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<All e-Taxの初確定申告> 外資アラサーリーマンの雑記

はじめに

どうもコンス(@cnsltntatgaishi)です。
この度、初確定申告が必要となりまして、e-Tax上で無事手続きを終えました。
会社員人生の中で(丸5年)、遠くにある存在であった確定申告ですが、思ったより早く私の目の前のクリアすべきハードルとして現れました。

今回は確定申告について、感じたことを少し書いていこうと思います。

なぜ確定申告が必要になったか

会社員という雇われ身の立場であれば、確定申告が必要となるケースはそれほど多くはありません。

コンサルティングファーム時代には、本社のエレベーターやちょっとした休憩スペースで偉そうなシニアマネージャー、パートナーっぽい方達が

シニマネ「今年から確定申告しないと・・・」
パートナー「私はもう終わりましたよ」

といった会話をしていて、あぁ高給取りの証だ!ってくらいでしか確定申告を認識していませんでした。
給与収入で、2,000万を越えれば確定申告が必要になりますからね。
確定申告 = お金持ちがやることくらいだったわけです。

残念ながら、ここまでの高級取りではない私が、なぜ確定申告する必要になったか。

給与体系の一部としてRSUをもらっているため

それはシンプルに現在在籍している会社がRSU(Restricted Stock Unit)という制度を取り入れており、給与体系の一部として株式が付与されるためです。

会社の管理職や役員待遇でないと株式はもらえないという認識の方も多いと思うのですが、外資系企業(特にIT)では、給与パッケージの一部としてRSUが組み込まれていることがあります。

海外本社から直接株式付与を受けるため、日本での源泉徴収がなされないため、自ら確定申告で給与収入として申告する必要があります。
詳しくはこちらのまとめサイトが参考になります。

このRSUを売却する権利(給与収入)が今年ようやく手に入り、それにしたがって確定申告することがMUSTになりました。
(その他、持株会制度に近いESPPもありますが、ここはまた別の機会に)

医療費が10万円を超えた

アラサーとなれば、色々なタイミングで体のメンテナンスも必要となります。
慢性病もあれば、急性の何か、で病院にかかることも当然考えられます。
2021年においては、歯科治療が私の家計に結構なダメージを与えてくれました。

歯は大事です。

そして、この他にもちょこちょこ通院があり、医療費が10万円を超えたので、確定申告で医療費控除を申告することにしました。

寄附金控除(ふるさと納税)

5自治体までであれば、ワンストップ特例を利用して申請を簡略化できますが、今回は確定申告することが確定していたので、こちら分もまとめて申告しました。

こちらは確定申告が必要となった要因ではありませんが、おまけとしてここに書いておきます。

いざ、確定申告へ

2021年が始まった瞬間に、年度末の確定申告が必要になることは分かっていたので、マイナンバーカードの取得は予め済ませておきました。

かなりめんどくさがり効率化重視の私としては、来る確定申告に向けて、全てオンライン(e-Tax)で完結できることもゴールの一つではありました。

さて、いざ確定申告をするにあたって、何が私にとってのフラストレーションだったか。
具体的には、

  1. e-Taxで申請するために必要な証明書類を取得するためには、各種サービス側の事前申請が必要なこと

  2. サービス側からの承認に数営業日かかること

  3. マイナポータルやe-Tax操作時のログイン回数が多すぎ

  4. サービス側とe-Taxとのデータ連携がいまいちなこと

という4つが非常に私をイライラさせました。
確定申告をオンラインのみで解決させたい方は余裕を持ったタイムラインで準備を始めてください(別にオンラインの必要性はないのですが、データ入力の手間などは相応に楽になるはずです)

1. & 2. e-Taxで申請するために必要な証明書類を取得するためには、各種サービス側の事前申請が必要 & 承認に数日かかる

例えば、楽天ふるさと納税や生命保険料控除に必要な電子払込書のデータを取得するにあたっても、申請から承認まで数営業日かかりました。
そして、データに不備がある(マイナンバーカードの住所とサービス側の住所が不一致 など)と、差し戻しになるので、さらに数営業日待たされます(マイナンバーで個人特定できてるのなら、あまり問題ない気はするのですが・・・)

