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えんさんの今週の1冊 #7

副代表の遠藤(通称えんさん)です。

このマガジンでは読書好きな僕が毎週1冊の本をコーチングの視点から読んで紹介しています。
過去の記事はコチラ。

今回の本はコチラ。
科学的に元気になる方法集めました 堀田秀吾著

読みやすさ度★★★★★
在り方重視度★★★
実践しやすさ度★★★★★
持ち運びやすさ度★★★★

こんな人にオススメ

・元気な自分になるのを実感したい
・周りからも元気そうに見られたい
・良いパフォーマンスを発揮したい
・日常生活の中で頑張りドコロがある
・ストレスを減らしたい


本の内容

ストレスがかかりやすい現代社会で、疲れがたまりやすい、肩や腰が痛い・・・という人は増加の一方。

本書は、そんな状況を打破するために、「元気になれるアクション」を紹介。そのアクションとは、ハーバード大学やNASA、東京大学、理化学研究所など、世界中の研究機関で「効果あり! 」と発表された科学論文をもとにしたもの。

たとえば、次のようなアクション。
・背筋を伸ばして堂々と歩くと気持ちが積極的になり、さらにストレスホルモンが減少する(ハーバード大学 カディらの研究)
・20〜30分のマイクロスリープで能力が睡眠前よりも34%向上する(NASA ローズカインドらの研究)
・楽しい動きをすると、楽しくなってくる(エルサレム・ヘブライ大学 アヴィーゼールらの研究)

他にも、「温泉並みのリラックス効果を手軽に得られる方法」「勝負どころで緊張や不安を吹き飛ばす方法」などなど、全38のアクションが紹介されている。

受けるストレスは最小限に、パフォーマンスは最大に!そんなノウハウをまとめた1冊。

こんなところがコーチング的

コーチが質の高いセッションを提供する上で欠かせないものはコンディション。

どんな資格を持っていても、どれだけの経験があっても、実際のセッションの時にコーチのコンディションが良くなければ質の高いセッションは提供できません。

そういう意味で、「あり方」や「やり方」以前に元気でいる必要があるというのがコーチング的。

明らかに疲れている人からセッションを受けたいとは思いづらいし、そもそもセッション以外のことも頼みづらいですもんね。

そして元気でいる必要があるのはクライアントも同じ。

コーチングセッションはコーチとクライアント双方が元気でいることが質の高いセッションとなるのには欠かせません。

クライアントが実際に行動する時にも元気は必須。

また、コーチとして自分が元気になる方法を知っておくことも大事だし、クライアントに元気がない時に元気になる方法の情報提供するために知っておくのにも役立つので、これもコーチング的と言えます。

この本のココが好き

「科学的に」なんて書かれているので難しい内容なのかと思いきや、とても分かりやすく書かれているところが好きです。

あと、身体の元気だけでなくメンタルを元気にする方法についても書かれているところも好き。

身体と心は繋がっていてお互いに影響し合うので、どちらかが不調になるともう一方も不調になりがち。

逆に言うとどちらかを元気にするともう一方も元気になる可能性があります。

だからこそ両面それぞれが元気になる方法が書かれているので実践する機会がたくさんあるのも好きです。

そして何よりも1つ1つが意外と簡単にできること。

ふとした時に実践してみることでちょっと元気になれる、そんな方法が紹介されています。

あと、「科学的に」なので信用性が高いのも好きです。

誰かが言っていた(らしい)とか、どこかで読んだことがある気がするとか、関西でよく言われる「知らんけど」と最後に付けたら何でもアリ(笑)なのではなく、しっかり検証されているのも好きです。

「病は気から」ではないですが、実践しながら効果を感じやすくなるだろうなと思います。

最後に

僕がこの本に出合ったのはコロナ禍の2021年でした。

その年から勤務先のコールセンターのセンター長になったというのもあり(それ以前から前向きな発言や行動は心がけていましたが)、何とかメンバーにも前向きで元気になってもらいたくて、そのために何ができるかを考えていたちょうどその時に見つけました。

コールセンターってコロナ禍が始まった頃から感染リスクが高い職場と言われたし、でもコロナ禍で需要が高まった業界だし、でも僕の勤務先は個人情報を取り扱うので在宅勤務の環境を整えるのは難しいしで、僕としてはリスクがある中で出勤して高い品質の対応をして下さるオペレーターさんたちには感謝してもしきれないぐらいに毎日感謝していました。

そんな皆さんに根拠のない根性論のポジティブの押し売りじゃなくて、事実として正しい元気の出し方を知って実践もらえることが嬉しかったです。

実はこの本、勤務先のフロアの一角に設置した「遠藤文庫」と称した僕がオススメする勤務時間中に読んでもOKな本たちの中の1冊として置いていました。

今は人事異動で全然違う業界にいますが、みんなで前向きにがむしゃらに仕事を頑張っていたあの頃を思い出すと懐かしいです。

どこにいても、何をしていても、自分を元気にしてあげるって大事なことだなと思います。

一度きりの人生、限りある時間なので、何をするにも元気でいたいですよね。

今年も暑さが厳しい夏ですが、元気を出して乗り切りましょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

もし良ければ過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

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それではまた来週。

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