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えんさんの今週の1冊 #17

副代表の遠藤(通称えんさん)です。

このマガジンでは読書好きな僕が毎週1冊の本をコーチングの視点から読んで紹介しています。
過去の記事はコチラ。

今回の本はコチラ。
ペップトーク 心の中の「つぶやき」で人生が決まる 岩﨑由純 著

読みやすさ度★★★★
在り方重視度★★★
実践しやすさ度★★★★★
持ち運びやすさ度★★★★★


こんな人にオススメ

・自分にかける言葉を変えたい
・明るく前向きな気持ちになりたい
・愚痴っぽい自分を変えたい
・楽しい毎日を送りたい
・応援したい人がいる

本の内容

「丁寧にやってみよう!」
「いい勉強になったなぁ」
「ここからがスタートだ!」
「持っている力を出し切ろう!」

ふだん、何気なく発している「つぶやき」を
ちょっと前向きに変えてみるだけで、
自信が生まれる、ヤル気が増してくる、集中力がアップ etc.

* * * * * * * * *
ペップトークとは――
スポーツの世界で発展した、
「短く、わかりやすく、心に響く、究極のショートスピーチ」。
* * * * * * * * *

そのペップトークのテクニックを活かすと、
まず、今の「気分」から動き始めます。

◇言われたらうれしい言葉を投げかけてみる
◇気持ちを落ち着かせるつぶやきパターン
◇自分を励ますときは、短く、強く
◇欠点は「ちょっと〇〇なだけ」と言えばいい
◇「童心力」を磨いてみる

こんなところがコーチング的

自分の発した言葉を聴くというのがコーチング的。

コーチングセッションではコーチの質問だけでなく自分が発した言葉も聴こえてきます。

なぜこの言葉を選んだのか、なぜこの口調で話したのか、について考えることで大事にしたいことや優先順位などについての自分の本音に気づけます。

この本では誰かの質問に対する言葉ではなく、自分で意識して発する言葉について書かれていますが、発する言葉を選ぶことで自分の気分を前向きに、また、起こったことを前向きにしていくことができます。

あと、本の中のこの2つの言葉もコーチング的。

成功と失敗の共通点は「挑戦したこと」です。挑戦しなければ、成功も失敗もしません。ですので、挑戦したことを認めて、褒める声かけをしましょう。

63ページ

ミスを「許す」のではなく、ミスを「機会」ととらえることで、組織にとっても、相手にとってもミスを「成長の糧」にすることができ、(以下略)

182ページ

コーチングセッションを受けるクライアントは時に背伸びをしたチャレンジをすることがありますが、そのチャレンジは必ずしも成功するとは限らず、失敗やミスにという結果になることもあります。

その時に失敗やミスといった「結果」だけを見るのではなく、挑戦したという事実に焦点を当てて、失敗やミスから「何を得たか」という「成果」が何なのかを考えることが大事です。

その成果が分かることで、クライアントは次の挑戦をする勇気を持つことができます。

そこでコーチがクライアントにどんな言葉をかけるか、クライアントが自身にどんな言葉をかけるかって大事です。

この本のココが好き

自分のひとりごとの「つぶやき」を変えるだけなので簡単にできそうなところが好きです。

スピーチのように長い文章で多くの人を惹きつけようとすると難しさを感じますが、自分1人を前向きにさせるための単なるひとりごとならそんなに難しく考えなくてもできそうな気がします。

言い直すこともできるので、このような知識を付けておけると日常生活が楽で楽しくなれそうな気がするのも好きです。

あと、自分に向けてのつぶやきだけでなく、相手にかける言葉について紹介されているところも好きです。

相手に声をかけたり質問したりするとき、どんな言葉を使うかで相手がどう考えるかが変わってきます。

友達、家族、部下や後輩など、多くの相手に使える言葉でもあるのでぜひいろんな人に使って欲しいなと思います。

この本はスポーツを例にした言葉も多いのですが、スポーツをしている人だけでなく何かに打ち込んでいる人(例えば資格取得や芸術)に対してもつかえる言葉たちがたくさんあるところもいろんな人に対して使えます。

最後に

「人は」1日に何万回もの「ひとりごと」をつぶやくと言われています。
今日から何をつぶやくか、ちょっと意識してみませんか?そこから何かが変わり始めます。

表紙の裏

僕も仕事中に実際に声に出すか出さないかは別としてたくさんの「ひとりごと」をつぶやいています。

今の部署に異動してきて不慣れな中での初の繁忙期で、仕事に追われてしんどいので「もう無理」「くっそ~」「なんやねんこれ」「意味分からん」というようなネガティブなひとりごとの方が多く出てしまいます。

でも意識次第で変えることもできるよな~とこの本を読みながら思いました。

自分の感情や本音に蓋をして強制的に変えるまでしなくても、自分が納得して意識してポジティブなひとりごとをつぶやけるようになるならそれは自分にとっても周りにとっても良いことです。

そういえば以前コールセンターの部署にいた頃の口癖は「オッケー」「よっしゃ」でした。

これを聴いた周りのメンバーからは「遠藤さん今日も元気やな」「自分を奮い立たせようとしてるんやろなって見てて思います」「私も頑張ろうって思えます」という声をいただいたこともあります。

ひとりごとって意外と周りに聞こえてるものですね(笑)

それであればなおさら、自分にも周りにも良い影響を与えられるひとりごとを意識して使って、前向きに生きていきましょう。

皆さん自身や皆さんの周りの人がつぶやくひとりごとを変えることで前向きで楽しく過ごせますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし良ければ過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

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それではまた来週。

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