【卒業生インタビュー】CMCで見つけた「等身大」の自分。自分の想いを大切にしながら相手も大切にする。それができるようになるのがCMCという場所。―小林夏菜さん(Change Makers' College 4期生)
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【卒業生インタビュー】CMCで見つけた「等身大」の自分。自分の想いを大切にしながら相手も大切にする。それができるようになるのがCMCという場所。―小林夏菜さん(Change Makers' College 4期生)

「社会に求められる像」
「会社に求められる像」
それを追い求めれば、追い求めるほど、見えなくなる「自分」
気が付けば、自分と人と比較してしまい、疲弊してしまう方も多いのではないでしょうか?

今回のゲスト小林夏菜さんその一人。
会社に求められる自分になじめず、自分の想いを押し殺していたかなさん。
そんな中、会社を辞めCMCと出会って、
自分の想いを大切にし、「自分」を見つけていったと言います。

肩書に依存せず、自分の在り方を模索するかなさんの奮闘を追いました。

<profile>
小林夏菜さん
都会で会社に勤めた後、Change makers' College(以下CMC)に参加。4期生としてCMCを卒業した後、CMCのキャンパスである広田町で生活しながら、CMCの運営やコーチングなどを行っている。


自分を押し殺さず、自分の想いを大切にできる場所があると知って、救われました。

―CMCを知ったきっかけを教えてください。
 学生時代にお世話になった方に、CMCのイベントを紹介してもらったのがきっかけです。当時は自分が会社に行けなくなってしまい、落ち込んでいた時期で。これからの人生どうするかをちょっと立ち止まって考えたいと思っていたんです。

―会社に行けなくなってしまったのはなぜですか?
 シンプルに言うと、人間関係がうまくいかなかったんです。会社では、10か月の間に上司が6回も変わっていて。上司が変わるたびにやり方も変わるし、人間関係を構築するのも0から始めないといけないのが、すごく苦しかったですね。あと、会社の人とコミュニケーションをとる中で、会社が求める存在に自分がなれない自分がいて。変わりたいけど変われない自分が嫌で、全部自分のせいだと思っちゃって、会社に行けなくなってしまいました。

―その期間を経て、CMCのことを知った時どう思いましたか?
 CMCのプログラムをみた時は、もう直感的に「これだな」と思いました。働いていた時は、結果だけでなく経過や、人の思いを大切にしたいという想いは間違っていると思っていたので、すごく苦しかったんです。そんな中で、人の想いを大切にできる環境を「フォルケホイスコーレ」という形で国のシステムとして導入していると知って、自分の想いを大切にしてもいいんだと思えてすごく胸が熱くなりました。


CMCは自分の持ち物をどんどん手放し、等身大になっていく時間だった。

―CMCを受けてみてどうでしたか?
 いろんなことがあったので、よく生きた時間だったと思います。CMC期間の中で一番苦しかったのは、自分の想いを伝えられなかったことです。例えば、CMC生のみんなとシェアハウスで生活していると、いろいろ思うことがあるわけですよ。それで、怒りとか自分のネガティブな感情がすごく出てきた時に、みんなにどう伝えたらいいかわからなくて。抑えきれなくなって、近くの海に逃亡したりしていました(笑)。だけど、みんなと一緒に時間を過ごしていくうちに、自分の想いを伝えようとするようになって。試行錯誤しながら、居心地のいい場所を作っていきました。
 あと、CMCでは自分と向き合うことが多いのですが、2つの自分の理想像との間で葛藤していましたね。1個は仕事ができてお金をしっかり稼げる人。いわゆるキャリアウーマンですね。もう一つは、広田町にいる人みたいに、肩書とかではなく、自分の在り方で表現していくことにもすごく居心地の良さを感じていました。この二つの間で大きく揺れ動いて、結果的には穏やかに前者を手放すことはできましたね。

