エンジニアとして入社して、やってきて良かったことの振り返り
こんにちは、コーチェットの藤川です。エンジニアと入社して 1 年ちょっと経ったので、振り返りがてらやってきてよかったことをまとめてみようかと思います。
技術的な詳しいことに関しては、別途 Zenn や Qiita などでエンジニア向けにまとめようかと思うので、今回はエンジニアではない方にもわかるものをピックアップしてみます。
1. 社内向けにソフトウェア開発について発信
社内にはコーチングに関わるメンバーが多いため、ソフトウェア開発に関わってきたメンバーは多くはない印象です。
開発側からもっと情報を発信していかないと、常に機能追加のタスクが優先されてしまったり、徐々に開発スピードが落ちることにより、お互いにストレスが溜まるといった状況が発生する可能性があると感じました。
対話をする機会は多くあったため、技術的負債・リファクタリング・テストコードなどを選び、全社に向けて情報の発信を定期的に行なっていました。
この技術的負債に関する資料が1番完成度が高いので良かったらこれだけでもみてください!
(テトリスをやりながら良いタイミングでスクショを撮ることに苦戦しましたw)
この活動を行なってから実際に下記のような効果を感じました。
・リファクタリングのための時間を取りたいと言いやすくなった
・実際にリファクタリングの時間も増えた(今 Q の OKR にも入っている)
・他職種の人と話すときにも「テトリスのあれですね」のような形で、共通のメタファーを通じて会話がしやすくなった
話しても理解されないだろうというスタンスではなく、開発するにあたって重要なものは言語化して伝える必要があると思っています。
それを伝えられるのはエンジニアしかいないと思うので、今後も継続して情報の発信や共有は行なっていきたいです。
また、この取り組みとは別ですが、全社で集まった際のワークでレゴスクラム(レゴを使ってスクラムを体験するワークショップ)を行なったり、
エンジニア以外のメンバーもスクラムを参考にした取り組みを行なっていたりと、開発現場で多く使用される手法に触れる機会が多いなとても良いなと思っています。
2. 社外の勉強会 (LT) でコーチングについて発信
1 とは逆で、社外向けに開発現場でどのようにコーチングを使うかについて話しました。
コーチングは 1on1 や 目標設定において使えそうだと想像されやすいと思います。
自分としては、スクラムのイベントの中やコードレビューの中、機能追加の相談をされたときの質問や話の聞き方などにも良い影響が出ていて、身につけるとほとんど全ての場所で使うことができています!
あまりそういった話を聞く機会は多くないため、自分の学びのためにも外部で話す機会を作ってみました。
ただ知識を説明するのではなく、自分の経験として伝えられるようになりたいと思っていて、まさにそれが実施できた機会でした。
この取り組みが直接売上につながっているわけではありませんが、
・自分の学びを言語化して何度も人に話せるようになった
・会社の外に出たことによって、自分が持っているコーチングのスキル・マインドなどを客観的にみることができた
・会社の MVV により共感できるようになった
ということを感じ、自分が関わっているドメインの知識を発信するということが、エンジニアにとっても良いことであると思っています。
3. 会社のフェーズとサービスの性質に合わせた技術選定
ここに関しては個人というよりはチームで行い、そこにうまく貢献ができたかなという感じです。
入社をしてからいくつかプロトタイプの開発を行なったり、実際にがっつりと開発を行うプロダクトなどもありました。
開発リソースが限られる中アウトプットを増やすために、常に下記のことを意識していました。
・自分たちでコードを書く必要がないものは極力コードを書かない
・自分たちでコードを書くところは、少しでも書きやすい状態にする
「何を一から作るべきなのか?」を考え、技術(ツール)の選定とその中でもさらに開発スピードを上げられないかと工夫してきました。
最近ではプロトタイピングのツールとしてノーコードのアプリ作成のツールを導入したり、React で開発を行う際にも有料のまとまったコンポーネントを購入しています。
ここら辺に関しては、技術がわかるからこそ新しく出てきたものを正しく取り入れられたり、自分達で作るべきなのかどうかの判断がしやすいと思っています。
一応補足
たいしてコードを書いてないんじゃないの?と解釈されないように補足です。笑
フロントエンドは TypeScript × Next.js で、バックエンドは Laravel を使用しています。
スタンダードですが、テストコードや静的解析の導入、OpenAPI から自動でコードの生成、リリースやマイグレーションの実行も自動で行われるようになっています。
細かいところだと、kintone のカスタマイズが必要な場合にも、TypeScript で書いて Jest でテストが書けるようになっているなど、コードを書く必要があるところは一定の開発者体験は担保できている状態まで持って行けました。
おわりに
初めはもっと技術的な内容に寄せようかと思ったのですが、多くの人に読んでもらいたいなと思ったので、多くの人がわかるものをピックアップしてみました!
この 1 年、たくさん作って検証をしてきたので、次の 1 年は今までの学びを活かして事業の成長につながるようにして行けたらと思っています!
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