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未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その27―塾長には教育理念が必要か

学習塾の塾長は「教育」への熱い理念が必要か?

というと,そうでもないかなと思います(教育理念に対する想いはなんだか僕もわりとフワフワしてるなぁとは思います。あった方が格好はつくけれど,ないとダメかというとそうでもないかな,ぐらいでしょうか。)

塾長さんの中には,教育への理念よりも,経営者としての情熱が燃えさかっているひともたくさんいらっしゃいますし,僕が知っている某大手フランチャイズオーナーさんもどちらかというと店舗数増やして,月の売り上げをもっとあげたいということにエネルギーを注いでいます。

ま。
いずれにしても個人塾は塾長のキャラとパッションが命です。理念はさておき,何かしらの情熱は不可欠です!
極振りしてもいいし,その方がいいとも言えますね。


先日,学習塾を開くぐらいなんだから子どもが大好きじゃないとダメなんじゃないの?というご相談を受けましたが,どうしてそう思うのですか?とたずねたところ,自分は学校の勉強ぐらいしか取り柄がないから,学習塾をやりたいのだけれど,でもコミュニケーション能力に不安があるし,子どももあんまり得意じゃないから二の足を踏んでいるんです,ということでした。

子どもとの会話が得意でないひと,案外いますよね。


まぁ僕も実のところ,その類いです。

僕は子どもでも,大人扱いして話をしてしまうので,内容が少し難しかったり,ひとつひとつの行動に理由を求めてしまうので,そんな深いこと誰も考えてないとか言われてしまうこともあります。

一方で,大人扱いをして難しい話を,今しておくことが将来どこかで役に立つだろうとも思っていますから,これ自体に僕は言うほどネガティブな想いを持っていません。

だから,先の問いに応えるとすれば,「お子さん得意でなくてもいいんじゃないですか。そういうひともいますよ。」ぐらいでしょうか。

実際に相談を受けている際に,そう応えることはありませんが,気持ちとしてもその程度です。得手不得手は誰にもあります。それよりもどうしてあなたは学習塾を開きたいのか?その熱意の方が重要です。

本気で学校の勉強ぐらいしか取り柄がないと思っているのなら,その強みはとことん活かすべきです。自分で取り柄だと胸を張って言えるのなら,その領域ではすでに一歩抜きに出てるのです。

中学校レベルの学習なんて,相当な数のひとたちが「自分ではできる」レベルには達しているはずです。だからと言って,みんなが学習塾をやりたいかというとまったくそんなことはなくって,みなさんそれぞれに学習塾に対して様々な想いを胸に秘めながらスタートするわけです。



学校教育への想いかもしれません。

子どもたちへの想いかもしれません。

あるいは,自分の得意を活かしたいという想いでもいいでしょう。


子どもが得意でなくても,学習塾を開きたいのはなぜか。
学校の勉強はできる!のならそのノウハウを求めているひとたちは必ずいます。
生徒?保護者?
もしかしたら学習塾でなくてもいいかもしれません。
学習塾をサポートするなんてこともできるかもしれません。



大切なのはたぶん自分の強みを活かせる場,自分が魂をのせられる場,自分の想いを何かしらぶつけられる場であるかどうかではないかなと思います。


そういう意味では,学習塾の在り方としてわかりやすいのは,教育へ想いなのでしょうけれど,そうでなくてはならないということはないかもしれません。

なので,地域への貢献に情熱を掲げ,学習塾だけでなくもっと総合的なサービスの提供する場としての学習塾(児童クラブの上位バージョンみたいな)を皮切りに,保護者向けサービスもそれに載せて,結果,月の売り上げ爆上げさせるぜー!というような熱意でも良いのではないでしょうかと。



まぁとにかくいろんなアイディアをひねって,チャレンジしてみましょう。ご相談はこちらから。

(内容リフレッシュしました)

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>>その28入塾時面談の話


サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。