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仕事の悩みを考える相談室/ライフキャリア自分ドック

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2023年4月の記事一覧

赦す

7つの習慣実践ドリル26日目。 朝から「赦す」ということについて、ものすごく考えさせられてしまった。 誰しも赦せないと思うひとがひとりぐらいはいるだろう。 その誰かを赦すことは、前を向いて次の一歩を踏み出すことだ。 しがみつく過去を振り払う、みたいな勇敢な話じゃあなくて、考えても無駄なことを受け止めて昇華させてやるだけのことだ。 結局、赦すのは、相手ではなく縛られている自分の心だ。 腹を立てている自分を赦してやったらいい。 ただそれでも簡単にはいかないなと思う。 赦

面接試験を上手にクリアする方法―目的と目標#2

目的というのは、言ってみれば「コンパス」のようなものです。コンパスの指し示す方向さえ間違えなければ必ず目的地にたどり着くことができます。 しかし、地図だけを見て進めば、たとえば見るべき地図が間違っていたり、地図のアップデートができていなかったりすれば、目的地にたどり着くことはできません。 まずしっかりと煮詰めるべきは目的です。 なんのために、そこに行きたいのか。 そこに入社、入学して、自分は何がやりたいのか。 合格することで、自分はどんな自分になれるのか。 自分にとって

ビジネス1on1のコツ#2

上司のための1on1のコツです。 1on1をするということは、指示や命令による統制をとろうという意志ではなくて、多様性を認め、主体性をもって自ら目標達成するために研鑽を積む、いわゆる自立型人材の育成を目指しているということですから、この道を進むには、まずはこれまでの昭和の指導法をいったん脇に置いておかなくてはなりません。 この覚悟ができないなら、いっそ役に立つ1on1はあきらめた方がナンボか良い結果が得られるかもしれません。 さて、マインドセットの話はほどほどにして、今

大学事務室に居た頃の話#2

続き。 ミスの内容は詳しく書けないのですが、まぁとにかくやってはいけないミスを犯しました。入試がらみのミスはほとんどの場合致命的ですから。 一方で、派手なミスだったにも拘わらず、被害があった当事者は2名だけでしたし、2名とも僕の(大学の)直接の謝罪に対して「まったく問題ないですよ!大丈夫です。」というありがたいお言葉をもらえたので、そういう意味で実害はゼロでした。 不幸中の幸いというか、あたりどころが悪ければたいへんなことになっていたでしょうけれど、対象の方が一般的な振

大学事務室に居た頃の話―解消できていないわだかまりの話

なんか昨日ぼんやり昔のことを思い出していたら、たぶん僕はこの話にずっと蓋をしていて、未だに解消できていないんだなと思ったので、ちょっとだけ書きます。 (守秘義務には触れないように書くけど、問題が出たらすぐ消そっと。) 数年前、僕がまだ大学の事務室にいた頃。 年末年始、いろいろと問題を抱えていて、同僚も僕も忙しい毎日を過ごしていました。とりわけその年はセンター試験が年明けてからすぐの土日に行われるハードスケジュールな年で、1月4日~10日の1週間程度の間に大学院の入試の出願

大学事務(学務系)職員実務研修#3

メンターになるひとに必須技能は、傾聴スキルです。 Active Listening とも言います。 いまさら傾聴かよ。 と思ったお父さんお母さんお兄さんお姉さん。 いまさら傾聴かよと思ったひとは、たぶんほとんどの場合「傾聴できてない」と思います。スキル未修得か、スキルレベル1か2ぐらいです。 傾聴スキルは、磨いても完成することのない奥の深い技術だからです。 多くの場合、傾聴をただ話を聞くだけなのだと勘違いされていますが、傾聴は決してただ聞くだけの技術ではありません。

大学事務(学務系)職員実務研修#2

ニッチ過ぎて誰が読んでくれるんだろうかと思いながら、似たような分野のひとにちょっとでも役に立つといいなと。 メンター制度の課題 さて、「メンター制度」が抱える問題のうちのほとんどは「メンターの育成」にその根っこがあるのだろうと思っています。 メンター制度を成立させるには、メンターをメンターたらしめるための育成、訓練が必要なのですが 第一に「メンターってなんだかよくわからない。」 第二に「メンターになるひとって基本できあがってるひとなので、その重要性とか、役割とか、必要