―なぜそれを手放すことが出来たんでしょう?
 それは一つの要因だけではないと思うんですよね。CMCは一つの大きな出来がきっかけで、その人の価値観が変わったりしているわけでは決してないんです。CMC期間全体の中で相互作用が積み重なって、価値観が徐々に変化してくるんだと思います。だから、CMCの醍醐味はすごいカリキュラムがあるとかではなくて。シェアハウスでの生活や、授業でのインプット、まちの人との会話すべてが作用しながら、自分の価値観を少しずつ結晶化できることだと思います。

―生活全体が学びになる。すごい面白いですね。かなさんがCMCを通して感じた大きな変化はありますか?
 なんだろう。「認識して選択する」ことですかね。

―「認識して選択する」ですか。
 そう。今までは自分の気持ちをシェアしたら、誰かを傷つけてしまうとか拒絶されてしまうと思って表に出せなかったんです。だから、自分の気持ちを自然と押し殺して、無視していました。だけど、CMCで自分のネガティブな気持ちもみんなにシェアしてもいいんだと学びました。すると、こういうことをしていると自分の豊かでいれるんだなとか、こういうことをすると自分は落ち込むんだなとかを感じるようになり、体感をもって自分のことが分かるようになりました。
だから、今はいろんな自分を良し悪しで判断せず、「あ、こういう自分もいるんだよね」って受け止めて、「認識」できるようになりました。その上で、自分はこれからどういう人生を送っていこうか考え、いろんな自分を「選択」していくことを学んだと思っています。

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CMCの学びはまだ終わっていない。

―CMCが終了して少し時間が経ちましたが、CMCで経験したことの捉え方に変化はありましたか?
 そうですね。結果すべて良かったなと思っています(笑)。当時はすごく苦しいこともあったけど、それが全部自分を認識する大切な要素だったんだなと思っています。だけど、それはちゃんとCMCに没入できたからこそ、できたことでもあると思っていて。安心安全な場所で、苦しいながらも自分と向き合えたからこそ、「自分」を得られたと思っています。
あと、「共に生きること」についても認識も変わりましたね。前はその人と仲良くするために、相手に合わせたキャラ設定をするようにしていたけど、今は自分の心も大事にしながら、相手のことを大切にすることを優先していて。そのために、どういうコミュニケーションで、どう向き合っていけばいいのかという思考に変わりました。

―すごく素敵ですね!それをふまえて、かなさんの今後についても伺いたいです。
 今までの経験から、自然体で生きていける人が増えていったらいいなと思っています。私は人がより良く生きようとしている姿を見るのがとても好きなんですよね。一生懸命悩んで、落ち込んで、喜んでいる姿を見ると、すごく人間らしいなと思うし、私も頑張ろうって思えるんです。だから、それを達成するためにコーチングをやっています。
 あと、在り方という側面から言うと、精神的にも経済的にも自立したいなと思っています。私は自立するというのは一人で生きていくという意味ではなくて、ちゃんと頼ることが出来ることだと思っています。だから、自分でちゃんと人に頼りながら生きていけたらいいなと思いますね。

―最後に、CMCはかなさんにとってどういう時間でしたか?
 そうだなあ。CMCは一言では捉えられないくらいの学びがあるので、一つの言葉で表すのはすごくもったいないと思います。一つ言えるのは、「CMCはまだまだ続いている」ということ。今でも、CMC期間に思っていたことが自分の中で捉え直しが起こって、学ぶことはよくあります。CMCで得たものは今でも生きているし、学びはまだ終わっていないなという気はすごくしていますね。
そうやって学び続けられるという意味では、いい意味で変なプログラムだなと思いますね。

―それだけ濃い時間だったからこそ、今でも学び続けられているのかもしれませんね。今日はありがとうございました!
 こちらこそありがとうございました!

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デンマークのフォルケホイスコーレと連携しながら、「生きること」や「自分」について学びを深めるプログラムを東北の田舎で行っています。noteでは田舎暮らしの様子や、フォルケホイスコーレのこと、田舎に住むユニークで温かい人を紹介します。