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<中国人妻との国際結婚リアル話>嫁姑(婿舅)問題はあるのか①

どうも、コンス(@cnsltntatgaishi)です。国際結婚話はシリーズ化していますので、他エピソードが気になる方はぜひこちらのマガジンをご覧ください。

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今回は嫁姑(婿舅)問題について、書いていきます。

妻が日本に来ると決まったとき

私と妻はイギリス留学時のクラスメートでしたので、その昔、コミュニケーションは全て英語でした。そして、結婚を前提に妻が日本に来てくれることとなり、そこで初めて親族間のコミュニケーションや関わり方の問題が出てきました。

私は家族と全くコミュニケーション取らないというわけではないのですが、留学時は必要があればLINEする程度。
彼女ができたなどわざわざ両親に話をすることもありませんでした。

ただ、妻が日本に来てくれるとなった時、流石に両親に報告しないといけませんので、その時初めて当時日本語が全く話せない妻をFace Timeで紹介しました。

私は長男ですが一人息子でもないですし、意思決定についてはもう一端の大人扱いをしてもらっていたので、働き出して経済的に自立するのであれば自由に決断すれば良いと言われました。

ここまでは何の問題もありません。

では実際に、妻が来日してからの家族の反応、特に嫁姑問題はあったのかを書きます。

妻の来日、そして私の実家へ

私もまだ就職前でしたし、妻も日本で仕事を見つけないといけません。ただ、日本語が話せないと今後不自由するので、妻には申し訳なかったですが、語学留学生としてまずは日本語学校に通ってもらいました。

さて、実際に妻が私の実家に来た時、私の両親はどのような反応だったのかと言いますと、

「日本語話せないのに一人で息子のために日本に来てくれた」
「語学留学だけど、本当に生活できるのか心配」
※私の就職までの数ヶ月間は学生寮に入寮してもらいました

といった様子で、とにかく心配と言ったのが最初のリアクションでした。
母親に言わせると、成人した女性ではありますが、日本語も全くしゃべれない状態で来日した妻に対して、新しい娘ができたような感覚だったようです(私が男兄弟なので、なおさら新鮮なこともあったのかもしれません)

加えて、生活や文化の当たり前の基準が、そもそも揃えられるようなものでもないため、そもそも色々と比べることさえ無意味と両親も気づいたようで、全くトラブルもなく私の家族とも打ち解けるに至りました。

田舎のクローズコミュニティーで育った私ですが、年々頭のネジが飛んでいき、母親を驚かせてきたことが功を奏したこともあるかもしれません。

私の家族と同居しているわけではないですが、今でも妻も私の実家にいつ帰る?なんて話もしますし、私の家族ともLINEしてたりするので、居心地のよさは感じてもらえているのだと思います。
コロナになる前は長期休暇で帰省し、1週間ステイなんてこともよくしていました。

結論をお伝えすると、ここまででも嫁姑問題全く起きていません。

私の家族はどのように妻を受け入れていったか

残念ながら、外国人というカテゴリでは偏見を持つ人たちは世の中にまだまだ多いと思います。
ただ、目の前にいる一人の”外国人”という人間に接した時に、その偏見が良くも悪くも当てはまるかどうかは、その人次第です。

例えば、メディアで報道されるような中国人のステレオタイプも一部でしかありません。国家間であれば、政治の話での軋轢は生まれますが、個人であればその壁を取り払うかどうかは、コミュニケーションをとる当人たちに委ねられるものです。

では、私の家族が当初からどのように妻を受け入れていったかを妻と分析をしてみました。

因数分解すると、以下のようなことが打ち解けるスピードを早めたのではと思っています。

①妻は中国人だが、海外教育期間が長いので、ニュースで見るような典型的な中国人イメージから少し遠い。会うとそれをより強く感じた。
②私と同じ大学院を卒業しているので、教育的な背景や家庭状況も余計な心配をする必要がない。
③どちらもお互いの母語を話すことができなかったため、妻の人柄により焦点が当たった結果、ストレートなコミュニケーションが最初からできた(建前なし)

妻は当初本当に日本語が話せなかったので、全て私の通訳付き。そこから勉強の成果を経て、今は完全に日本語で私、そして私の家族ともコミュケーションをとっています。

そして当時の名残りとして、タメ口で私の家族とも話しています。これもいい意味で家族感が出ていますし、本音のコミュニケーションになることから、嫁姑問題のバリア崩しになっているのだと思います。

お互いコミュニケーションが通訳なしでは取れない状況だった、それゆえにより相手の気持ちを考えた行動をとっていた、そしてストレスを溜めないような本音のコミュニケーションに結果的になっていたことが、嫁姑問題を起こさない素地を築いたのかなと思っています。

物理的な距離も重要かも

私の実家とは離れて暮らしているとお話しましたが、やはり物理的な距離も嫁姑問題を起こさない要因としてあるかもしれません。

ヤマアラシのジレンマではないですが、もし同居するとなった場合、短期間のステイでは見えないストレスも見えて来る可能性もあります。
その場合はもしかすると嫁姑問題に発展するのかもしれません。
現在の関係性を考慮すると、嫁姑のいざこざというよりも単なる家族喧嘩と言った方が近しいですね。

まとめ

結果として、お互いの母語がわからないまま国際結婚した私たちには嫁姑問題は起きていません。
そして、日本語を勉強してくれた妻には頭が上がりません。
そして、妻と楽しくやりとりをしてくれる私の家族にも感謝をしています。

ここまで読んでくださった方であれば、うちの妻は嫁姑問題がなくて良かったと安心いただけると思いますし、1サンプルとして皆さんの参考になると思います。

一方で、私自身は妻の家族とどんな関係性なのか気になる方もいらっしゃると思います。
そちらはぜひ別記事で書きますね。

終わり

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