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総年収1,000万について考えてみる:若手ビジネスマン(社会人5年目)の投資番外編

はじめに

こんにちは、コンス(@cnsltntatgaishi)です。
GWで休みの両親とZoomで会話をしており、若いうちからお金のこと考えるのも重要だねーという話になりました。
田舎暮らしと都会暮らしというライフスタイルの違いはあれど、田舎では1人1台の車が必要な場面も多いですし、年収が東京の企業ように高いところが多いわけでもありません。ただ、支出という面では東京に比べると少しお財布に優しい部分もあると思います。

そこで今日は、総年収1,000万について考えてみようと思います。
記事は全文無料で読めます。差し込み画像で出てくるExcel表のみを有料ダウンロードとしています。別にそんな表いらないよという方でも、投げ銭としてサポートいただけると嬉しいです。

では本編に行きます!

給与年収1,000万までの道のり

年収1,000万はもはや低所得と言われたり、かたや日本の平均年収は300万と言われたりと、色々な物差しで測られることが多い年収1,000万という指標ではありますが、勤め人であれば依然として自分のキャリアの成功指標として多くの方がイメージを持たれているのではないでしょうか。

20代で1,000万に到達する企業もあれば、40代で1,000万に到達する企業もあり、はたまた定年まで働いても1,000万まで到達しない企業もあります。

単純な年収では計れない福利厚生や退職金などもあるので、一概にキャッシュで1,000万得られていることだけが、高年収の指標ではないことを頭に入れておくことは重要です。

はたまた年収1,000万稼いでいたとしても、支出が年1,500万であれば、ただ500万借金を作っているだけであり、高年収はなんの意味もなさなくなります。

話を本題に戻しますが、年収1,000万を得られるためにはどれくらいの年月が必要かを以下条件の下、試算してみました。

大卒初任給:22万円
年次昇給:2%
ボーナス:2ヶ月分
昇進:3年ごと(昇進ごとに30万 ~ 40万昇給)
賃金カーブはリニアとし、大幅なベースアップは見込まない

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60歳まで勤め上げたとしても、急激な賃金カーブの上昇が見込めない企業であれば、残念ながら年収1,000万に届くことはないようです。
もちろん退職金がものすごく多い日系企業であれば、このような賃金体系を有り余る形で補うことができるのかもしれません。
ただ、一人の若者としては、30年後に大量の退職金がもらえると信じ込んで、ベースの年収が上がらないことを我慢するのは多少危険なのではと思っています。

2021年の現在、専業主婦/主夫なんて夢のような就職先は消えつつあると思っているので、世帯年収1,000万であれば目指すべき現実的な山としてはアリだと思います。

そして一人で年収1,000万稼ぐよりも、はるかに税金面での負担が少ないです。

一方で、資産1,000万の実現性はどうでしょうか。補足として考えてみましょう。

資産1,000万までの道のり

資産1,000万を目指すには、年間100万円貯金を10年することで達成できます。

めちゃめちゃシンプルですが、10年間コツコツと毎年100万円貯金をしたとしても、10年後の資産は1,000万円であり、インフレ/デフレを考慮しなければ貯金したお金の価値はずっと1,000万でほぼ普遍です。

先のパートで述べたように、年収1,000万に到達することは勤務先によっては困難な場合がありますが、資産1,000万であれば都会/地方関係なく、時間さえかければ個人の自助努力で達成できるものであり、目指す山としては非常にシンプル、そしてわかりやすい指標です。

先のパートの年収をベースに給与の3/1を毎年貯金に回すと仮定し、1年間で100万円貯金できたとすると、10年間経過した段階で資産1,000万に達することができます。

では貯金ではなく、毎年100万円投資して資産を蓄え続ける場合はどうなるでしょうか。
配当利回り4%(税引後3.16%)が獲得できることを条件に、雪だるま式に資産を積み上げてみます。

その場合、9年目が終わった段階で資産1,000万を達成することができます。単に貯金することと比べると、資産1,000万までの期間を1年間短縮することができます。

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参考までに、資産2,000万を達成するには17年目で達成することができます。投下資金が100万、そして配当利回り4%、そして再投資の法則を継続することができれば、社会人17年目(40歳手前)で2,000万円の資産を持つことができ、年間配当金も60万円(月当たり5万円)確保することを実現できます。

投資利回り4%で目指す総年収1,000万

給与収入だけで1,000万円目指すことも難しいですし、投資利回り(配当金)だけで年収1,000万を目指すことは大きな元手が必要になるのでさらに難しいです。

では、両方を合わせた計算ではどうでしょうか。

これまでの条件をパラメーターとしていますが、今一度おさらいです。

給与年収:大卒初任給22万円をベース、年次昇給2%、3年〜5年に一度昇進
資産形成:年間100万円を投資(=蓄財)、配当利回りは税引前4%(税引後3.16%)

結果として、この条件をベースに60歳まで勤務、蓄財した場合の給与収入+年間配当金を足した総年収は897万円となりました。
残念ながら、年収1,000万までは到達できず。

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しかし、総年収は約900万、そして資産は6,000万円を達成できているとすれば、世間的にかなり裕福な部類に入るのではないでしょうか。

そして、再雇用や定年となった後も年間の配当収入が200万円を見込めるのであれば、かなりのキャッシュリッチな生活もできそうです。

ちなみに今後65歳まで現役で労働する社会がやってくるのであれば、65歳時点の総年収は977万円、資産は8,500万超となります。

ここまでくれば老後2,000万円不足問題とも縁遠い生活になるでしょうし、ある程度現金化したとしても数百万円単位の配当金は得られるでしょう。

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まとめ

投資リスクは全て自己責任です。ですので、今回の記事が全ての人にとって有用だとは思いません。投資が怖いって方の気持ちも十分にわかります。ただ、給与が増えないからずっと暮らしが豊かにならないと悲観するのではなく、今できることを少しずつ積み上げていくことを意識することも一つの生活の知恵だと思います。

ここまで長文を読んでくださった方ありがとうございました。
定点観察も実施しておりますので、そちらの記事もぜひ覗いてみてください。

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