海外就活生は自分の競争優位性を理解すること!

どうもコンス(@cnsltntatgaishi)です。

今年は新型コロナウイルスの影響で、オンサイトでのロンドンキャリアフォーラム開催は流れてしまいましたが、今後のことを考え、そもそも留学先で実施する就活について解説しておきます。そもそも、留学先で就活するときの自分自身をどう分析しているか、留学という強みが埋もれてしまう環境で、どう周囲と勝負すべきかについて説明します。

1.留学先での就活(帰国して就職する場合)する場合の自分の立ち位置

海外で就活する際(留学フォーラム等での日本人就活生と競合)に、理解しておきたいことは、あなたの“留学しました”という事実だけでは、他学生の差別化要因になりにくいということです。

また、交換留学生・正規留学生同士での競合になるため、強みである“英語力”についても、キラーカードとはなりにくいでしょう。もちろん、中には日本での生活よりも、海外生活経験が長い学生もいたりしますので、彼らに英語力だけで勝負を挑んでも、1,2年留学した程度では、彼らを打ち負かすことはできません。就活におけるアピールポイントは色々ありますが、海外に留学し就活する以上、留学はある程度就活の軸になっているはずです。では、留学を就活軸にしたときに、他の学生と差別化できる要因は、以下が考えられます。

①留学するために、何をどうコミットしたか
例)IELTSスコア5.0から7.0に挙げるために、N年間で達成する目標を設定し、計画的に週N時間勉強した

②どう留学中の苦労を乗り越えたか
例)スピーキングが苦手だからこそ、グループディスカッションでは常に資料作成したうえで臨み、多国籍の学生たちとイメージをもって戦えるようにした

③その経験がどう生きているか、どう生かしていくことができるか
例)目標を立て、目標達成に向け計画的に自分自身をコミットできるようになった。修士論文作成や就職活動の進め方にも生きている

④英語、留学というコアが自分から取られたときに何が残るか
例)経験のない分野・環境へ飛び込んだ際にも、目標を立て、計画を立てて自分自身をコミットしていく汎用的な姿勢が身についた

2.海外就活システムを理解する海外(留学キャリアフォーラム)で就活し、日本企業への就職を目指すメリット

なんといっても日本で就活する場合と競争倍率が違うことです。もちろん志望企業が海外に出向いておらず、日本在住の学生と同じ選考フローにのる場合もありますが、今回は海外で採用活動を実施している企業にフォーカスします。日本での選考フローと海外での選考フロー自体に大きな差はないものの、競争倍率は大きく違いがあります。詳細は、下記図を参考にしてください。

採用倍率

3.他学生との差別化要素の理解(就活準備の度合い)

就職活動では、優秀な学生が必ずしも内定を獲得できるわけではありません。海外での就活において、一番のボトルネックは、日々の勉強に追われることによる就活準備時間の確保の難しさです。大学生なんて遊んでばっかりでしょうと言っていられないような勉強量があります。大学院生ならなおさら忙しいでしょうし、よりインテンシブなスケジュールを日々過ごしているはずです。

そのため、海外就活でカギになるのは、どれだけ就職活動に時間を割き、準備したかということになります。日本で選考を進めている学生が当たり前にやっている自己分析、業界・企業分析ができていなかったり、そのために面接でしょうもない質問をしたりしてしまうのが、留学生の就活あるあるだと思います。面接官に準備してきてないことがすぐに分かってしまいますからね。

また、Webテスト対策不足による書類選考落ちも多いです。書類選考で落ちるのはただの機会損失でしかないので、しっかり準備してください。また、特殊な面接形式をとっている業界もあります。例えば、コンサル業界では、逆質問が多めだったり、ケース面接対策が当たり前にあるので、ここの対策も怠ってはいけません。

加えて、面接での話し方を練習するのも重要です。そもそも留学生は、日本語に触れる機会が相対的に少なく、思ったより日本語は下手になっています。面接はプレゼント一緒なので、準備が何よりも重要です。その場で話せると思っているのは過信であり、ただの準備不足でしかないので、今一度自分の日本語を見直してみることも重要です。

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