韓国旅行～お尻の穴からケンチャナヨ～-11/29/23
日本人の皆さん、こんにちは。
そして韓国人の皆さん、내 엉덩이에 부엌칼을 찔러주세요.
（私のお尻に包丁を刺してください。）
11/26 - 11/28韓国旅行へ行ってきた。
母親からのお誘いで。
最近、避けられない老化を感じ始めた母は、体力があるうちに私と旅行に行きたかったそうだ。
大学4年で時間を持て余している私は、「それって、死ぬ準備なんじゃないか」と思いつつも、誘いを断る理由もないので承諾した。
まあともかくありがとう。
9月のタイ旅行で、旅行の楽しさは十分に理解した。
今までは「なんでみんな馬鹿みたいに旅行行きたがるんだろう」と思ってたのだけれど。
・現地の文化を構成する社会慣行・ルールにおける「正解」を手探りつつ発見・行動することの楽しさ。（規律把握の楽しさ）
・自分が楽しいと思えることを、ギュっと詰め込んだ旅行期間中の計画を遂行する楽しさ。（計画遂行の楽しさ）
・身近では経験できないそこ特有のアクティビティ・食事・ショーなどを経験する楽しさ。（未体験の楽しさ）
韓国という国は日本とそこまで顕著な文化的差異がないと思われるため、主に「計画遂行の楽しさ」「未体験の楽しさ」を得ることがメインとなりそうだ。（←書いてて思ったけど、私、キモスンギ・・・）
それでは日記の始まりです。せーのっ、ケンチャナヨ！（気にしないで！）
11/26
夕方に韓国仁川空港に到着した。
飛行機と空港との連絡通路は、外気が滲んでひんやりする。韓国は寒い。
ホテルがある明洞まで移動するために、T-moneyカードという交通系ICカートを空港のコンビニで作った。サイトに書いてる相場よりやや高い値段で不審に思ったのだが、どうやら私たちが受け取ったカードは「クレヨンしんちゃん」コラボカードのようで、少しだけ割高になっているらしい。追加料金でクレヨンしんちゃんのイラストが描かれたカードになるというオプションは、旅行客目線いらなすぎる。無言で渡されたので不可避だった。空港にそんなもの置かないでほしいと、なぜか「羊」のコスプレをしたしんちゃんのイラストを見ながら思う。
外貨両替は空港よりも経由駅のソウル駅でしたほうがレートと手数料がほんの少しお得っぽいので、ソウル駅ですることにした。こういう小さな工夫術が旅行を美味しくすると個人的には思う。
ソウル行きの鉄道は、アナウンスにも壁面に埋め込まれたディスプレイにもシートに挟まっているチラシにも日本語が使われていて、めちゃくちゃに日本人ナイズドされていた。車内から聞こえる声も8割方日本語だ。まあお陰で迷うことはあまりない。
問題なく仁川→ソウル→明洞→ホテルへの移動を完遂した。ちなみに明洞もめちゃくちゃ日本人で溢れかえっていた。路地に立ち並ぶお店の看板も日本語でルビがふられ、キャッチの韓国人の使う言語も日本語だ。
なんか「日本人はココに来るんだろう？」という具合に意図を読まれている感じというか、旅行の典型的な行動を私がとってしまっている感じがしてむずむずしてしまった。いいのだ。下手に郊外へ行ってもハードルが上がるだけなのだから。
その分、初日の夜ご飯は観光客が行くような明洞観光地用有名店（約束された美味しさ、でもコスパは謎）ではなく、現地人がガチで行くような良店に行くことにした。そのほうがコスパは良いだろうし、なにより前者よりもリアルな雰囲気・ルールにありつけそうだからだ。
というわけで、明洞のホテルから30分ほど歩いてここに来た。韓国人の友達にガチおすすめされたタッカンマリのお店だ。大通りかなり外れたところを歩かされたので本当にあっているのか怖かった。
店内に入ると、さっきまでの日本語が飛び交う明洞繁華街が夢だったみたいに日本人がいない。メニューにも日本語書かれてない！不親切だ！やった！
