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ヴァージニア・ウルフ「オーランドー」


 今年読んだ海外小説でイチオシの物語です。男女の両性具有を備えた英国貴族オーランドーが、5世紀をまたぐ恋と冒険の物語。映画も見応えがありました。
 2019年、オーストリアの現代作曲家オルガ・ノイヴィルトによる「オーランドー」がウィーン国立歌劇場で世界初演されましたので、そちらも注目しています(衣装はコム・デ・ギャルソン)。https://www.youtube.com/watch?v=ZXzS4MD2xfQ

 オーランドーとは何者? 36歳にして360歳の両性具有者、エリザベス1世お気に入りの美少年、やり手の大使、ロンドン社交界のレディ、文学賞を受賞した詩人、そしてつまりは・・
 性を超え時代を超え、恋愛遍歴を重ね、変化する時代精神を乗りこなしながら彼/彼女が守ってきたもの。奇想天外で笑いにみちた、再評価著しいウルフのメタ伝記

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