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AR広告について(2) -著作権問題

こんにちは!CNS Inc.(Creative Network System、以下CNS)でデジタルコンテンツの企画・制作も担当しておりますヒノクマです!

今回は、AR広告の著作権について考えていきたいと思います。

ARコンテンツの著作権

今回もCNSが取り扱うインスタAR広告をベースに話していきたいと思います。

現在のインスタAR広告の大きな課題と言えるのは、著作権問題ではないでしょうか?作画・キャラクター・セレブリティ動画など、著作権・肖像権が無視されているコンテンツが乱立しています。ARコンテンツをアップロードする際に取り締まりは厳しくなっていると言われていますが、まだまだ他者に帰属しているキャラクターなどを個人が自由に制作し、アップロードしています。

下記が一例です。

👇ワンピースコンテンツ

👇ポケモンコンテンツ

👇Snoop Doggコンテンツ

上記のコンテンツは全て一般のARクリエーターが作っており、各オフィシャルから出たものではありません。

では、これらを放置しておくことで、今後どういった問題点が出てくる可能性があるのでしょうか。


今後発生しうるであろう問題点

現在著作権に違反し続けているコンテンツであっても、そのブランド(キャラクター、セレブ)の露出を増やすことには寄与している部分もあります。

今はまだ取り締まりが厳しくないようですが、今後厳しくなった場合にコンテンツが一斉に減りコンテンツの露出が減っていくことは、そのブランド認知にマイナスに働く可能性が高まります。

また今後インスタグラムはNFTアートの導入も始まるようです。今後取り締まりが厳しくなる前にユーザーの収益化が始まった場合、法整備が整われていない中で、そのブランド所有者の意思が無視されたまま、AR制作者に収益が入る可能性もあります。

作画コピーがしやすいデジタルコンテンツをどのように保護していくのかも、所有者側が検討しなければならないこととなってきています。プラットフォーム運営側に権利を主張していくこともそうですし、オフィシャルコンテンツを供給していくのも必要となってきます。


これからのAR広告

NFTアートが一般化すると、デジタル表現で制作されるAR広告業界にもさらに変化が訪れることでしょう。

その変化に日々対応しつつユーザーとのコミュニケーション機会を増やし、ブランドのプレゼンスを高めていくことが必要となります。

特にAR広告が一般化された世代であるZ世代及びミレニアルズを対象としたブランドにとっては、今後なくてはならない広告媒体となっていくのではないでしょうか。

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Written by Aiko Hinokuma
https://www.linkedin.com/in/aikohinokuma/
Producer
Communication Produce Group
CNS, Inc
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