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【35】 「ゴールを設定しなくてはいけない」と思わない

コーチングを学び実践し始めたばかりで、ゴールを設定することにまだ慣れていないときに陥りがちな問題があります。

それは、「ゴールを設定しなくてはいけない」と思ってしまうことです。

前回の記事で扱ったように、「Have-to = 〜しなくてはいけない」と思うと、不安や緊張が生まれ、ゴールを設定すること自体を無意識に避けるようになってしまいます。


設定するゴールを「Want-to=〜したい」という気持ちに基づいたものにするのと同様に、ゴール設定という行為自体も「Want-to」で行うことが重要です。

ゴール設定をwant-toで行うためのコツとして、「リラックス」があります。

「ゴール設定をしなきゃいけない」と思っているときは、身体も力んだり緊張したりしているはずです。

眉間にシワがよっているかもしれません。

そのような状態でゴールを設定すると、自分にゴールを押し付けてしまうことになります。

そうではなく、力を抜いてリラックスした状態で、「空想にふける」ように、未来の理想を思い描いてください。


「ゴール設定」というと難しく感じるかもしれませんが、実は短期的なゴールについては日々たくさん設定しています。

友達と遊ぶ約束をすることも一種のゴール設定です。

お店の予約やちょっとした待ち合わせも、ごく近い未来についてのゴール設定です。

同じように、未来で実現することの予定を立てるのがゴール設定です。

予定を立てた時点では、ゴールを実現させる方法を知っている必要はありません。

どこかに旅行に行くと決めたあとで、宿を予約したり、交通手段を見つけるのと同じです。

どうやって達成するのかは考えず、未来で何をしたいか、それだけを考えてください。


ゴール設定には、慣れの要素が多分にあります。

慣れの問題であるということは、今うまくできないと感じていても、ゴールを設定するたびに上手になっていくということです。

ゴールを設定したあとで「やっぱり、そんなにやりたいことではなかった」ということもあるかもしれませんが、何ら問題はありません。

日々の生活のなかで思い浮かんだ「やってみたいこと」を書き留めていきましょう。


ワーク
明日やりたいことはありますか?
実際にやるかは一旦考えず、思い浮かんだことを書き留めてみましょう。
同様に、3ヶ月後、半年後、1年後、5年後に実現していたらいいな、と思うことを書き出してみましょう。