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タンザニア商人の考え方が興味深い(#22)

どうも、みかづき⚓です。

今回は最近聞いたポッドキャストで面白かったものについてご紹介します。

コクヨ野外学習センター

Googleポッドキャストでたまたまたどり着いたのですが、noteもやられていました。

今回ご紹介するのは、その中でも特に面白かった日本と海外(タンザニア)での働き方や思考の違いについての回です。
生まれてずっと日本に住んでる身としては、タンザニア商人のお話をされている小川さやかさんの経験談がとても興味深かったです。
“信頼”についての考え方がとても面白く、自身の頭のコリをほぐすいい内容でした。
前半・後半とありますが前半のリンクを貼っておきます。

「あらゆる仕事は“起業“」
「人生の勝算とは“外付けハードディスク“」
「権利と義務が相手を拘束する?」

『その日暮らしの人類学』『チョンキンマンションのボスは知っている』などのご著書でも知られる、立命館大学の小川さやかさんをお招きして、アフリカの古着商人たちや中国と行き来しながらビジネスを展開するタンザニア商人たちの生き方から、私たちがとらわれている働き方や時間の感覚を再考します。
文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを交えてお届けする文化人類学者おふたりによるディープな対話「働くの人類学」の第4話前編。

※上記はポッドキャストより抜粋

また、備忘録として〈〉で印象に残った部分を残しておきます。
〈〉部分は前半・後半あわせて聴いてみて私自身の意訳です。
企業で働いている方は前半だけでも聴いてみてください。
新たな発見があると思います。

〈他人はコントロールできないものだ〉

わたしは会社員ですので、(一応は)上司や部下から信頼を得られるように頑張っているつもりです。
「真面目にコツコツやって信頼されなければならない」という意識があります。

さらに言えば「一度信頼してもらえたら以降は仕事がしやすくなる」との気持ちがあることも確かです。

ただこれって、ただ単に「相手に思い通りに動いてほしい。こちらの思いを聞いてほしい」というエゴを通すためのものだったのかも?と思い始めました。

「コツコツやってる一定の評価を得ることで人をコントロールしようとしているのか…」

と今までとは違う視点からの考え方にとても驚きました。

〈仕事は仕事としてやりがいを持っているが、1つの仕事にこだわらない〉

最近は転職も普通になっていますので、1つの企業で働き続けることは多くなくなってきてるかと思います。

新卒からフリーランスで働くことやノマドワーカーという言葉がひと昔前に流行ったように、企業に属さない働き方も増えてきているでしょう。
企業に属しながらも副業をしている方もいるかもしれません。
最近では複業という言葉もありますね。

ここでお話されているのは複業のようなイメージでした。

「何をしてお金を稼ぐかにはこだわらず儲かりそうなモノを常に探している。やり始めたらその仕事には真剣に取り組む」

このご時世、わたしは運良く仕事が減ることもなく給料もたいしてダメージを受けていませんが、今の仕事をこのままやり続けるのかについてはここ数年ずっと自問自答しています。
でも次のステップに進むに向けて全く行動に移せていません。
いいきっかけになるかも?と思うようなフレーズでした。

〈1人は信じてないけどたくさんいる人のうちの誰かが助けてくれることを信じてる〉

矛盾しているようでとても含蓄のある言葉に思いました。

面識のあるような「仕事仲間」「趣味仲間」「学生時代の仲間」「家族」などのリアルな繫がりのみでなく、会ったことないような「SNS上での仲間(?)」など、いろんな弱いつながりを作ることが大切だということでしょうか。
いや、違うな。

誰かを信じるのではなくみんなを信じろ、ということでしょうか。

んー難しいけど深い。

特定の人やコミュニティに依存するのではなく、いろんなコミュニティに属することが自身を助けることになるのかもしれません。

〈上司と部下の関係であっても上司が部下を信頼しきって調子ノッてきたら、上司の心にスキができた時に裏切る〉

1番印象に残った部分です。

自分には上司も部下(単なる後輩ですが)もいますが、部下は仕事がとても良くできるので仕事に関しては完全に信頼しきっています。

〈他人はコントロールできないものだ〉にも通ずるものがありますが、そこには「わざわざ信頼を裏切るようなことをしてくるわけない」という先入観があるからで、文化によってこうも違うのかと思いました。

〈貯金ではなく投資。お金を貯めておいても何も産まないが仮に10人に投資をしたら誰かが成功するかもしれない。自身が落ち込んでいる時にその人から助けがあるかもしれない〉

これは単純に自分が投資してないから、投資しよっかな?って思っただけですが、確かに金溜め込んでも意味ないよなぁと思ってます。
溜め込んでるとはいえ雀の涙程度の貯金しかありませんが…

〈どんな人でも信頼できる人とできない人がいるわけではない。その時々の状況によって、信頼するかしないか〉

深い。
「人には善人も悪人もいない」
というようなものですかね。
心に留めておきたい言葉です。

〈騙されたことが悪いんではなくて、騙されたら周りが助けてあげる〉

〈1人は信じてないけどたくさんいる人のうちの誰かが助けてくれることを信じてる〉とも通ずるものがありますね。

周りが助けてくれることを信じることが大切だと感じました。

「何でもかんでも自分でやらなきゃいけない」
「そうでないと自立できない」

と思って若い頃を過ごしていましたが、最近になって全部自分でやるのは無理だということにようやく気付きました(←遅い)。

強がりというか、弱いところを他の人に見せることはかっこ悪いという意識がどうしてもまだあるので、もっと周りを頼ろうと思いました。

最後に

最近はTVは全く観ず、ラジオはバラエティ寄りの決まった番組を聞きます。
それ以外はポッドキャストを聴く時間が増えました。

特にニュースはこの2つを聴けば変にネットニュースを開いて芸能ニュースが気になって時間を浪費するみたいなことが減って良い感じです。

NHKラジオニュース

荻上チキ・Session

今回紹介したコクヨ野外学習センターもたまたまポッドキャストで出会ったので、全話聴けていません。

他の回も聴いてみようと思います。



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