石川県立七尾高校(スーパーサイエンスハイスクール認定校) のプログラムにチームコーチとして参加します!
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)認定校の石川県立七尾高校で行われている研究開発プログラムに、これからチームコーチの一員として参加することになりました。
今回は2学期以降の授業に先駆け、「ファシリテーション講座(基本編)」が行われ、アシスタント兼オブザーブをしてきた様子をお届けします。
高校生の吸収力や素直さが凄まじく、現場で”グングン”と音が聞こえて来るんじゃないか!?と思うほど成長を感じました。
そして、彼らを指導・育成している先生方が皆様魅力的なのが印象的でした。
七尾高校 SSHの取り組み
七尾高校は文部科学省のSSH第Ⅴ期「先導的改革型」に指定されています。
文理の枠を超えた探究活動である「融合プロジェクト」の高度化により「総合知」の創出を図るとともに学際的協働を主導する科学技術ファシリテーターを育成するシステムを構築することを目標とし、研究開発が行われています。(詳細はこちら)
その中で、高校生が主体的にチームの能力を引き出すファシリテーションスキルを学び、継続的なプロコーチの支援を受けることで、文理の境界を超え、次世代の学際研究を主導する人材育成を長期に渡って、支援していきます。
ファシリテーション講座(基本編)
七尾高校では、文系フロンティアコースと理数科の生徒さんが融合したグループに分かれ、自分たちで課題発見・研究・発表を行っています。
そして、そのプロセスを通して様々な体験からの学びを得られるような取り組みをされています。
今回の講座は、授業での探求能力向上のため、主体的にチームの能力を引き出すファシリテーションスキルの基本を学ぶために行われました。
講師の坂本コーチが企業研修でも行われている本格的な「ファシリテーション講座(基本編)」をギュッと2時間に凝縮して、分かりやすく、すぐに実践しやすいように伝えています。
「あー!私も高校生の時にこの授業受けたかったー!!」
というのが、私の率直な感想です。
高校生で学ぶことで、大学生や社会人と成長するにつれて、社会のあり様を変える人材として活躍するスキルの一つとして、力が発揮されるように感じています。
「素直さ」が最大の加速力の源
ワークやディスカッションを重ねるたびに、「今」学んだスキルを瞬時に使いこなし、チーム力を発揮している姿がとても頼もしく感じました。
インプットとアウトプットを同時に行い、自分の力として身につけていくその過程で、「素直さ」が輝いて見えました。
「ファシリテーションは特別な能力ではなくてスキル」
身につければ使いこなせるようになる。
私は素直に向き合い学ぶことを、彼らから学びました。
チームコーチの役割
今回のアシスタント兼オブザーブの役割は、
これからチームコーチとして彼らを支援するために、生徒の皆さんがグループワークに取り組む中で起こる「場」の変化や「エネルギー」の変化を見届け、これからの継続的な支援に活かすことです。
エネルギーの変化を体感して、無用な介入はせず、彼らの力を信じて見守る。そして、その場でのコーチのあり方がとても重要だと感じました。
これから、彼らが探求活動に取り組む中で、継続的にプロのコーチが関わることでどう変化が起こるのか、科学的なエビデンスを得る取り組みになります。
坂本コーチをはじめ、全国から参加されるコーチの皆さんとのチームコーチングと、SSH活動をされている七尾高校、そして生徒の皆さんの未来が楽しみでなりません!
映画『君は放課後インソムニア』の舞台
ちょっと話は変わりますが、七尾高校は森七菜さん、奥平大兼さんが出演されている映画『君は放課後インソムニア』の舞台になっています。
授業の後、学校見学と、映画のロケ地見学をさせて頂きました!
(楽しかったー!!)
その様子や、七尾の町についてはまた別途書きたいと思います!
▼写真だけ、ちょっと先出し
さいごに
様々なお話を聞かせて下さり、校舎を案内して下さった先生方、ありがとうございました。