ってしまいました。
実はこの作品30年かけてようやく
完結した大作なんですよ。

所説版の終わり方には
賛否両論あるものの
自分は一気読みが出来たので
満足しています。笑

何故小説なのか?

で、自分が持つアルスラーン戦記愛は
ここまでにしておいて本題です。

前述のとおり、自分はいわゆる
”実用書”と呼ばれるものを好んで
読んできました。
もちろん今も読んでいます。

小説は昔は好きでしたが
20代後半からは”時間の無駄”と
勝手に決めつけ読まず嫌いを
起こしていました。

ですが、小説は
その登場人物が置かれた状況下で、
どんな事を考え、そして感じ、
更にそれらを加味したうえで
どういう行動を取ったのか?

という事が疑似体験できる
素晴らしい文学分野です。

ある意味一番古い形のVRやARと
言ってもいいでしょう。

私はこのアルスラーン戦記から
様々な事を学びました。
それは多くの人、
特に他人を良くする仕事に
携わっている人たち

にとっても意義あるものだと
自分は思っています。

100から10を選び、1が上手くいく

先ず最初のコーチングの知恵は
ウェイトトレーニングや
スプリントセッションなどを
考える際に覚えておいてほしい言葉です。

光文社から出ている
アルスラーン戦記1・2、
p158から引用したものを
書いていきます。

考え出した策が百あるとして、実行に移せるのは十、成功するのは一、そのていどのものさ。かんがえることがすべてかなうなら、亡国の君主などいないだろうよ。(ナルサス)

王都炎上・王子二人 アルスラーン戦記(1)(2) 講談社 P158 

これは王国で一番強い戦士、
ダリューンが旧友である
ナルサスと会話から出たものです。

これを読んだ瞬間に自分は
直ぐにハイライトを引きました。
”そうだよな!これは心に刻まないと!”と。

私たちS&Cコーチも様々な
プログラムを考えます。

筋力アップには。。。
スピードアップには。。。
パワーアップには。。。

などなど
あーでもない、
こーでもない、
と考えていることも多いです。

考える事がある意味仕事の
大半を占めます。

”12週間あるこのトレーニングブロックでは
これが目的で、あれが目標、
だからウェイトトレーニングでは
AとBとCをメインリフトとして
DとEとFがアクセサリー。
モニタリングAAとFFF。”

こういったはっきりとした事が
スッと出てくることも
ありますよ、もちろん。

でも、それは上手くいった1を
繋ぎ合わせて、削いで削いで
削ぎ落してきた成果だと思います。
特に経験を積んできた方々に取っては。

だから同じプログラムをしても
自分がコーチングするのと
若く経験が浅い子がコーチングするのと
また経験豊富なベテランがコーチング
するのとでは、

結果が変わってきます。
これはどれだけこの
”上手くいく1”を経験してきたか?
だと思っています。

是非、皆さんも考えてに
考え抜いて”上手く1”を
沢山経験してみてください。

以上

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