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【整備記録】 オハネフ25-2(北斗星Bコンパートメント / JR北海道)

北斗星1・2号に組成する、1号車「オハネフ25-2」と11号車「オハネフ25-8」を整備します。
こちらはTOMIXの「92806 北海道II」から捻出しています。

1号車と11号車はB寝台ですが、全個室化改造後はBコンパートメントと言われる扉付きのB寝台車になりました。このBコンパートメント化の改造がされたのはJR北海道所属の車両のみで、全部で4両が改造を受けています。
大きな違いとしては、個室化するために各寝台の入り口に引き戸がついたという点になります。

内装的には、モケットのカラーがBコンパートメントはラベンダー色、開放B寝台は明るい茶色というかオレンジみたいな色という違いがあります。
4人で使う分には個室として使えますが、そうでない場合は扉は開けて普通の開放B寝台として利用していたようです。


施工前

最新の仕様では梯子がつくようになりましたが、このころの仕様ではまだ省略されていました。
あと、B寝台のモケットに合わせてランナー?みたいなのが出てしまっていますが、外から見る分にはわからないようになっています。ここは床の色と同じ感じになるように、アイボリーで塗ってごまかしています。
寝台は上段の表現もありますが、室内灯の明かりが下段に届くように穴が開いています。
乗務員室も仕切りは表現されていますが、床の高さはヘッドマークやテールランプのために高くなっています。

コンパートメント仕様の内装。扉はないがモケット色は紫で再現されている

内装再現

寝台はしご、カーテン

B寝台は、寝台部分以外に、カーテンの開閉と床色、ブラインドの表現を再現しています。
梯子は銀河モデルのもので過去に入手していたものを使いました。梯子を追加するだけでだいぶ実感的になったと思います。内装がきつすぎて1か所梯子が曲がってしまいましたが、満足感はかなり高いです。

寝台のカーテンと寝台はしごの再現。後にカーテンボックスも追加。

コンパートメント扉

Bコンパートメントの扉の表現は、印刷した扉の枠や寝台枠を切り出した透明プラバンに貼り付けようかと思ったのですが、茶色の窓の部分が濃い目で意外と奥も見えにくい感じだったので、いっそのこと窓の透過は気にしないで紙だけで表現することにしました。上のレールというか枠の部分は室内灯が通る関係もあって省略しました。これが出来上がってみると、思いのほか結構それっぽく見えるんじゃないかなと思います。

コンパートメントの扉は透明プラ板を使わず紙だけで再現。透過しないものの大満足。

車掌室、デッキ

車掌室については、車掌室内だけでなく、通路側についても再現しました。
そのほか、配電盤とその周辺も再現したり、B寝台通路への扉も再現しています(ボディを被せると見えませんが…)

デッキ側の車掌室ドアや、B寝台へのドアも再現

室内灯

色調補正、加工

オハネフは幅狭タイプが対応しています。
室内灯のプリズムについては元々ついていたものをそのまま使って、蛍光灯色になるように色調調整だけマステでやっています。
純正よりも先の方まで伸ばせるため、車掌室あたりもそれなりに光って見えるようにできました。
通路はスハネ25-503でやったときと同じく、プラ棒を這わせる形で擬似プリズムを廊下側に延長するようにしています。
車両端までみっちりと室内灯が入っているせいか、ボディの付け外しが結構大変です。ミチミチです。

オハネフ25-2の点灯状態

全景

寝台のカーテン開閉を再現したことで、製品状態では廊下側と寝台側でわかりにくいものが、より寝台っぽく、より廊下っぽく分けて認識できるようになったと思います。
オハネフは梯子なしの旧製品だと、廊下から見ても寝台側から見ても、正直違いがよくわからかったんですよね。。。
Bコンパートメントの表現も、廊下側から見ると思いの外実感的になりました。実写と比べても見え方が結構似てるんじゃないかなと思います。
寝台カーテンとブラインドは開き気味にしてます。

オハネフ25-2の全景

あと、1号車については編成端になるので、最新のジャンパ線付きTNカプラーJC6387を使ってリアルな感じに仕上げています。おかげで貫通扉の幌が貧弱ではあるものの、すごくいい感じに仕上がりました!

旧製品でもJC6387で精悍な顔つきに

中間封じ込めとなる11号車については、JC6387にする前に車両端用にこしらえたJC6377(キハ183用のTNカプラー)とジャンパ線を使いました。
JC6377は元からナックルが短いため、連結間隔を含めてリアルな感じに仕上がりました。

JC6377改のおかげで、折妻の0番代でも連結間隔がかなりリアルに

あと余談ですが、昔の車両セットや単品オハネフには中間車の幌がなかったんですね…仕方がないのでオプションパーツのPH-400を調達しましたが、どこにも在庫がなくて探すのに難儀しました。
PH-400は幌が6個入っているのですが、最近付属するようになった車端部用の幌ではなくて、客車に元から装着されているあの幌になります。
今回は車両端に付けるうえで後ろの引っ掛ける爪は邪魔なので、カットして木工用ボンドでくっつけています。
ないのとあるのでは見た目が断然違いますので、古いセットの場合にはつけられると良いかもしれません。

旧製品は中間封じ込めようオハネフの幌が付属しないので別途調達する必要がある

所有している寝台列車で幌がないのは、92806 / 92786 北斗星北海道II、92459 / 92460 / 92461 トワイライトエクスプレス、92856 / 92857 急行はまなすなので、5個は使っちゃいますね。。足りるので良いといえば良いのですが、心もとないですね。

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車両紹介

オハネフ25-0を組み込んだ編成の紹介

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