メニューが鳥鍋の１つしか無かったのでそれを注文。タレの作り方も食べ方も良く分からなかったので、モタモタしていたら店員さんが優しくレクチャーしてくれた。不親切の中の親切はより真剣だ。嬉し～。
んで美味し～。
そのあとソウルタワーへ行って、母親がパンケーキ食べたいと言い出したのでパンケーキ屋さん行って、ホテル近くの食品店でお菓子と明日の朝食を買って寝ました。
旅行で両親がハメ外してくれるの嬉し～。
11/27
この日の予定は盛りだくさん。
カンジャンケジャンの店→北村韓屋→韓国国立美術館→AMOMENTO（アパレルショップ）→広蔵市場食べ歩き→ミシュラン店→現代ソウルデパート→汝矣島公園→益善洞（イクソンドン）の有名カフェ
モリモリでいいですねぇ。
雨のせいで気温が低く、母が外を歩き回れるか心配だったのだが、「更年期障害に感謝ね。まるで全身カイロをつけてるように暖かいわ。」と言っていたので、大丈夫そうだ。
私の今回の旅行の目的はこれといっても過言じゃない★
某「気分屋料理人」の影響でカンジャンケジャンが食べてみたくてしゃあなかったのだが、いざ食べてみると「ほーーん」という感じだった。このタイミングで私がそもそもカニ好きってわけじゃないのを思い出した。
ただ、プチョンユッケはうますぎて死ぬかと思った。あの、うますぎ。1皿を2人で分けたのだが、量・質、最高。タコはさっきまで活きてたものらしく、細切れになった肉塊が皿の上で蠢いていた。最高。ユッケも新鮮なものらしく、臭み0かつコク100。最高。付け合わせのコムタンスープ（？）、ニンニク、青唐辛子（？）も嬉しい。調子乗ってマッコリを注文したら750mlサイズで最高。
ただ、正直今回の旅行で一番おいしかった食べ物はこれじゃない。
実はこれなのだ↓
これ。北村韓屋行きのバス停の前にあった屋台で買った名もなきパン。ここ以外でこんな屋台メシは見たことなかったので買ってみたらうますぎ。出来立てをくれるのでホッカホカ、味はさっぱりとした甘さの中でシナモンがすごく良いアクセントになっててこのバランスが絶妙。これ見かけたら絶対食べてほしい。けっこうデカい上に、カンジャンケジャン食後ですが私はおかわりをして2枚食べました。結局、旅行ってこういうことなんだよな。
このまま刀の形になって切り付けてきそう！
11/28
最終日。
この日の15:00にフライトなので、時間はほぼないようなものだった。ホテルをチェックアウトしたら、もうさっさと空港方面へ向かう。
朝は明洞の朝名物の屋台トーストサンドを頂いた。（坂上忍が愛したトーストらしい）パン2枚で挟まれたサンドで結構なボリュームがある。これで400円なので明洞という場所を考えると破格かな。
7:00~10:00の間しか営業してないらしい・・・♠（ってヒソカ！？）
ここによったあとは明洞を後にし、仁川空港へ向かう途中のソウル駅でちょっとした買い物をした。
このロッテマートでお菓子類のお土産を買う魂胆だったのだが、こんな感じでデリも美味しそうだなと目移りをしてしまった。軽くYouTubeで調べたら「ソウル駅ロッテマートで試食コーナー巡り！♪」という卑しさMAXの動画でここが紹介されており、少し近づくだけで無理やり試食をさせられるとのこと。日本人の心理読み切ってるなあ。私の母は試食を数種類したのち、まんまとチビカニのヤンニョム漬けを購入していた。
そのあとは普通に飛行機乗って帰った。
唐突なお知らせで恐縮なのですが、これで韓国旅行日記は終わります。
でも、ケンチャナヨ！（気にしないで！）
あなたと私の、人生という名の日記はこれからも続くんだから・・・！
松本ヒェト志「何言うとんねん・・・」
-完-
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