いざ確定申告をしようと思い立ち、データを集めようとしても、すぐにデータが集まらない、オンラインなのに何故スムーズにいかないのか。
これがかなりのフラストレーションでした。

3. マイナポータルやe-Tax操作時のログイン回数が多すぎ

今回の確定申告では、PCとiPhoneを利用しました。iPhoneはマイナンバーカードのリーダーとしての利用です。

マイナポータルやe-Taxのサイトにログインする際は、マイナンバーカードの提示(読み取り)が求められるのですが、これをかなりの頻度でこなさなければなりません。

体感だと、他サービスの連携などの初期準備段階では、数分に1回はiPhoneでマイナンバーカード読み取り、パスワード入力、その度にブラウザが開くなんてユーザビリティでした。

ひと段落した頃には、Safariのタブが10個くらい開かれていました。
ええ加減ええやろってくらいログインさせられます。

実際の値を入力し始めるとそんなことはないのですが・・・

1番のストレスはこれだったかもしれません。

4. サービス側とe-Taxとのデータ連携がいまいちなこと

マイナポータル上で様々なサービスとの連携を実施したわけですが、残念ながら、これで確定申告するドキュメント上の項目に自動的に入力されていくわけではありませんでした。

xml形式のファイルをダウンロードし、アップロードしなければ、結局のところ値は入力されないといった形式だったので、”自動データ連携”とまでは言えないと思います。
私のやり方が悪かっただけなのかもしれませんが、さっくりとデータ連携されたものは非常に稀でした(SBI証券くらい)

実際の項目入力の難易度はどうだったか

必要な項目への入力はそれほど難しくはありませんでした。
データ連携準備が済んでいれば、ふるさと納税の項目も手打ちする必要なく、一瞬で自動入力されます。

ガイドも分かりやすいですし、源泉徴収票と見比べながらであれば、大抵の項目は問題なく入力できます。

冒頭で述べたRSUは、申告するにあたって一部計算が必要にはなりますが、そこも調べたり、過去手続きをされたことがある同僚の方に伺うなどすれば、そんなに難しくはありません。
個人的には、税理士さんに頼むほどでもないかなと思った次第です(あくまで、私の手続きがちゃんとできていればの前提ですが)

いざ支払いへ

RSUがメインの確定申告なので、残念ながら還付金はなく、税金を納めるのみです。

支払い方法は何通りか選べるのですが、全てオンラインで完結させたい私にとっては、ネットバンキング等で完結することが前提になります。

何通りか支払い方法はあるのですが、盲点だったのはネット系銀行が税金支払いに対応している銀行ではなかったということです(住信SBIや楽天銀行 等)

幸いにもメガバンクの口座をもっていたので、メインバンクのネット銀行から送金し、そちらから支払いました。
全てオンラインで確定申告を完結させたい方は、ご自身がお持ちの銀行口座が税金の支払いに対応しているかは予め確認いただいた方が良いです。

クレジットカードでの支払いも可能ではあるのですが、手数料がとんでもなく高いので、まずおすすめはしません(数千円は平気でかかります)

無事支払いが終われば、e-Tax上の受信箱で、受付が完了したことが確認できるので、晴れて確定申告終了となります。

終わりに

確定申告めんどくさいなぁと思っていた自分ではありますが、めんどくささの8割は準備段階にありました。
ここさえ通過してしまえば、e-Tax上の入力はデータ連携である程度省力化が可能です。
「わからないこと」が面倒くさいだけで、分かってしまえば、恐るるに足りません(もう一度やりたいかと問われると、それはまた別の話になりそうです)

終わりに、RSUという給与体系制度のために確定申告が必要になったわけですが、社会人生活の早い段階で経験できてよかったとは思います。

今年もさらに稼げること、そして健康であることを願って、良い年にしていきます!

おまけ(ちょっと身になる税金の話)

終わり




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