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【傾聴】勉強会についての振り返り

こんにちは。コーチェットCOO兼プロダクト責任者の吉田です。

先日「エンジニアのためのコーチング勉強会 vol.1【傾聴】」を開催したのですが、その内容についてお伝えできればと思います。

p11【コーチェット】 エンジニアのためのコーチング勉強会 vol.1 【傾聴】

仕事上のコミュニケーション課題

Zoomによるオンライン開催で20名以上の方にご参加いただきました。
参加者のみなさんに最初に伺ったのは
「仕事上どんなコミュニケーション課題がありますか?」という問いです。
様々な内容をお答えいただきました。

・資料やコードのフィードバックをする際に、問題点を指摘することはできるけど、今後に生きるフィードバックの仕方がわからない
・コードレビューでたくさん指摘してへこまれたことが多々あります
・出来上がったものに対しての率直なフィードバックを個人的な出来不出来にとらえてしまって、凹んでしまうメンバーがいる
・相手を怖がらせない且つ効率的なコードレビュー
・教育の場で、自分が喋りたいことを喋ってしまい、教わる側の言葉を引き出せない
・営業提案時に、技術者として同席する際にニーズを引き出す時にどうしたらいいのか伺いたい
・顧客の真に求めているものにたどり着けているか確証が持てない
・テレワークが中心となりテキストコミュニケーションだとなかなかこちらの意図や感情が伝わりにくい。問題が起こりやすい

コードレビューの場面では、添削や改善の指摘のようにネガティブなフィードバックを返す場面もあり、コミュニケーションの難しさが表面化しやすいのだなということがよくわかります。
また、以前に「エンジニアにとってのコーチングスキル 」の記事でも取り上げた「顧客が本当に必要だったもの」のシチュエーションをあげてくださっている方もいらっしゃいました。

傾聴というスキルについて

CoachEdではコーチング的な関わりを身につけるために
1.マインドセット
2.プロセス
3.スキル
の3つが必要だと考えておりますが、そのスキルのうちもっとも基礎的な「傾聴」について学んでいきました。

p19【コーチェット】 エンジニアのためのコーチング勉強会 vol.1 【傾聴】

勉強会の中ではスタッフ2人による対話のロールプレイに対して
傾聴できているかいないか、どういった対応があればより良いものになったか、こちらもチャットを通じて様々なご意見を出していただきました。

次に、何が傾聴を難しくさせているか、傾聴上手になるためのポイント
などについてもお伝えしました。

p25【コーチェット】 エンジニアのためのコーチング勉強会 vol.1 【傾聴】

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傾聴のロールプレイ

「傾聴の姿勢をもって対話する」ことと「あえて傾聴しない姿勢で対話する」ことをそれぞれロールプレイとしてみなさんに実践していただきました。話す側として2回、聴く側として2回やることになります。
この勉強会の中で最も重要なところです。

p29【コーチェット】 エンジニアのためのコーチング勉強会 vol.1 【傾聴】

傾聴する、しない、それぞれについては上記スライドにあるようなポイントを気にしながらやっていただいたのですが、みなさん様々な実感を得られた様子でした。

話を聴いてもらう側の気づきとしては

・傾聴がないと、話がつづかなかったです。。。傾聴することで相手の話が深く知れるんだなって感じました
・予め演技とわかっていても、聞いてもらっていないとつらい気持ちになるのがよくわかりました
・傾聴してもらえないパターンを経験してみて、あらかじめわかっていても話ができなくなったので、これが上長だと余計に話せなくなりそうと思いました
・話聞いてないパターンだと、こちらが頑張って会話をひねり出すみたいな状態になってツラいですね

相手の動作についての気づき

・表情ひとつ、うなずき一つでこんなに印象変わるのかというのは大きな気づきでした
・リアクションは大事
・作業しながら反応しない!
・別の動作が意外と気になると思いました

話を聴く側としての気づき


・傾聴をしないと、その人の話が全く頭に入ってこないですね
・集中して聞けば聞くほど、無表情になりがちなので、気を付けたいと思いました
・傾聴は、うまく話をしてもらえるように気分を乗せることなのかなあ、と思いました

普段の1on1やMTGでも「聴いてないつもり」の人はそんなにいないのだと思います。何かをしながらでも聴いているつもりでいるわけです。
しかし、相手がどう受け取るかは別の話なんですね。
チャットや他の作業をしながら1on1をしていることについて、相手は敏感に察知していて、聴いてない、と受け取ってしまう
聴く姿勢のない相手に話すのは辛い体験です。
こういったことを、「傾聴するよう努力する」「わざと傾聴しない」というワークを通じて、聴く側・聴かれる側の両者について体験していただけたと思います。

もし、第2回目の勉強会に前回参加者の方がいらっしゃったら
その後「傾聴」について実践できた場面はありましたか?
と伺ってみたいですね。

3月26日に開催する、第2回勉強会についてはこちらの記事をご参照ください。みなさまのご参加をお待ちしております。


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