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アバター制作部

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アバター制作に関するnoteをまとめます
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#VRM

cluster向け4足歩行アバターの備忘録(今から俺はUnityを捨てるッ)

必要なもの ソフト関連 ・Blender最新or最新に近いバージョン(2.9付近) ・VRM Add-on for Blender (vrm-addon-for-blender.info) オブジェクト関連 ・命名規則に従ったボーン ・4足歩行にしたいメッシュ(キャラのFBX) 導入 実践 メッシュに上記どちらかの骨(形状が近い方)を編集モードで骨と合わせる メッシュの形状が遠ければ骨からも合わせる ポーズで前足をそれぞれ90度近く曲げる 割り当てる(名前が命名

アバターをVRM形式にしてClusterにアップロードするための手順書 for VRChatユーザー

アバターをVRChatナイズされた状態からClusterにアップロードできる状態に持っていくための分かりやすい手順書が無かったので綴っておきます。 0.使用したもの ・Unity 2019.4.31f1 ・UniVRM v0.99.0 ・Mtoon shader(UniVRMに同梱) 1.アバターをPrefab化してUnitypackageにする アバターをhierarchyからassetにドラッグしてPrefab化します。 Unitypackageとしてエクスポー

【VRM】動くオブジェクトの仕組み

本記事では自分がアバターで使用している 動くオブジェクトの仕組みについて解説していきます。 解説対象今回は、アバターマーケットで販売予定の PartyOKAMEを元に解説していきます。 UVスクロールについて先にネタバラシをすると、動くオブジェクトは VRMのシェーダーであるMToonのUVスクロール という機能を使っています。 UVスクロールとは、名前の通りUVをスクロールする機能で、 MToonのマテリアルのAutoAnimationの項目に スクロール速度の設定が

【cluster】VRMアバターの大きさを変更する方法(巨大化・縮小化)

こんにちは、Linxです。今回は、主にcluster向けにVRMアバターの大きさを変更する方法を紹介します。 なぜ巨大化したアバターを用意しようと思ったのか? 以前から、clusterで普段使っているアバターを4倍に拡大したものを使っていたのですが、フルトラ(6点トラッキング)ではキャリブレーションがうまくいかず腰が曲がったような状態になってしまうため、巨大アバターの使用はデスクトップの時に留めていました。 ところがいつの間にかキャリブレーションの仕様が変わっていたようで

clusterでVRoidアバターを使う際の画質を向上させる方法

【2022年2月21日追記】現在clusterでの画質制限は大幅に緩和されたため、本記事で紹介する方法は意味がなくなりました。何かしら別の理由があって手動でマテリアル分割を行いたいときの参考程度にご利用ください。 こんにちは、Linxです。今回は「clusterでVRoidアバターを使う際の画質を向上させる方法」について解説したいと思います。 なぜ必要なのか?VRoidから出力したVRMをclusterにアップロードすると、著しく服の画質が悪い場合があります。なぜ画質が悪

cluster用のVRM調整ツールを作ったついでにVRoidFFのランウェイに出てみた話

VRoidFF、参加してませんでした当店、一応は衣装屋なんですよね。 プログラマー?ちがいますよ?「ドリルの穴が欲しい」と思ったらいつの間にかドリルを作ってただけですよ? ただ、衣装制作とか手が追いつかないくらいに自分の時間がプログラムの開発と保守に追われていたというのは事実です。ソフトウェアのメンテとかもやりたかったのもあるし、年末年始は色々イベントが重なっていることもあって、VRoidFFは最初は気にも止めていませんでした。基本マイペースです。 clusterでテク

VRMでUnity/Blenderを使わないノーマル(法線)マッピング

古くから3D CG界隈では面の凸凹や材質を定義するのにバンプマッピングと言う手法が用いられてきましたが、VRoidの出力データを見るとおへその陥没とかもよくみるとこれが使われています。Unity/Blender使ってあれこれやるのは大掛かりなので、そこまでやらなくてもできるバンプマッピングの方法について紹介します。 cluster用と謳いつつも多用途に使えるテクスチャ差し替え・リサイズ用ツールclusterはテクスチャのサイズ制限が特に厳しくて、細かい模様が破綻しがちなので

