<中国人妻との国際結婚リアル話>夫婦別姓にしてみて実際どうなの?
はじめに
どうも、日本生まれ、日本育ちのコンスと申します。
いつもとトピックが違う(=見てくれる方も違うと思う)ので、自己紹介ページと関連記事を貼っておきます。
国際結婚をした身なので色々なことを人に聞かれるのですが、基本的には国際結婚がゆえにびっくりされることって思ったほどないものです。
基本的には個人的な生活習慣の違いや夫婦の考え方に左右されるものが多い印象です。
一番よく聞かれるのは、家のご飯は何料理?って質問でしょうか。
(そんなもの時と場合によるわって本音を抑えつつ)料理当番次第で、中華にも和食にもなりますって答えてます。ただ、私からすると妻に日本に来てもらってる身なので、彼女がストレスを感じないような生活をすることを心がけています。
生活習慣レベルで驚かれることはないのですが、へぇーと言われるのは夫婦別姓としていることでしょうか。
昨今、夫婦別姓議論が世の中では騒がれておりますが、実は国際結婚の場合は夫婦別姓が認められています。この記事では、私たちが夫婦別姓とするに至った考えや、その便利さ/不便さについて書いてみようと思います。
夫婦の姓についての考え方(日本と中国)
日本では日本国籍者同士の結婚であれば夫婦同姓の原則があるため、パートナーのいずれかが苗字を変えることが必要です。
昔むかしには、あなたの姓になりたいのですなんてフレーズも流行ったと聞きますが、結婚すると姓は変わるものというのが社会通念上、一般的な認識だと思います。
どちらが姓を変えるかといった観点で、結婚前に揉めるカップルも多いと思います。
イメージとしてはこのような感じですね。
姓をアイデンティティと考える人も多いかと思いますので、珍しい姓の方であれば、自分の姓を結婚に合わせて変えることに抵抗を覚える方は一定数いらっしゃるでしょう。
私自身も特に珍しい姓ではないですが、田舎出身、そして長男ということもあり、自分の姓は変わらないものだといった古風な教育を受けたので、姓を変えることには抵抗があった一人です。
一方で、中国はどうでしょうか。
妻と結婚してから初めて知ったのですが、中国は夫婦別姓が標準なのです。
つまり、結婚しても姓を変えることがありません。夫婦別姓が当たり前な社会ということに当初は驚きました。
そして、生まれてきた子どもには父方の苗字をつけることが一般的なようです。ただし、あくまで一般的というだけで、母方の姓をつけることもあるようです。また、姓は父方のものを使い、名前に母方の姓を入れるといった家庭もあるようです。
イメージとしてはこのような感じですね。
なので、妻としては姓は変わらないことが当たり前で、姓を変えるメリットについてはなかなか理解できないようです。
これは社会的慣習の大きな違いですね。
私たちの決断と家族の反応
私が結婚するよと家族に伝えた時、国際結婚するとは思いもよらなかったようですが、もちろんOKだよと快く承諾してくれました。
両親としては、手続きが気になるところですので、当然ながら聞かれました。
姓はどちらにするの?
当面日本で生活していくつもりでしたので(今もそうですが)、私も姓を変えるつもりはなく、妻も姓を変えるつもりはありませんでした。
そして私たちは何の迷いもなく夫婦別姓を選択して、結婚することになります。
手続き上、複雑なものもあるかなと思いましたが、その他大勢のカップルと同様に婚姻届を役所に提出し、特別な手続きなしに夫婦別姓で籍を入れました。
夫婦別姓の便利さ/不便さ
私たちが夫婦別姓を選択した理由の一つとして、妻のパスポート名を変えなければいけないとなった場合、妻の中国での身分証との整合性証明ができなくなる可能性を危惧したためです。
例えば、日本の身分証明証上の田中XXさんと中国の身分証明証上の李XXさんを同一人物と証明するのはかなり面倒ですし、その手続きもかなり煩雑になると予想しました。
国も違いますし、入国管理局や政府機関といった手続きに慣れた方達とやりとりするだけであれば良いですが、その他やりとりをする際にも大きな障害にぶつかることが予想されました。
国を跨いだ身分証明はかなりの不便さを伴うことが予想される(少なくとも、日本・中国間)ため、夫婦同姓の方がデメリットが多いと私たちは判断しました。つまり夫婦別姓の方が、便利なわけです。
一方で、夫婦別姓の不便さにはどのようなものがあったかというと、結論大きいものはこれまでなかったです。
妻と病院に行くと、夫婦かどうか関係性を聞かれるくらいです。
その場合も、特に身分証明書を要求されることもないので、夫/妻ですと説明するとそれで終わりです。
逆に同姓の人たち等山ほど世の中にはいるはずなので、同姓であれば夫婦の証明にもならないこと明らかなのですが、夫婦同姓の先入観からそのようなことを気にするのはかなり少数派だと思います。
結局、本当の夫婦かどうかを正確に証明するには、役所から証明書を取るしかないので、同姓か別姓かは大した問題ではありません。
強いていうならば、夫婦連名でお祝いする時に、どちらの姓も書くことがある必要でしょうか。しかし、大した問題ではありません。
子どもができたならどうするか
では、今後子どもができたらどうするか。
今のところ日本に生活拠点を置くつもりですので、私の姓で良いのではないかと妻と話しています。
ちなみに日本のパスポートには、妻側の姓を記載することも可能なようですので、大きな問題もないでしょう。
終わりに
日本国籍同士の夫婦別姓が叫ばれている世の中ではありますが、実際に夫婦別姓をとっている私からすると、特に不便も感じていません。
世の中には旧姓のまま働く方もいらっしゃいますし、姓を意識して社会活動を送ることの方が珍しいかもしれません。
お互いが幸せになるための結婚のはずなので、結婚により生じる不幸せな部分は無くなれば良いのになというのが私の考えです。難しいことは全然考えていないので、あくまで経験則からの考えです。
日本では夫婦同姓の方しかいないと思っていらっしゃる方も多いかと思いますが、国際結婚されている方であれば、夫婦別姓の方もそれなりにいらっしゃるかと思います。
今後も違った観点で、国際結婚リアル話を書いていきますね。
終わり
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