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zemi新聞【vol.35】

速読に大事なこと

この時期になると「長文が時間内に解けない」とうなだれる生徒は多いもの。特に共通テストにおいては膨大な量の英文を処理せねばならず、普通に読んでいると全く時間が足りません。そこで「速読」です。

速読においてまず大事なのは、一文の構造を把握するスピードと正確性。一文をしっかり把握することを「精読」といいます。よく速読の対局に精読があり、「精読してたんじゃ時間が足りねぇ!速読でざっくり把握だ!」と考えている人がいますが、それは間違い。速読とは精読を超高速で行うことだと私は考えています。そのためにはまず精読を極めるしかありません。

次に文・パラグラフ間の関係性を見出すこと。これは現代文の解き方と全く同じです。接続語などに注意することで強弱をつけながら文章を読むことができます。「文章の要所を把握できていますか?」ということを確認するために問題は設定されているので、強く読むところを判断できれば正答に近づきますし、弱く読むことで時間をカットできます。

そして最後に。とにかく知見を広げましょう。教科書に載ってないことも、受験に関係なさそうなことも、とにかくたくさんです。何をやれば「正解」とは言えないのが心苦しいのですが…。例えば問題のテーマがバスケだった場合。そのルールと背景などを知っていれば、文章を読むスピードは早くなりますし、不明な単語も推測できます。これは何もバスケ部じゃなくたって、オリンピックをみたり、スラムダンクなんかを読んでいればある程度できることです。マンガも映画も間接的に受験に役立ちます。毎日いろんなことに興味を持って生活してください。

clue zemi 講師から


受験も近くなり、生徒さんがメキメキ実力を伸ばしているのを強く感じます。特に生徒さんが「伸びたな!」と思う瞬間は、分からない問題や不得意科目にキチンと向き合うようになった時です。 
今までは得意な科目だけ頑張ってた子が、分からない問題や不得意科目にも挑戦している。そう言った生徒さんが数多くいます。
 自分の不得意に向き合うことは成績以上に大事なことで、将来どんな道に進んでも役に立つスキルだと個人的に思います。
 生徒さんがより挑戦的になれるように、環境づくりをこれからも頑張りたい所存です。
(佐藤)



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