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「commonで過ごした時間はたのしかったよ」今、私たちにできることを。小学校の休校に伴い実施した3月の無料開放を振り返って。


新型コロナウイルス感染症に伴う地域の小学校臨時休校を受け、私たちできることは何かと考え3月2日㈪~24日㈫まで無料でcommonを開放し、子ども達と共に過ごしました。

早いもので、あれから約1か月が経ち、私たちcommonは4月から無事にオープンを迎える事ができました。そして、今も運営を続けられている事に、感謝しています。

※マスク着用、1日の利用人数の制限を設け少人数制、手洗いうがい、換気、1時間ごとの消毒、食事の際は向かい合わないようにするなどできる限りの環境を整えた上での運営です。

3月を振り返り、私たちcommonが果たした役割以上に、来てくれた子ども達、信頼して預けて下さった保護者の皆様、一緒に支えてくれたボランティアスタッフ(現commonスタッフ)、建築家でコラボレーターの亀井さん、LiC植竹の友人のひきさん、NHKのテレビ取材地元メディアのひばりタイムズさん、毎日新聞の取材など、様々な方からのたくさんの応援とあたたかい支援、共感に支えられた1か月だったと感じています。

▼毎日新聞の朝刊より

毎日新聞朝刊

子ども達一人ひとりが新しい環境に少しずつ慣れ、心の安心感から自分らしさが出せるようになり、友だちをつくり、関りを深め、自分たちでcommonでの時間をつくっていく生き生きとした姿は私たちの原動力に。

▼毎朝、輪になって話すミーティング。今の自分の気持ちや考え、何か伝えたいことを話したり、質問したり、メンバーの話をよく聴いて分かち合うcommonで大切にしている時間のひとつです。

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▼子ども達の提案で出掛けた「ひばりが丘フィールドワーク」センスオブワンダー#春。地域に詳しい3年生の男のが案内役をしてくれました。

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外

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▼「紙粘土で何かをつくることが好きです」と、はじめの自己紹介で話してくれた女の子達から始まったレストランごっこ。

レストラン

▼レストランで使うキッチン。ハイクオリティ!

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▼魚好きの男の子たちが一緒につくり上げた「僕たちの水族館」

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▼commonのお庭で今日は何する?サッカー/ピクニック/1年生の女の子が考えたオリジナルゲーム/せーのっ!と心をひとつに。チームプレーの大繩跳び

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縄跳び

▼みんなで今日の1日の流れを決める事で子どもの中に意思決定のプロセスがうまれ、モチベーションアップ!宿題も能動的に取り組めました。

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LiC植竹と彼の友人ひきさん。プラバンで試行錯誤中。うまくできるかな?ひきさんとは「デンマーク」が子ども達と共通のキーワードになり、ミーティングで盛り上がりました。

プラバン


保護者の方からは、「頑張って下さい。応援しています」という声を掛けてくださったり、差し入れ制度※で当時入手困難だったトイレットペーパーやマスクを「これ、commonの皆さんで使ってください」と頂いたり、子ども達の制作活動道具、生活用品など、沢山のモノとあたたかい気持ちをギフトしていただきました。

※差し入れ制度とは・・・無料でご利用いただく代わりに、施設で使う用品をお持ちいただくという取り組みです。利用料金を頂くのではなく、物資を頂戴することで"一緒にcommonをつくる"そんなコミュニケーションが私たちらしいのかな、と考えました。また、実際この時期のcommonはこれからいろいろとモノを準備していく段階であり、子ども達がアレコレ試行錯誤するにはちょっと寂しい現状でした為、本当に助けて頂けたと感じています。皆様、ありがとうございました。

▼コラボレーターで建築家の亀井さんと机すべーすべワークショップ。たのしい大人の背中は子ども達の好奇心と憧れを醸成。「やってみたい!」と勝手に心と身体が動き出します。

机

commonを始めるときに抱いた「地域と共に」この想いと、民間学童施設の役割として、子どもたちにとっては「学校教育・家庭教育・社会教育」のつなぎ役を担い、心の安全基地であること。

共働き世帯にとっては「安心して働き、社会でのキャリアを形成するための重要な存在」であることを考えたあの時。

これからも、この想いを胸に「ひばりが丘のアフタースクールcommon」を一緒につくっていきたいと思います。

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