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興味が違えば、習慣も色々

今年の春は、例年よりも暖かい日が続いている。すでに桜も散り始めたが、神戸で花見に行くタイミングがなく、結局、先週末に東京へ出張した時に千鳥ヶ淵緑道をひとり散歩したのが今年の花見となった。

朝の気温が10度を超え、最高気温が20度近くになってくると、そろそろ自転車で遠出したくなってくる。私がサイクリングに出かけるのは神戸から西方が圧倒的に多く、加古川か、さらに西の姫路あたりまで行くのが定番ルートだ。先週あたりに加古川に沿って北上したり、姫路城の周辺をぐるっと回ったり出来ていれば、いい花見になっていただろう。花見は逃したが、春の陽光に輝く瀬戸内海を眺めることができる、明石の海岸道路(浜の散歩道という)をサイクリングするのを楽しみにしている。

ところで、サイクリングはほぼ毎週末に短くても35キロ前後を走っている。以前は暑すぎる・寒すぎるは嫌で真夏と真冬は避けていたのだが、ここ数年は年中休みなしだ。

私は小さい時から自転車に乗ってあちこち行くのが好きだった。今も自転車で知らない場所を走りながら、山や海などの自然の景色を眺めたり、クネクネ曲がった道が気になってどんどん入っていったり、街の通りに気になる看板があれば、それに惹かれてお店の中をのぞいたりするのが楽しいと感じる。それがサイクリングを続けている理由のひとつだと思う。

サイクリング以外にも習慣化しているものがある。毎晩寝る前に10分〜15分ほど、英語で主にスリラーやアクションものを読んでいる。学生時代に英語を読むのが得意ではなかったので、小説を読めるようになりたいと思ったのがきっかけだ。習慣化するのにかなり時間がかかって、毎日欠かさずに読むようになったのは4、5年経ってからだったと思う。最初は分からない単語だらけで、しかも文構造もよく掴めず、ほとんど内容を理解できないまま読み進めることもあった。でも毎日格闘しながら何年か経ち、意味が取れない難解なところは飛ばしながらではあるが、頭の中でいちいち日本語に訳さなくても英文のまま読めるようになってきた。すると今度は英語の小説を読むこと自体が楽しくなってきて、寝る前に読まないと気持ち悪くて寝れなくなった。それが今も続いている。

そして、最近、中国語も勉強し始めた。最初に中国語を学んだのは、社会人になって3年目だったと思うが、ちょうど中国関連の仕事を担当し始める直前だった。でも数年中国関連の仕事をした後、担当が変わったので、中国語にも触れずに時間が過ぎた。ところが5年ほど前に1年間上海に駐在するという幸運に恵まれ、その時に上海で語学学校にも半年ほど通ったので、中国語の基礎は身につけることが出来た。それからまた中国語から遠ざかっていたのだが、最近ちょっと気になって上海で使っていたテキストを出して見てみたのである。するとそのテキストは3分の2を終えていて、まだ3分の1は未学習のままだった。それで、その残りをなんとか自習で終わらせたいと思い立ち、まずは既に学習済みのところから、当時作った単語帳も併用して復習するところから始めている。

基本的に中国語もとても好きな言語なのだ。表意文字である漢字(ただし簡体字)を使うので、一文字一文字意味があるところが面白い。日本人だから、漢字が苦手だということはない。それと、綺麗な北京語で話すのを聞くのは心地よいのである。歌を聴いているような感覚だ。だから、テキスト付属の音声CDも聞き込んでいる。近い将来にまた中国人とチャットするのが楽しみだ。

そうやって英語や中国語に触れていると、どうしても海外情報が気になってくる。中国語の情報は日々追いかけているわけではないが、私のスマホには、WeChatもWeiboも一応入っている。英語の情報はThe Economistを購読していて、気になる記事を拾い読みしている。The Economistはもともと雑誌系のメディアで分析記事が主体であるのが気に入っていて、スマホのAppで読んでいる。

ウクライナのことも気になるし、中国のことももちろん気になる。ロシアや米国、それにアジアの状況も気になる。そう言えばインドがいよいよ人口で中国を抜いたらしい。日本ではあまりニュースが入ってこないが、アフリカ諸国はどんな状況なのだろうかとも思う。会社員時代に、ニューヨークやロンドン、モスクワやニューデリー、シンガポールや北京に出張したことがあるが、その時に見聞きしたことを思い出しながら記事を読んでいる。

日々好きでやっている事をつらつら書いてしまったが、何かのきっかけで好きになったことをやっていたら、習慣になっていたようだ。それに他のことへの興味も広がったように思う。

誰しも同じような話があると思うのだが、それがまた、一人ひとり違うのだから面白い。


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