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<世界のトップレベルから学ぶ>S&Cプログラムのフローチャート
アスリートの
ウェイトトレーニング
やコンディショニングを
プログラムする際に
何から始めればいいのか?
そんな疑問を持つ人は
沢山います。
自分もその一人です。
日本のスポーツは
特にガラパゴス化が
進んでいるので、
かなり独自の体系を
持って進化してきています。
仙腸関節がどうとか、
○○メソッドやら
まぁ大事な要素では
あるかもしれませんが
全てではありません。
そして、こういったメソッドは
大抵の場合はアスリートの
パフォーマンス向上において
表面上しか見ていないことが多いです。
(だから結果が中々でないわけですが。。。)
一年生に、もしくは
ルーキーで良い選手が
入ってきた大事に
育成しないといけない
どうしたらいいでしょうか?
大事な試合が6か月後にある
どうしたらいいでしょうか?
”どうしたらいいんだろう?”
つまり、”どんな準備を
したらいいんだろう?”
という疑問に答えていきます。
今回もS&Cコーチとして
レジェンドである
Ashley Jonesが
ラグビーの名門クルセイダーズや
一流の代表チームである
ワラビーズ、そしてオールブラックスで
築いてきたS&Cプログラムを
作成するにあたって
選手達を仕分けするのに
必要なフローチャートを
和訳してシェアしていきます。
本当にシンプルですし、
本質を突いたものです。
原文はこちらです:
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Ashley Jonesって誰?
![](https://assets.st-note.com/img/1721177262460-yuozSO7KQK.jpg)
S&Cプログラムのフローチャート
私はシンプルさを
追求することで
キャリアを築いてきました。
私はオッカムの剃刀という
概念が大好きで、
これは複雑な説明よりも
シンプルな説明の方が
好ましいとするものです。
この考えのもと、以前私は
プログラミングの各要素を
簡略化するフローチャートを
作成しました。
意思決定ツリー
上記リンクにある
フローチャートを作成して
約8年が経過しましたが、
私は今でもシンプルさを重視しています。
そして、2023年に開催された
NSCAのカンファレンスで
ダンカン・フレンチのプレゼンを見た後、
意思決定ツリーを使用することで、
必要な事項をさらに明確に把握できる
と感じました。
これが元のフローチャートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721179006987-XzIKlm9vnN.png?width=1200)
そして、これが最新の意思決定ツリーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721179104102-lQNAm3sNp8.png?width=1200)
最初の質問で
プレーヤーの体重とラグビーでのポジションを確認します。
これをさらに体組成まで拡張することで、
メタボリックプログラムの
(サーキットトレーニングやストロングマン)
優先度を高め、栄養プログラムも
含まれるようになります。
*メタボリックプログラム
=エネルギーシステムを
ターゲットとしたプログラム
次の意思決定では、
プレーヤーの筋力が適切な範囲にあるか
どうかを判断します。
もし範囲外であれば、
プログラムは筋肥大と筋力を優先します。
これは私のプログラミング哲学の中で
機械的トレーニングに対応しています。
適切な筋量を手に入れるプログラム例
![](https://assets.st-note.com/img/1721179424018-8EJZBsMiXm.png?width=1200)
以下は、最初の意思決定ポイントで「NO」
となったアスリートに対するプログラムの例です。
このプログラムでは、特に記載がない限り、
次のセットとレップ数を使用します。
例えば、6/12/25です。
![](https://assets.st-note.com/img/1721180185753-f4vuuNkGWb.png?width=1200)
筋力範囲のテストスコア
最初の意思決定ポイントで「YES」と答えた場合、
次のステップは主要なエクササイズで
プレーヤーが適切な筋力範囲にあるかどうかを
確認することです。
私は次のテストスコアを基準として使用し、
意思決定プロセスにはある程度の
柔軟性を持たせています。
![](https://assets.st-note.com/img/1721180314954-idDhcP1b6o.png?width=1200)
プレーヤーが筋力レベルで
「NO」と答えた場合、
プログラムは最大筋力と
ストロングマンスタイルの
トレーニングを優先します。
これがそのプレーヤーに対する
プログラムの例です。
全身のウェイトトレーニングプログラム
![](https://assets.st-note.com/img/1721180875694-PIaAbM4N7W.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721180898921-BMtxshYJ37.png?width=1200)
セットとレップスの
プランはこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721180925189-MUPrw2ESET.png?width=1200)
プレーヤーが必要な筋力レベルに
「YES」と答えた場合、
爆発的筋力が欠如しているか
どうかをテストする必要があります。
詳細はこちらのリンクです。
テストの結果に基づき、
プレーヤーは3種類のトレーニング
いずれかに優先順位を付けられます。
ジャンプの差が小さい場合、
プレーヤーは爆発力が不足しており、
神経(スピードと筋力)スタイルの
トレーニングに進みます。
差が中程度の場合、
バランスの取れた
トレーニングアプローチに移行します。
最近の記事に詳細が記載されています。
https://www.elitefts.com/education/off-season-conjugate-training-for-rugby/
最後に、差が非常に大きい場合、
プログラムはより機械的(筋力)スタイルの
プログラミングに焦点を当て、
これも以前の記事で詳述されています。
信号機アプローチ
プレーヤーの経験に応じて、
このプログラムに信号機アプローチを使用し、
次の3つのオプションのいずれかを選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1721181344509-7CljtAOHok.png?width=1200)
すべてのプレーヤーは、
既往歴やポジションのニーズに応じて、
医療およびパフォーマンススタッフと連携して
特定のニーズに基づいた
CAREプログラムを追加します。
このプログラムの詳細は、
こちらです。
https://www.elitefts.com/education/care-programming-versatility/
終わりに
世界のトップレベルは
プログラムを本当に
シンプルにしています。
複雑にすればするほど
本質を見失うからかもしれません。
複雑にすればするほど
見栄えは良くなりますが
結果が付いてこないことも
多いです。
偉大な陸上コーチである
Tom Tellezのトレーニング
プログラムはマッチ箱に
書けたと言われます。
つまり、本当に必要な事しか
していないという事です。
今やっているトレーニングは
本当に必要な事ですか?
それとも見栄えだけですか?
以上
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