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昇段審査の都市伝説

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「初太刀を外したら不合格」「色胴はNG」「相手に打たれたら不合格」「手拭いは白」などなど、色々な情報に振り回されていませんか? 昇段審査で不合格のトンネルに入ってしまった方におす…
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#生涯スポーツ

#61 使用上の注意? ~昇段審査の都市伝説

#61 使用上の注意? ~昇段審査の都市伝説

■反響

連載「昇段審査の都市伝説」のマガジンフォロワーさんが増えてきました。
X(ツイッター)は告知にのみ使っていますが、そちらでも反響をいただいています。
どうもありがとうございます。剣道修錬において、なにかしらのお役に立てれば嬉しく思います。

この連載は、私がアマチュアの世界によくいるごくごく普通の剣道愛好家として、初段から七段までに合計22回の受審の過程において考えたこと、気づいたことを

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#49 剣道における「スピード感」~昇段審査の都市伝説

#49 剣道における「スピード感」~昇段審査の都市伝説

■剣道における強さを身に着けるために

剣道における「強さ」とは何を指すのでしょうか。
試合で勝てることなのか、はたまた真っすぐに正しい剣道をするのか。
いや、そんな線引きは存在しない、ということもあるでしょう。
私は、剣道における強さとは、その人の「総合力」の高さであり、地力の高さだと思っています。
このことに関して、いろいろ考えるところがありますが、地力の高い人の剣道を見て、自らのそれを強くす

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#51 受動から能動へ〜私の四段審査

#51 受動から能動へ〜私の四段審査

初段から七段までに計22回受審した昇段審査において、特に大きな印象を残しているのが、4回受審した四段審査と11回挑戦した六段審査です。
中級として都道府県で開催される四段、上級として全国審査となる六段。どちらも私にとっては次の段階への入口となる審査でした。

■能動的な剣道へ

高校3年間での剣道は、とても有意義なものでしたが、部活動という学校生活の一部である以上、いつも自分の意志で剣道をしている

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#52私の四段審査 ~合格した日、受動から能動へ

#52私の四段審査 ~合格した日、受動から能動へ

前回「四段審査は受動なら能動への進化の第一歩だと思う」という記事を書きました。
三段までは、基本をしっかりとならうことで合格できますが、四段には「攻め」「崩す」そして打つという理合いが問われます。
問われる部分ももちろん先人にならうことにはなりますが、その先は自分で考え、体現する必要があります。そこを理解しないと、次のステップには進めません。
これは、さらに突き詰めたものが六段審査のときにまた出て

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