共創アカデミー メンバー紹介 #03
共創アカデミーの Chief Strategy Officer、「たかやさん」こと小林 隆哉さんに、共創アカデミーとの関わりや仕事への想いについて、インタビューをしてみました。
共創アカデミーとの出会いのきっかけは?
そもそも、とうりょう(弊社代表取締役のニックネーム)に出会ったのが、2014年。もともと会社の同期で彼の存在は知ってはいたけれど、「研修のファシリテーター(講師)」としての彼と、この時初めて出会ったんです。
そのときの、とうりょうや研修の印象って覚えてますか?
めちゃくちゃよく覚えています。私は研修っていうのは嫌いだった。でも、その時に、とうりょうがやっていた研修は、すごく斬新だったんです。
どんなところが?
参加者の主体性に委ねるっていう印象が強かったです。
通常の研修ですと、例えば、「事業部長というのは、こうあらねばならない」、「こういう風にリーダーシップを取らなければいけない」という、どちらかというと教え込む研修が多かったんですが、とうりょうの研修は、自分で考えさせる研修でした。
ある意味、受け身でいわれているほうが楽かもしれないことを、自分自身で考えなければいけない、それが斬新だったんですね。
そうなんです。研修のオープニングのアイスブレイクも、面白かった。身体を使って、参加者同士の距離を近づけたり、参加者のその時の感情、状況を自己開示できるようなことをしていた。
ネガティブなことを出してもいいんだっていう雰囲気を作っていたんです。
オープニングだけでなく、研修全体のグラウンドルール(お互いの声を傾聴するとか、すべての声に価値があるなど)が決まっていたので、研修中ずっと安心して話せたっていうのが、今までの研修と違っていましたね。
それで、そのあと、自走する組織を目指していたので、自組織のマネージャーにも、とうりょうに研修をしてもらったんです。
その研修をしたことで、たかやさんが作り出したい組織に変化していった実感があるんですね。
そうなんです。そのあと別の会社の役員になった後、しばらくしてコロナ禍で対面でのコミュニケーションが希薄になってしまったんです。リモートにおけるチームビルディングがとても必要になって、そこでもとうりょうに研修をお願いしたんです。
そういうご経験をお持ちのたかやさんが、共創アカデミーの活動に携わることで、やっていきたいって思うことってどんなことがありますか?
今は、所属する組織で、社員のキャリアに向き合って、カウンセリングをやっています。改めて感じることは、個人も組織も成長するためには、個人でカウンセリングをするだけでなく、組織での上司との人間関係とか、チームビルディングが大切だということです。
共創アカデミーの研修というのは、関係性の質が向上したり、チームビルディングを構築できるような研修。
だから、私も参画して、そういった研修をして、組織内の関係性構築に関わっていくことで、個人がより成長できる。そういう世界を実現していきたいんです。
個々のケアに加えて、組織の力も強化していくことで、その相互作用によって、個人も組織も、より成長し輝いていける。
いいですね。そういう個人や組織が増えていくといいですね。
その思いは、たかやさんのどんな経験から来ているのでしょうか。
私が組織のリーダーをやっているときは、上司と部下の信頼関係の重要さを意識できていなかった。
どちらかというと、相互の信頼関係でなくて、上司から部下への指示命令が大事だと思って、それを実践してきた。
そのことによって、一人ひとりの輝きみたいなものは失われていったのではないかと思っているんです。
だから、自分の過去の反省を踏まえて、そういうことはあってはいけないと思っているんです。
もしかしたら、時代的には、たかやさんがなさっていた、指示命令の上司部下の関係は、仕方がなかったというか、それが適していた時代だったかもしれない。今は、社会的な変化もあって、指示命令だけでは成り立たないし、信頼し合っていたほうがお互いに気持ちよく仕事ができたり、力がより発揮できる時代なのかもしれませんね。ますますやることいっぱいありますね。
そうですね。
過去の自分を反面教師にして、それをバネにして、今の会社をポジティブに変えていければいいと思っています。
過去の自分から学んで、それを活かして、組織をよりよくしていきたいという想いで活動していくことは、たかやさん自身の過去を肯定していくことになりますね。
会社だけじゃなくて、自分の子育てについても反省があって。。(苦笑)
父親としてのこうあるべきモデルも、「父親は子供をマネジメントすべき」と思っていたんだけど、それは絶対違うよね。もう一度子育てができたら、接し方を変えたいと思っているんです。
一通り、子育てを終えたからこそ思うことってありますよね。
そういう親子関係も、上司部下の関係も、お互いに真意が伝わってないことが意外と多いかもしれないなって思うんです。
相手に対する愛とか、大切に思う気持ちが本当はあるのに、それを伝えきれていないがゆえに、口論になったり、誤解が生じてしまったりするんだろうなって思いますね。それを日常では言えないけれど、非日常の場を設定して伝え合うというのは必要なことかもしれませんね。
そう。だから、組織でも、自分がやっているカウンセリングだけでなく、リーダーが、1on1などの謂わば非日常のコミュニケーションを設定することで関係性の質が向上すると思うんです。
そのための方法を広めていきたいですね。
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