大学事務(学務系)職員実務研修#1

以前にちょこっと書いた研修を企画した話をしようと思います。 問題解決型の実務研修 在職中に僕が企画した学務系大学事務職員の新人研修は、実践的問題解決型アクティブラーニング、いわゆるPBL形式のAL研修です。 実際の現場で起きる課題や問題を机上シミュレーションとしてグループで検討します。与えられたシチュエーションに対し、必要な「キーワード」を抜き取りそれについてグループのみんなが持っている知識をあーだーこーだ話し合います。 そのうち持っている知識があやふやなこと、欠落し

「影響の輪」拡がってますか?

毎日 #7つの習慣実践ドリル をやってるのですが、「影響の輪」について考えることがありました。 自分の影響の輪は拡がっているのかな? あらためて考えてみると、実感はあんまりないのです。『7つの習慣』を繰り返し読んでいて「影響の輪」については十分に理解しているつもりでも、いざこれを意識しながら日々生活を送っているかというと、つい忘れてしまっているものです。 自分が直接影響を与えることができる範囲を「影響の輪」と言っています。輪の中にあるものに注力することで、自分のチカラで

新社会人のみなさんへ#5

最後にひとつ。 そのひとが最適なメンターかどうかを見極めるポイントをいくつか書きます。僕が1on1をするときに気をつけていること、最低限の心構えです。 逆に言えば、メンターとしての必要最低条件。 話を最後まで共感的に聴くこと。 全身全霊で聴くこと。 メンティの話、気持ちを理解しようと努めること。またそのための問い。 自分のことを話す時間ではなく、メンティの時間であることへの強い認識。 アドバイスはしない。求められた場合でも提案や示唆までにとどめる。 考えていること、思っ

新社会人のみなさんへ#4

社外メンターを持つという選択 #3のつづき。 僕が企画したメンター制度では、はじめにメンターとなるひとに、新人向け研修にファシリテーターとして参加してもらいました。 そのため(だけではなくて、むしろ「新人研修プログラム」の企画なのですが副産物的にメンター制度の改革もできてしまいました)に研修プログラムもゼロベースで企画しました。 PBLという形式を使っていわゆるアクティブラーニングを行い、メンター候補者は4,5人のグループに参加して当該グループをファシリテートしつつ、

新社会人のみなさんへ#3

メンターを持つという選択肢 社内メンター制度というのはよく耳にするのだけれど、社外メンター制度をバリバリ取り入れている企業さんというのは実はあんまりない(当社調べ)。 僕がメンターを持ちなさいと言ったのは、どっちかというと社外メンターのことなのですが、これはなんでかというと、より客観的な視点を持つことができるのは社外メンターだからです。 社内の先輩とか上司は、あたりまえだけれど社の文化を良くも悪くもしっかりと理解できていて、だからこそあさっての方向からのアプローチはしづ

新社会人のみなさんへ#2

大学で学生支援をしていたとき「社会に出る」というのはどういうことですか?と学生さんから相談を受けたことがあります。 とても頭の良い学生で,思慮深く,全体を見渡すことができている学生さんでしたから,その質問の意味に少し戸惑ったのを覚えています。 仕事をするということへの向き合い方,学校という枠組みではないコミュニティでの立ち振る舞い,あるいは広い大海に向けて出港する心構え,「社会に出る」というのはいろんな意味があるでしょう。 社会と言っても,属するコミュニティの枠が増える

自信を持てるような人生を送りたい。

役職とか年齢にチカラを感じるのって,自分のチカラに自信がないってことなんじゃないのかなーと思っています。 土地勘のないところで道がわからなくなったとき,地元の子っぽい小さな子がそこにいたとして,その子に道を尋ねるとすれば,やっぱり子どもだからと言って上から目線で話しかけるのは違うと思うんですよ。 どこかの部長さんも,さっきまで役員に呼ばれてペコペコしてたのに,自部署に戻った途端に急に偉そうな言葉遣いになるのはちょっとアレですよね。 自分に本当に自信があれば,ひとが本質的