Unityだけで面白アバター改変 for cluster

clusterユーザーと加速する非公式 Advent Calendar 2020の13日目の記事になります。 Unityだけで簡単にVRMアバターを改変する方法について解説します。clusterアバター向けの記事になります。 今回はこのアバターを使って改変していきます。 使用するUniVRMバージョンUniVRM v0.61.1を推奨します。v0.62.0ではエクスポート時にTポーズが強制されるので今回使用しません。 大きさを変えるarmature(ルートボーン)のS

アバターVRM作成と軽量化

この記事は クラスター Advent Calendar 2020 の7日目の記事です。 昨日はわらび餅さんの「webエンジニアだった私が新規プロジェクトでAndroid開発メンバーになった話」でした。 (いつまでもチャレンジ精神を持ち続けたいと思いました。いい話!) クラスターで3DモデラーをしているShimasayです。 アバターや会場制作のお仕事をしています。 実は社内向けのVRM作成~軽量化記事を書こうとしていたのですが、公開しても問題無さそうなのでアドカレにしてし

マルチプラットフォームに対応できるVRMの仕様をまとめてみた

VR系noteの初回となる前回は、「VRといえば!」なVRChatを始める方法を完結にまとめました。アンドエンジニアに私が書いた記事のスピンオフ記事として公開した記憶が微かにあります。 今回は、「VRプラットホームでオリジナルアバター使ってあんなことやこんなことをしたいけど、プラットフォームごとにアバター作り直すの面倒臭すぎるから、どの環境でも使いまわせそうなアバターを作りたい!」という欲張りさんに向けた記事です。私もVR始めたばっかな初心者であり、そんな欲張りさんのひとり

VCleaner使い方

はじめにVCleanerの使い方の解説記事です。 VCleanerとはVRM出力時に不要な画像ファイルが含まれることがあるので、それを削除するスクリプトです。 PythonのインストールVCleanerを実行するにはPythonのインストールが必要です。ここではWindows環境でPython3をインストールする方法を解説します。 Pythonの公式ダウンロードサイトを開いてインストーラをダウンロードしましょう。 Download Python 3.8.3をクリックし

画像2枚でできるVRMアバター:Panelman 片手活用

日々VRoidでアバターを作成しているREIRO:MCno151です。 3dとか初心者も初心者だけど自分のアバターを持ってみたいな、という方に向けて書いています。 Panelmanって何さ!と思いでしょう。PanelmanはSwanmanという方が公開されている、画像2枚だけでVRMアバターを作成できるソフトです。 Swanmanという方はcluster好きが高じて社員にまでなられた方で、見た目のインパクトも技術的にも凄い人であります。 Panelmanについてはこち

('20/11更新)【初心者向け解説】VRoid アバター(+汎用モデル)をclusterで使えるようにする方法

*2020/11にVRoid Studioでの軽量化方法について大幅に加筆し、最新情報にアップデートしました* 3Dアバターの使い道の一つがVR-SNSです。 その代表ともいえるVRChatの他、配信向け機能に優れたVirtualCast、そしてなんとスマホへの対応をした、現在一番間口が広いと思われるclusterがあります。 clusterではVRライブやVtuberとの交流イベントも開かれており、最近ではVR-SNS的な性格も強まっています。そうなると、やはり「私はこ

VRMアバターを身に着けてclusterに参加しよう【cluster初心者入門】

みなさん初めまして。cluster非公式案内人のミッコちゃんです。 今回は「オリジナルアバターでclusterに入りたい!」という方への記事です。 基本的な流れは「①VRMファイルを用意する」→「②WEBからアップロードする」の2STEPだけです。初心者向けに1個ずつ丁寧に解説していきたいと思います。 もし不明点があれば公式ヘルプを参照してください https://clusterhelp.zendesk.com/hc/ja/sections/360000854552 前提