他人を慈しむ人ほど自分を認めるのが苦手だったりする
本日もお疲れさまでした。
自分を認めることが苦手な人
評価や感謝の気持ちを受け取るのが苦手な人がいます。
「自分なんて大したことはない」「これくらいできて当たり前なんだ」「認めると成長が阻害される」といったサボタージュ(認めることを妨害したり、破壊してりする視点)が思考を覆っています。
そういう人の多くはなぜか苦しみや辛さを受け止めることが本当に上手です。さらには、それがさも身近にあって当たり前のように自分にとどめています。
総じてそういう方は他人に対して優しく、慈しみをもって接しています。
なぜか。
多くの場合は、後天的な環境により思考が形成されていますので、幼少期もしくは、社会経験の中で教育された結果が表れています。大なり小なりトラウマを抱えていたりします。
地層が堆積していくように経験が層を重ね、忘れられたように見える自己概念との不一致を起こしている状態です。(来談者中心カウンセリングRogers,C.R)
その場合、現実を体感する・全感覚を使って自己価値に気づく・思考を止めて感情からパターンを分析する・直観的な刺激を入れる など多角的にアプローチすることで本質が見えてくる場合があります。
必ずしも、トラウマを引っ張り出して昇華させるのが得策ということではありません。
隠れているPTSDなどに出くわす場合もありますので、場合によっては当人の意思よりも停止を優先させる場合もあります。
相対している方の人生観や価値観が踏みにじられた瞬間に共にたたずむことがあり、私自身苦しくなることもあります。
伝えたいこと
ただただ、何よりも伝え続けていきたいことは「大したことのない人はいない」ということであり「どんな自分にもなれる」ということです。
蓋をしていた感情に触れることや、何かを変えたいと願い行動を起こしていること自体にも尊敬し、たとえ挑戦がうまくいかなかった場合でさえもその結果は財産として自分の中に残っていきます。
挑戦したことが今の自分にそぐわなければ、別の方法を違うタイミングで試すチャンスに恵まれたと捉えてみてください。
どんな因果でこの文章にたどり着いたかはわかりませんが、もしこの文章があなたの持っているサボタージュを取り払い、自分を再度見つめ直すきっかけになればこれほど嬉しいことはありません。
よろしければサポートをお願いします。今後のコーチング活動に活用させていただきます。